強豪バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の日本代表DF伊藤洋輝(25)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出をかけたプレーオフ第1戦(12日=日本時間13日)敵地のセルティック(スコットランド)戦の遠征メンバーに入った。

 今季開幕を前にシュツットガルト(ドイツ)から移籍金3000万ユーロ(約47億7000万円)でBミュンヘンに加入するも、プレシーズン中だった7月の練習試合で右中足骨折で戦線離脱し、復帰間近とみられていた昨年11月に再手術を強いられた。しかし2月に入ってチーム練習にも合流し、いよいよ復活のときが迫っていた。

 クラブ公式サイトで伊藤が遠征メンバー入りしたことを発表。同サイトによると、バンサン・コンパニ監督は「ヒロキはプレシーズンで本当に良かった。ヨシップ・スタニッチのように彼が長い間欠場していたのは本当に残念だった。今、彼は戻ってきてようやく余裕ができたと感じている」と語ったという。

 またドイツ代表GKマヌエル・ノイアーは「まだバイエルンで試合に出ていない。私たちは別のセンターバック、異なるポジションでプレーできる左利きの選手が獲得できてうれしい。全員が彼が戻ってきたことを喜んでいる」とコメント。FW前田大然とMF旗手怜央のセルティック戦でデビューすることもあるだろうか。