R言語で、文字列のエンコードを指定する方法について解説します。文字列の操作には、tidyverseパッケージに含まれているstringrパッケージを使用するのが便利です。ここでは、stringrパッケージのstr_conv()を使用した方法についてお伝えします。

str_conv()の概要

str_conv()は、文字列のエンコードを指定するための関数です。str_conv()は、文字列の現在のエンコードをオーバーライドする便利な方法です。

str_conv()の使い方

stringr::str_conv()の使い方は次になります。


str_conv(string, encoding)

str_conv()の引数の意味

string

文字ベクトルまたは文字ベクトルに変換可能なものを指定します。

encoding

エンコーディングの名前を指定します。
完全なリストについては、stringi::stri_enc_list()を参照してください。

準備

あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。


library(tidyverse)

str_conv()の使用例


s <- rawToChar(as.raw(177))
s

[1] "\xb1"

str_conv(x, "SHIFT_JIS")

[1] "キ"

str_conv(x, "ISO-8859-1")

[1] "·"
R×stringr::str_conv 文字列のエンコードを指定する