八代英輝弁護士 フジ騒動、港社長、大多氏の対応に「もみ消したとスポンサーから見られてもやむを得ない」

[ 2025年1月29日 14:44 ]

八代英輝氏
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 弁護士の八代英輝氏(60)が29日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。27日に開かれたフジテレビの記者会見後も同局のCMのキャンセルを公表する企業が相次いでいることについて言及した。

 元タレント中居正広氏の女性トラブルに社員が関与したと報じられている問題などについて、同局は2度目の会見を開催。10時間を超える長丁場の会見では、27日付で辞任した港浩一前社長らが出席し、経営陣の責任を認め謝罪した。また会見前には港氏のほか、嘉納修治氏が会長を辞任すると発表。清水賢治氏が28日付で新社長に就任する人事を発表した。

 会見から一夜明けた28日には、日本生命保険とキリンホールディングス、サントリーホールディングスが、同局と契約済みの2月分のCMをキャンセルしたと明らかにした。日本生命は「ガバナンス(企業統治)や人権侵害への懸念が十分に払拭できていないため」としている。3社とも1月分はACジャパンに差し替えている。

 キリンは、同局の問題に関し、調査結果の迅速な情報開示や、再発防止策の実施などを同日申し入れたことも発表した。同局の27日の記者会見で、人権侵害の疑義が解消されなかったとしている。キリンは適切な対応がなされるまで、同局への広告出稿を停止すると20日に公表している。

 八代氏は「(中居氏の女性トラブルは)重大な人権侵害行為が行われた可能性があると。怒りも感じたというのが、港さんと(カンテレ社長の)大多さんの認識ですよね。そうなると、ただのプライベートなものでの可能性ということでは済まされなかったのではないかなと」と指摘。

 そのうえで「女性のこと、あるいはプライバシーのことを最大限、心配しながら、できるだけ情報が広がらないようにしていた。で、一方で中居さんの起用を続け、特番でも起用を続けるというのは、傍(はた)から見ていると、港社長がご自身でこの事実を握りつぶしているのと変わらないわけですよね」と言い、「ですから経営者としてやるべきことは当然、コンプライアンス室と連携する。それから親会社に連絡する。それぞれ取締役であったり、役員であったり、職務上の忠実義務だったり守秘義務であったり、そういったものがありますから、そういうところから漏えいされる心配がないように配慮しながら連携すべきだった。それをしなかったというのは、傍から見ると、もみ消した、握りつぶしたというようにスポンサーから見られてもやむを得ないということになる」と自身の見解を述べた。

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