祖母は認知症で私以外の孫のことやご飯を食べたかどうかも忘れてしまうけど、お手洗いに付き添ったとき「自分が汚したわけじゃなくてもね、さっと掃除したら次の人が使いやすくなるのよ」と濡れている手洗い場を拭きながら教えてくれて、いろんなことを忘れてしまっても祖母は祖母なんだと思った。
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職人が手ずから仕込んだ豆腐の濃厚な味わいを知っているからといって 帰路にあるスーパーを素通りし3駅離れた豆腐屋へ寄り道する金と時間のある者がいまの我々のうちにどれだけあるだろう。 工場で作られた豆腐もまたそれなりに食べられることを知ってしまっているのに。 工場で作られた豆腐しか知らない人間が遠からず「それ」をこそ「豆腐」と呼び表すようになってゆくことまでも予感しているのに。
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私は、すくなくとも通訳翻訳という分野においては「人間の人間による人間のための仕事のかけがえのなさ」を信じておりません。 大方の人間はコスト削減に魂を売り渡す。 それが、私たちの選んでしまったグローバル資本主義であり市場原理主義のもたらす結末だと考えています。 私はたまたま舞台芸術という機械化の波が及ぶのがいちばん遅いであろう分野を専門にしているので、 いくらかの猶予をもって業界の滅亡を待っているに過ぎません。 もちろん未来のことは人間には知りようがありません。 どのような揺り戻しが訪れるかもわかりません。 しかしながら、そのような、後ろ向きな気持ちを包み隠さず綴るようなもの、すなわち 「この時代に通訳を目指すことに意味があるのか」 「翻訳という仕事につきまとう虚しさ」 といったテーマでなければ、今の私には書けそうにありません。 ある編集者へ宛てた、ある日のメールより
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本を読んでいて書き手とか登場人物とか物語自体に「いけ好かない」と思うことが増えた。なんでこんなに気に入らないことが増えてしまったんだろうか。それとは逆に人間と直接話すことへのストレスは軽減されている気がする。職場での業務連絡やほぼ内容がない会話とかはそこそこ楽しい。

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年とともに動作のスピードが遅くなるとか、記憶力が低下するなどの衰えは感じる。でも、思慮が足りなかったり、間違ったことを言ったりしたりしたときの言い訳に年齢を持ち出すのは嫌なんだよなー。何歳になっても自分の非を認めて謝れる人でいたいし、スピード勝負をせずじっくり考えてものを言う(または言わない判断をする)とか、大切なことは書き留めておくとかしてバランスをとりたい。それができるうちは、小さな努力をし続けたいなーと思う。

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