アウトサイダーブルーイングは、オーストラリア人のオーナーが経営している甲府の中心街のど真ん中にある地ビールの工場で、数多くの賞を受賞しているブルワー(ビール職人)がブルーマスター(工場長)を務めています。工場と言っても大手ビール工場みたいに巨大なところではなく、町工場みたいな所です。この工場が出来る前は甲府に地ビールというものがなかったので、ここが甲府地ビール発祥の地という訳です。
その工場で作ったビールを、2階にあるビアパブ「Hops And Herbs(ホップスアンドハーブズ)」で提供しています。店内は落ち着いた空間になっていて、ビアガーデンのように盛り上がって飲むというよりゆっくりビールを嗜むといった雰囲気になっています。
そもそも地ビールって何だかよく分からない方もいらっしゃると思うので簡単に説明します。
地ビールとは、地域に密着した小規模醸造のビール会社が作るブランドビールの事で、クラフトビールとも言われます。大手のビール会社が苦味とキレが主体の「ラガー」ビール一辺倒に対し、地ビールはラガーだけでなく、香りやフルーティーな味のある「エール」ビールも醸造している所が多いです。
もちろんこちらのお店でも「ラガー」「エール」どちらも取り揃えています。
市販されている大手のビールしか飲んだことない方にとっては衝撃的な味のビールを楽しむことが出来ます。オレンジなどの柑橘系の香りのするビール、マンゴーの香りがするビール、カカオの香りがするビール、それでいてほろ苦い味わいが楽しめます。写真はカカオ風味の「ザ・ダーク・サイド・インペリアル・スタウト」と言うビールです。
もちろん単純に香料を混ぜているわけでなく、材料や発酵のさせ方などの違いでフルーティな風味を出す、高い技術のいるビールです。
こちらのお店に来るならもちろんビールがオススメですが、他にも山梨県産のワインや梅酒、焼酎・ウイスキーなどがあるので、ビールを飲めない連れがいても大丈夫です。
グルメの方も、唐揚げやチーズの盛り合わせ、ビザといったビールに合いそうなものが各種取り揃っています。どれも出来合いの物ではなくしっかり作ってあっておいしいです。特に激辛のHELLチキンは、ビールにもよく合い、辛いもの好きにはオススメです。
グルメの中でも山梨ならではだなと思うものがあります。それが「ほうとうパスタ」です。山梨の郷土料理「ほうとう」の麺をスパゲティの麺に見立てた一風変わった料理です。味噌クリームほうとうパスタとスパイシートマトほうとうパスタの2種類あります。ビールと合わせてコチラもどうぞ!
最後はワタクシ、ウェブ山梨案内人としてこのスポットの山梨の中での総合評価をお伝えします。
夜がメインで営業しているお店なので、昼間は別の場所で山梨のワインや観光を楽しみ、夜はこちらで地ビールを堪能するという楽しみ方もありです。
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(2025/1/29更新)
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