新日本プロレスとAEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で、IWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太(31)がAEWのジャック・ペリー(27)を下し初防衛に成功した。
前日の東京ドーム大会でデビッド・フィンレーを破りベルト奪取に成功した辻は、一夜明けてペリーを迎えさっそく初防衛戦。序盤はラフも交えたペリーの攻撃を受ける辻が、反撃を狙う展開になった。独特のリズムを持つ相手をなかなか攻略できなかったが、中盤にコーナー最上段の攻防からスパニッシュフライで叩きつけるなどして徐々に流れを引きよせる。
それでも最後までペリーの緩急のきいた動きに翻ろうされたが、一瞬の隙を突き、カウンターのジーンブラスターで打ち抜いて、3カウントを奪った。獲得したばかりのベルトを守ると「おい、AEWよ。これがAEWの若手か? おい、オカダ・カズチカ。あいつを俺に送り込んできたのは理由はなんだ? 理由はどうあれ、最初の防衛戦は危なげなかっただろ」と静かに語る。そして「このベルトを使って、俺がやりたいことをやっていくつもりだ。現状でも戦いたいヤツが何人かいる。このベルトを使って何をしようかな…」と眼光を鋭くした。