新日本プロレスとAEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で、AEWインターナショナル&NEVER無差別級王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=29、AEW&DDT)が、石井智宏(49)を下し王座防衛に成功した。
前日4日の東京ドーム大会で鷹木信悟との激闘を制し、2冠王となった竹下はこの日、満を持して石井と対戦。序盤からド迫力のタックル合戦を繰り広げて観客を大いに沸かせると、強烈なエルボーを叩き込んで石井にひざをつかせた。
その後も石井と肉弾戦を繰り広げた竹下は、投げっ放しジャーマンや雪崩式ファルコンアローを決めるなど攻め込む。さらに人でなしドライバーなど大技を決めたが、石井の驚異のタフネスを前に3カウントを奪えない。すると粘りを見せる石井と近距離でエルボーを打ち合いひざをつかされ、まさかの雪崩式フランケンシュタイナーで投げられるなど猛反撃を受けた。
だがブレーンバスターを狙われるや体を入れ替えて背後に着地してリバースフランケンシュタイナーで叩きつけてペースを取り戻すと、レイジングファイヤーでたたきつけることに成功。これで3カウントを奪い「石井智宏との戦いはきちいよ。きつい。でもよ、最後に立ってんのは俺だ」と勝ち誇る。さらに「日本のプロレスファンに朗報がある。俺は今、DDT、AEWの2団体に所属をしているが、これからはそれに新日本プロレスも加えて3団体所属になった」と発表した。
これをもって異例の3団体所属となった竹下は「ずっと言っていた通り、俺はプロレス界を統一する。世界統一するのは俺しかできないことだ!」と胸を張る。さらにNEVER王座の次の防衛戦として、KUSHIDAを11日(日本時間12日)カリフォルニア大会での相手に指名し「おめえも世界を知っているうちの一人なんだろ? おめえのプロレス、俺に教えてくれよ」と挑発。さらにそこにやってきたボルチン・オレッグから対戦を求められると受諾し、「またすぐ日本に帰ってきてやってやる」と不敵に話した。