なごり雪由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 坂田晃一 | 汽車を待つ君の横で 僕は時計を気にしてる 季節はずれの 雪が降ってる 東京で見る雪は これが最後ねと さみしそうに 君がつぶやく なごり雪も 降るときを知り ふざけすぎた 季節のあとで 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 動き始めた汽車の窓に 顔をつけて 君は何か 言おうとしている 君のくちびるが さようならと動くことが こわくて 下をむいてた 時がゆけば 幼い君も 大人になると 気づかないまま 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 君が去った ホームにのこり 落ちてはとける 雪をみていた 今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった 去年よりずっと きれいになった |
少年時代由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 井上陽水 | 井上陽水・平井夏美 | 坂田晃一 | 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう 青空に残された 私の心は夏模様 夢が覚め 夜の中 永(なが)い冬が窓を閉じて 呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき 夏まつり 宵(よい)かがり 胸のたかなりに あわせて 八月は夢花火 私の心は夏模様 目が覚めて 夢のあと 長い影が 夜にのびて 星屑の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき 夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう 八月は夢花火 私の心は夏模様 |
花~すべての人の心に花を~由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 喜納昌吉 | 喜納昌吉 | 坂田晃一 | 川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 涙ながれて どこどこ行くの 愛もながれて どこどこ行くの そんな流れを このうちに 花として 花として むかえてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 花は花として 笑いもできる 人は人として 涙も流す それが自然の歌なのさ こころのなかに こころのなかに 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ |
君をのせて由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 宮崎駿 | 久石譲 | 坂田晃一 | あの地平線 輝くのは どこかに君をかくしているから たくさんの灯がなつかしいのは あのどれかひとつに 君がいるから さあ でかけよう ひときれのパン ナイフ ランプ かばんにつめこんで 父さんが残した 熱い想い 母さんがくれた あのまなざし 地球はまわる 君をかくして 輝く瞳 きらめく灯 地球はまわる 君をのせて いつかきっと出会う ぼくらをのせて 父さんが残した 熱い想い 母さんがくれた あのまなざし 地球はまわる 君をかくして 輝く瞳 きらめく灯 地球はまわる 君をのせて いつかきっと出会う ぼくらをのせて |
ハナミズキ由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 一青窈 | マシコタツロウ | 坂田晃一 | 空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと どうか来てほしい 水際まで来てほしい つぼみをあげよう 庭のハナミズキ 薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年続きますように 夏は暑過ぎて 僕から気持ちは重すぎて 一緒にわたるには きっと船が沈んじゃう どうぞゆきなさい お先にゆきなさい 僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように 君と好きな人が百年続きますように ひらり蝶々を 追いかけて白い帆を揚げて 母の日になれば ミズキの葉、贈って下さい 待たなくてもいいよ 知らなくてもいいよ 薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終わりますように 君と好きな人が百年続きますように 僕の我慢がいつか実を結び 果てない波がちゃんと止まりますように 君と好きな人が百年続きますように 君と好きな人が百年続きますように。 |
糸由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 中島みゆき | 中島みゆき | 坂田晃一 | なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ 夢追いかけ走って ころんだ日の跡の ささくれ こんな糸が なんになるの 心許なくて ふるえてた風の中 縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます |
螢の光由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 不明 | スコットラントド民謡 | 坂田晃一 | 螢の光 窓の雪 書(ふみ)よむ月日 重ねつつ いつしか年も すぎの戸を あけてぞ今朝は 別れゆく とまるも行くも 限りとて かたみに思う 千(ち)よろずの 心のはしを ひとことに さきくとばかり 歌(うと)うなり |
春の歌由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 野口雨情 | 草川信 | 坂田晃一 | さくらの花の咲く頃は うらら うららと 日はうらら ガラスの窓さへ みなうらら 学校の庭さへ みなうらら 河原でひばりの啼(な)く頃は うらら うららと 日はうらら ちちやの牛さへ みなうらら とりやのとりさへ みなうらら 畑に菜種の咲く頃は うらら うららと 日はうらら なぎさの砂さへ みなうらら どなたの顔さへ みなうらら |
春の唄由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 喜志邦三 | 内田元 | 坂田晃一 | ラララ あかい花束 車につんで 春が来たきた 丘から町へ すみれ買いましょ あの花売りの かわいひとみに 春の夢 ラララ 青い野菜も 市場について 春が来たきた 村から町へ 朝の買物 あの新妻(にいづま)の かごにあふれた 春の色 ラララ 鳴けよチロチロ 巣立ちの鳥よ 春が来たきた 森から町へ 姉と妹の あの小鳥屋の 店の先にも 春の唄 ラララ 空はうららか そよそよ風に 春が来たきた 町から町へ ビルの窓まど みな開かれて わかいこころに 春が来た |
霞か雲か由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | ドイツ民謡・訳詞:勝承夫 | ドイツ民謡 | 坂田晃一 | かすみか雲か ほのぼのと 野山をそめる その花ざかり さくらよさくら 春の花 のどかな風に さそわれて 小鳥もうとう その花かげに いこえばうれし わか草っも したしい友と きてみれば ひときわたのし その花ざかり さくらよさくら 春の花 |
花かげ由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 大村主計 | 豊田義一 | 坂田晃一 | 十五夜お月さま ひとりぼち 桜吹雪の 花かげに 花嫁すがたの おねえさま くるまにゆられて ゆきました 十五夜お月さま 見てたでしょう 桜吹雪の 花かげに 花嫁すがたの ねえさまと お別れおしんで 泣きました 十五夜お月さま ひとりぼち 桜吹雪の 花かげに 遠いお里の おねえさま わたしは ひとりに なりました |
みかんの花咲く丘由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 加藤省吾 | 海沼実 | 坂田晃一 | みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道 はるかに見える 青い海 お船がとおく 霞んでる 黒い煙を はきながら お船はどこへ 行くのでしょう 波に揺られて 島のかげ 汽笛がぼうと 鳴りました 何時(いつ)か来た丘 母さんと 一緒に眺めた あの島よ 今日もひとりで 見ていると やさしい母さん 思われる |
ペチカ由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 北原白秋 | 山田耕筰 | 坂田晃一 | 雪のふる夜(よ)はたのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ むかしむかしよ 燃えろよ ペチカ 雪のふる夜はたのしいペチカ ペチカ燃えろよ おもては寒い 栗や栗やと 呼びます ペチカ 雪のふる夜はたのしいペチカ ペチカ燃えろよ じき春来ます いまに楊(やなぎ)も 萌(も)えましょ ペチカ 雪のふる夜はたのしいペチカ ペチカ燃えろよ 誰だか来ます お客さまでしょ うれしい ペチカ 雪のふる夜はたのしいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 火の粉(こ)ぱちぱち はねろよ ペチカ |
浜千鳥由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 鹿島鳴秋 | 弘田龍太郎 | 坂田晃一 | 青い月夜の 浜辺には 親をさがして 鳴く鳥が 波の国から 生れ出る ぬれた翼の 銀のいろ 夜鳴く鳥の かなしさは 親をたずねて 海こえて 月夜の国へ 消えてゆく 銀の翼の 浜千鳥 |
可愛い花由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | F.Bonifay・訳詞:音羽たかし | S.Bechet | 坂田晃一 | プティット・フルール 可愛い花 その花のように いつも愛らしい プティット・フルール お前のその 花びらのような 紅い唇 黒いひとみが 男心をなぜか迷わせる プティット・フルール 天使のように 可愛い この世の花よ 小鳩のような その胸に いつか恋も芽ばえて プティット・フルール その名のように 可愛い この世の花よ 小鳩のような その胸に いつか恋も芽ばえて プティット・フルール その名のように 可愛い この世の花よ プティット・フルール… |
お花のホテル由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 加藤省吾 | 海沼実 | 坂田晃一 | 青いお風に ゆれている お花のホテルは よいホテル かわいいちょうちょの お客様 そよそよお風の 吹くたびに ゆれて楽しい 夢見てる 甘いお乳の かおりする お花のホテルは よいホテル 赤いお窓の カーテンが そよそよお風に ゆれている ゆらりゆらりと ゆれている はちの子どもも 来てとまる お花のホテルは よいホテル かわいいかわいい お客様 そよそよお風の 吹くたびに お夢も楽しく ゆれるでしょう |
花の街由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 江間章子 | 團伊玖磨 | 坂田晃一 | 七色の谷を越えて 流れて行く 風のリボン 輪になって 輪になって かけて行ったよ 春よ春よと かけて行ったよ 美しい海を見たよ あふれていた 花の街よ 輪になって 輪になって 踊っていたよ 春よ春よと 踊っていたよ スミレ色してた窓で 泣いていたよ 街の窓で 輪になって 輪になって 春の夕暮れ ひとり淋しく 泣いていたよ |
花と小父さん由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 坂田晃一 | ちいさい花に くちづけをしたら ちいさな声で 僕に言ったよ 小父(おじ)さんあなたは やさしい人ね 私を摘んで おうちにつれてって 私はあなたの おへやのなかで いっしょうけんめいさいて なぐさめてあげるわ どうせ短い 私の命 小父さんみてて おわるまで かわいい花を 僕はつんで へやの机に かざっておいた 毎日僕は いそいでうちに かえって花と お話をした 小さいままで かわいいままで ある朝花は 散っていったよ 約束どおり 僕はみていた 花の命の おわるまで 約束どおり 僕はみていた 花の命の おわるまで |
エーデルワイス由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | Oscar HammersteinII・訳詞:山川啓介 | Richard Rodgers | 坂田晃一 | エーデルワイス エーデルワイス 小さなほほえみ そっと白く きらめく花よ 永遠(とわ)に アルプスの雪 消えないように エーデルワイス エーデルワイス ふるさとに咲いて エーデルワイス エーデルワイス 小さなほほえみ そっと白く きらめく花よ 永遠(とわ)に アルプスの雪 消えないように エーデルワイス エーデルワイス ふるさとに咲いて |
白い色は恋人の色由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 北山修 | 加藤和彦 | 坂田晃一 | 花びらの白い色は 恋人の色 懐かしい白百合は 恋人の色 ふるさとのあの人の あの人の あしもとに 咲く白百合の 花びらの白い色は 恋人の色 青空の澄んだ色は 初恋の色 どこまでも美しい 初恋の色 ふるさとのあの人と あの人と 肩並べ みたあの時の 青空の澄んだ色は 初恋の色 夕焼けの赤い色は 想い出の色 涙で揺れていた 想い出の色 ふるさとのあの人の あの人の うるんでいた 瞳に映る 夕焼けの赤い色は 想い出の色 想い出の色 想い出の色 |
百万本のバラ由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | V.Andrei・訳詞:山川啓介 | P.Raimonds | 坂田晃一 | 遠い昔のこと 名もない絵描きが 旅の女優に 一目で恋をした 悲しい片想い 彼に出来るのは 小さな家を売り 花を買うことだけ 真っ赤な真っ赤なバラの花で 町じゅう探したバラの花で あなたの窓の下に描こう 百万本のバラの海 真っ赤な真っ赤なバラの花は 誰も知らない 僕の心 あなたをそっと 見上げている おろかで熱い 僕の涙 ある朝 窓を開け 女優は見つけた 広場をうずめる 絵描きのプレゼントを 暇なお金持ちの 悪いいたずらだわ 彼女は笑って また窓を閉めた 真っ赤な真っ赤なバラの花で 町じゅう探したバラの花で あなたのために 描いたのです 百万本のバラの海 真っ赤な真っ赤なバラの花は 誰も知らない 僕の心 あなたをそっと 見上げている おろかで熱い 僕の涙 女優は旅立ち 実らない恋も バラもかれ やがて 絵描きは世を去った けれども孤独な 人生のキャンバス 一面のバラは 死ぬまで鮮やか 真っ赤な真っ赤なバラの花で 町じゅう探したバラの花で あなたのために 描いたのです 百万本のバラの海 真っ赤な真っ赤なバラの花は 誰も知らない 僕の心 あなたをそっと 見上げている おろかで熱い 僕の涙 あなたのために 描いたのです 百万本のバラの海 生命(いのち)をこめて 描いたのです 百万本のバラの海 |
白い花の咲く頃由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 寺尾智沙 | 田村しげる | 坂田晃一 | 白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙って うつむいてたお下髪(さげがみ) 悲しかった あの時の あの 白い花だよ 白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまが さよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ 白い月が 泣いてた ふるさとの 丘の木立ちに さよならと 云ったら 涙の眸(ひとみ)で じっとみつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ |
秋桜由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | さだまさし | さだまさし | 坂田晃一 | 淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに揺れている 此頃 涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くりかえす 独言みたいに小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る 明日嫁ぐ私に苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと笑った あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと 今更乍ら我儘な私に 唇かんでいます 明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど 突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくりかえす母 ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの子供で いさせてください |
忘れな草をあなたに由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 木下龍太郎 | 江口浩司 | 坂田晃一 | 別れても 別れても 心の奥に いつまでも いつまでも 憶えておいて ほしいから 幸せ祈る 言葉にかえて 忘れな草を あなたに あなたに いつの世も いつの世も 別れる人と 会う人の 会う人の 運命(さだめ)は常に あるものを ただ泣きぬれて 浜辺につんだ 忘れな草を あなたに あなたに 喜びの 喜びの 涙にくれて 抱(いだ)き合う 抱き合う その日がいつか 来るように 二人の愛の 思い出そえて 忘れな草を あなたに あなたに あなたに あなたに |
白い旅浅丘ルリ子、真木悠子 | 浅丘ルリ子、真木悠子 | 青山透 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 海が見たい! 真っ白なコートを着て 真っ白な車に乗って 真っ白な雲を追って 私は旅に出る 近づけば急に 右左へ流れ去って行く風景 遠く細くなって行く 登り勾配の道 峠道を登りつめれば 明日という海が見える 過ぎ去った想い出の色は 灰色 今日という明日に向う色 純白 その白に包まれて 私は旅に出る 明日という色は あなたという色は それは 希望という色 明日はきっと何処かで あなたにめぐり逢える そのために 私は旅に出る 明日 あなたに出逢えるとき 私のすべては きっと光る海の色に染まるでしょう 海が見える! |
さよなら、今日は朝倉理恵 | 朝倉理恵 | 安井かずみ | 坂田晃一 | 坂田晃一 | どこから 来たとも 言わないで 風が 私の気持に からみついてくる 時に 生きてることから 逃げたくなるけど いつしか やさしい 明日に抱かれる どこから 来たとも 言わないで 風が 歌えば さよなら そして 今日は どこまで 行くとも 言わないで 風が 私の心に 別れのくちづけ 決して 愛の前から 逃げはしないけど なぜだか 淋しい 青い空までも どこまで 行くとも 言わないで 風が ささやく さよなら そして 今日は… |
誰のために愛するか朝倉理恵 | 朝倉理恵 | 山口洋子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 扉をたたくのは誰 どなたです? 小雨の降る日は 花を飾ったり カナリヤの水 とりかえてみたり 憂鬱(ブルー)に独り過すのよ それが愛なら しばらく待って 彼(あ)のひとのために 死ねるかどうか 決めるまで 扉をたたくのは誰 どなたです? 銀杏の葉っぱが 埋めつくす道で ふとすれ違った 彼の瞳(め)のいろが 気になったまま ねむれません それが愛なら 考えさせて 彼のひとのことを 許せるでしょうか 何もかも |
旅路風車 | 風車 | 杉山政美 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 風は季節の迷い子 いつか一人消えて行くさすらい人 虹は空の涙か 海を渡る鳥達の嘆きの唄か 人はいつでも愛を求めて 例え地の果てまでも 人は悲しい風に似ている 孤独な旅人に ひとときの幸福(しあわせ)それが 愛を喜びをつなぎ止めて 風は空を飛びかい いつか消えてしまうなら悲しすぎる 虹は空のうつろか 海を渡る鳥達の嘆きの唄か 人はいつでも愛を求めて 一途に旅路を急ぐ 追えば逃げ行く悲しい愛でも 孤独な旅路でも ひとときの幸福それが 愛を喜びをつなぎ止めて |
風の挽歌小坂恭子 | 小坂恭子 | 万里村ゆき子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 人波をのがれて 彷徨(さまよ)うひとは 渇いた唄うたい 夜を待つの つめたいふりしても 独りはつらい つよがりのあとから 涙がくる 風よ 愛の哀しみを すてる場所を 知らないか 女のこゝろの なかで 移ろいゆく 季節を つなぎとめて 生きる智恵を 私におしえて 黄昏の街かど たたずむひとは 他人の瞳(め)のなかに 自分をみる しあわせのまねした 仮面の奥に 青ざめた素顔が のぞいている 風よ 愛の思い出を 消せる術(すべ)を 知らないか 女のいのち 浮かべて 流れてゆく 月日に えがお向けて 生きる智恵を 私におしえて |
海の悲歌古谷野とも子 | 古谷野とも子 | 万里村ゆき子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 海は孤独な マタドール 夕陽の血しおに 染まりながら 赤い珊瑚の バラをだいて 歴史のなかへ きえてゆくよ オルレィリー オーリィ オルレィリー オー 人魚の夢も きえてゆくよ 海は孤独な マジシャン 季節のつれづれ 色をかえて 白いうたかた まきながら 魚のいのち 消してゆくよ オルレィリー オーリィ オルレィリー オー 青い船影 消してゆくよ 海は孤独な ジプシー 終りのない旅 つづけながら さざなみのギター つまびいて 昔の唄を くりかえすよ オルレィリー オーリィ オルレィリー オー 暗い悲歌 くりかえすよ |
情熱鹿内孝 | 鹿内孝 | 万里村ゆき子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 小指のつめを噛んで おまえはふるえていた まるで嵐の夜の 小鳥のように ぼくの波うつ肩に 細い手首をかさね そしてすこし眠ろう 朝がもう近い くちにはださない 男の気持ちを 燃えてる躰で ぶつけてみたのさ 生きてゆくかぎり この情熱 おまえの長い髪に 誓うよ 愛しあう歓びを おまえも感じていた まるで近づく春の 予感のように ぼくの腕にぬくもる 白いせなかを抱いて そしてふたり眠ろう 朝がもう近い 言葉にださない 女の季節が きれいな寝顔に 浮かんでいるのさ 生きてゆくかぎり この情熱 おまえの長い髪に 誓うよ |
帰らざる日々ソニア・ローザ | ソニア・ローザ | 岩間芳樹 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 靴音が もしも あなたの靴音が 突然消えてしまったら ふりかえってごらんなさい とざされた部屋の 小さな陽だまり ガラスの壁が 落ちてくだけて 光って散った 片隅に いつも うずくまる白い朝は 求めても遠く帰らない かすかなぬくもりの記憶 愛し合った日々の やさしい言葉も すべては過去ね 泣けて涙が 流れて散った 街角で 影に ひかれてふりかえる だけどもう誰もいなかった むなしいさまよいの旅よ |
白い季節西玲子 | 西玲子 | 有馬三恵子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 愛から目覚めて 眺める青空 はてない頼りなさ 見つめて暮すの あれから貴方も ひとりでいるとか 街での噂も もうここまで来ません 避暑地は秋なの 一人も またいいもの ここにあった愛を問えば 別れ雲が行くばかり 谷間を吹く風 林のこの道 あの日のあのときめき どこかで匂うの 愛するむなしさ 心でゆらめく 貴方と話すことは まだまだあります 避暑地は秋なの ほんとに 今静かよ 愛について考えたい 白い白い季節です |
愛の伝説まがじん | まがじん | 万里村ゆき子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 黄昏の都会は ブルーな湖 青ざめた車が 泳いでゆくよ 帰る空なくした 悲しげな鳩が 公園のかたすみ ふるえて鳴くよ 人はふと知りあい つかのまの夢みて やがてただ 消えゆくだけなの 私はほしい すべてを賭けて 生きる 愛のいのちを 木枯らしの都会は つめたい湖 灰色のみかづき うつしているよ ほほえみを忘れた さかなたちの群れが 地下鉄の入口 ながれてゆくよ 人はふと知りあい つかのまの夢みて やがてただ 消えゆくだけなの 信じてみたい 確かな愛に めぐり逢える あしたを |
めぐりあい真木悠子 | 真木悠子 | 万里村ゆき子 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 北の街は 白いまぼろし 凍てついた 空 冬の樹々(きぎ)は 枝をふるわせ こごえて 眠る 愛しあうことが 生きる証(しる)しなら このまま いのち賭けても 私は泣かない 歓びのあとに ひろがる つめたい月日を 人はきょうも 胸の奥に だきしめて 生きてゆく 北の街は 凍る哀しみ とざされた 夜 冬の人は 躰よせあい 春を かぞえる 愛しあうことが 生きる証しなら このまま いのち賭けても 私は泣かない 歓びのあとに むかえる はてない孤独を 燃えた愛の たかみとして 雪の街に 埋めよう |
水のように加藤登紀子 | 加藤登紀子 | 清水邦夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 細い露地をまわれば 夢の中で走り疲れた人が いっぱいいます あなたをもとめて もどってきて欲しいのです この町へ もどってきて欲しいのです この路地へ ……水のように輝やいていたあの頃 古い橋を渡れば 想い出に歩き疲れた人が いっぱいいます あの日のように もどってきて欲しいのです この町へ もどってきて欲しいのです この橋へ ……水のようにゆらめいていたあの頃 |
やさしさの季節松坂慶子 | 松坂慶子 | 喜多條忠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 春を待つ人は 花を恋うる人 頬(ほほ)をやさしく 撫でてゆく 青春の 想(おも)い出(で) いつまでも いつまでも 香り立つから 夏を待つ人は 海を恋うる人 白い雲わく 夏の空 遠い日の 初恋 みずいろに 空いろに とけてゆくから 秋を待つ人は 風を恋うる人 肩に枯れ葉が 触れるたび あの人の ほほえみ なつかしく なつかしく 思い出すから 冬を待つ人は 雪を恋うる人 汚(けが)れ知らない 白い雪 傷ついた こころの さびしさに かなしみに そっと積(つも)るよ やさしさの 季節を いつまでも いつまでも 忘れないから |
しあわせのカノン~第2章~由紀さおり | 由紀さおり | 山川啓介 | パッヘルベル | 坂田晃一 | ルルルル… ルルルル… よろこび悲しみ 涙にほほえみ この世界に 生きること それはいのちの歌を 歌うこと めぐる時 めぐる幸せ どんなにどんなに 今がつらくても ほらうしろに 聞こえてくるはず ひとりぼっちじゃないって 教える あなたに似た さみしい足音 そうよあなたは 誰かの幸せ ただ自分では 気づいてないだけ 両手をひろげ 心をひらいて 受けとめるの 追いついた愛を そうよ誰もが 誰かの幸せ そしてある日 さみしく生きてた 半分ずつの ハートが重なり 二人ぶんの あしたが歌いだす 広い銀河 星が生まれ 死んでゆくように 私たちも 生まれたの 誰かの生命(いのち)を もらって そして永遠(とわ)に ひびく カノン ランララランララ… ランララランララ… ランララランララ… ランララランララ… ランララランララ… ランララランララ… ランララランララ… ランララランララ… そうよあなたは 誰かの幸せ 愛された時 はじめてわかるの ひとりぼっちで 生きてた月日は そっくりの夢に めぐり逢(あ)うためと |
冬物語フォー・クローバーズ | フォー・クローバーズ | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | こがらしは寒く 乗りかえ駅に 行方知らぬ 旅がつづく 愛の切符手にして すれちがう夢に逢えない女(ひと)は 風が運ぶ歌にさえも 胸のふるえ感じる 遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか 愛のために いつもうつむいて 生きているのか 春は近い 春は近い 足音が近い 悲しみは白く 雪降る町に 音もたてず しのび寄るの ひとの愛を傷つけ 立ちどまる女は 巡礼のよう まぶたとじて祈りこめて 頬の涙こおらす 遠い汽笛きく女 どこへ行くというのか 愛のために いつもうつむいて 生きているのか 春は近い 春は近い 足音が近い |
草原のマルコ大杉久美子 | 大杉久美子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | はるか草原を ひとつかみの雲が あてもなくさまよい とんでゆく 山もなく谷もなく 何も見えはしない けれどマルコ おまえはきたんだ アンデスにつづく この道を さあ出発だ 今 陽が昇る 希望の光両手につかみ ポンチョに夜明けの風はらませて かあさんのいる あの空の下 はるかな北を めざせ 小さな胸の中に きざみつけた願い かあさんの面影 もえてゆく 風のうた草の海 さえぎるものはない そしてマルコ おまえはきたんだ かあさんをたずね この道を さあ出発だ 今 陽が昇る 行く手にうかぶ朝焼けの道 ふくらむ胸にあこがれだいて かあさんに会える 喜びの日を はるかにおもい えがけ |
でんでん虫氷川きよし | 氷川きよし | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 午後に少し雨が降って 過しやすくなる 胸をはだけ 風を入れて ほっと息をもらす 庭の八つ手 枝をつたい 歩く かたつむり 人は誰もあんなもので 地道に生きるだけさ いそげ いそげ いそげ まいまい おまえ でんでん虫よ どっこい どっこい 生きているぞ こうして 派手に生きてみたいけれど そうもならなくて 野暮な日々を 重ねながら 初心なひとを探す ごらんあれを 雨に濡れて 滑る かたつむり 俺の姿見てるようで ちょっぴり泣けてくるよ いそげ いそげ いそげ まいまい おまえ でんでん虫よ どっこい どっこい 生きているぞ こうして いそげ いそげ いそげ まいまい おまえ でんでん虫よ どっこい どっこい 生きているぞ こうして |
郵便屋さんは人気者劇団日本児童 | 劇団日本児童 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 郵便屋さんは大男 力じまんの大男 小川のほとりで男の子 郵便屋さんに声かけた 橋のかわりにこの丸太 向うの岸に渡してよ 郵便屋さんは力コブ なでなでにっこりつぶやいた おいらも橋がほしかった 流れぬようにクイを打ちゃ これで立派に丸木橋 バイバイバイバイバイ坊や おさらばさ 郵便屋さんは大男 力じまんの大男 小川のほとりでおばあちゃん 郵便屋さんに声かけた 背中をちょっとかしとくれ 向うの岸に嫁がいる 郵便屋さんは力コブ なでなでにっこりつぶやいた おいらも足がほてってた すずみがてらにおばあちゃん ちょっくら背負って配達さ バイバイバイバイバイおばあちゃん またあした 郵便屋さんは大男 力じまんの大男 小川のほとりで娘さん 郵便屋さんに声かけた おねがいお花を摘みたいの 向うの岸に白い花 郵便屋さんは力コブ なでなでにっこりつぶやいた おいらも花がほしかった 両手にその花抱けるとは こんな素敵なことはない ヘイヘイヘイヘイヘイ今日は 上天気 |
わが子よヒデ夕樹 | ヒデ夕樹 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 目をとじたままでいい 聞いておくれ ひとはみな しあわせを夢みるもの あたたかなまなざしに あこがれるもの いたわりの言葉一つ かけずにいたが おしえたい この限りないいとおしさ いつか 夢むすぶ日がくる 花ひらくときがくる あの丘の アカシアの花のように 背をむけたままでいい 聞いておくれ ひとはみな やすらぎを求めるもの 肩よせるひとときに 胸こがすもの なぐさめの言葉一つ かけずにいたが つたえたい この掌のぬくもりを いつか 夢むすぶ日がくる 花かおるときがくる あの丘の アカシアの花のように |
小さなわが家ヒデ夕樹・寺島葉子 | ヒデ夕樹・寺島葉子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 地平線あかくそめて 夕陽が沈む 羊追う子供たちも 家路をいそぐ 星たちが囁く声 きこえてくるのよ あすまた逢いましょうね おやすみさようなら しあわせを映す窓辺 灯りがゆれる 星空にきざみつける この日の思い出 ふるさとを遠くはなれ くちずさむうたは いつの日か野山つつむ 牧場をえがく おお空にまたたいてる 星たちよきいてね ちいさなわが家だけど みつめていてほしい いつかきっと呼んでくる 扉のむこうに よろこびをきざみつける その日をきっと |
たのしい一日古谷裕子 | 古谷裕子 | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル ぱっちりおめめがさめた ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル ねむたくなんかないわ ねえねえお母さん おねがいよ おせんたくをすませたら カンガルー・ポーの花が咲く あの丘へみんなでゆきたいの いいでしょう いいわよね ね、お母さん ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル オウムがさえずる丘で ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル おべんとうひろげるの ねえねえお母さん おねがいよ おてつだいをすませたら クリスマス・ベルの花が咲く 湖へみんなでゆきたいの いいでしょう いいわよね ね、お母さん ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル 夕陽が私をつつむ ルルルンルン ルルル ルルルンルン ルルル いちばん星よほらね ねえねえお母さん おねがいよ 夕ごはんをすませたら 絵本を読んでもいいでしょう お伽の国へゆきたいの いいでしょう いいわよね ね、お母さん |
いつか大人にやまがたすみこ | やまがたすみこ | 深沢一夫 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 素足のまま たたずむわたしに 季節はそっと くちづけをする きのうまでは 愛することも 夢みるだけの おさない娘 いつかあえるの こころにえがく人 あるいてくるのよ 峠の小路 その日をずっと 祈って待つわ あしたにつなぐ 愛のある日を 足音さえ 気づかぬうちに 季節はそっと 蕾をつける きのうまでは 何も知らずに ただ肩ならべ ほほえむ二人 はずむ吐息 ふれあう指先が みかわす瞳に 愛のときめき その日をずっと 祈って待つわ あしたにつなぐ 愛のある日を |
ガラスの女石川セリ | 石川セリ | なかにし礼 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | ガラスのように 傷つきやすい 女には 恋さえ 悲しすぎる ふさいだ耳に きこえる音は ひび割れた 心の すきま風か そうよ 男なんかいらないわ そうよ 幸せなんかほしくないわ さらば男よ さらば男よ こんな気持ちにさせたのは お前さ ガラスのように きらめきながら いつの日か 私はこわれるでしょう 涙を忘れ 笑顔をかくし 生きている 女の幕切れでしょう そうよ 男なんかいらないわ そうよ 安らぎなんかほしくないわ さらば男よ さらば男よ こんな気持ちにさせたのは お前さ |
うしろ姿石川セリ | 石川セリ | なかにし礼 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 涙なら こらえてみせます 笑顔なら つくってみせます だけど何故か 暗い影が 見えてしまう うしろ姿 だから あなた 背中を 見ないでほしい 別れが近づく 不思議な気配 最初に聞くのは 背中のあたり 今 聞こえているから 言葉なら なんでも言えます 仕草なら お道化てみせます だけど 上手い 嘘の一つ つけもしない うしろ姿 だから あなた 背中を 見ないでほしい 不幸が近づく 不思議な寒さ 最初に感じる 背中のあたり 今 感じているから |
いい夢みろよ西田敏行 | 西田敏行 | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | きみは今日 はじめての悲しみに 人を信じることを忘れてしまった この世に裏切りもあるけれど それとおんなじ数の誠意もあるのさ つめたい水で 顔を洗い 唇に紅でも薄くさして 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 愛するきみよ いい夢みろよ きみの手は しあわせを取り落し 人を愛することを忘れてしまった 傷ついたその胸を抱くよりも 熱い心の人にさわってごらんよ パジャマのボタン 一つはずし やわらかい枕に頬をうずめ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 愛するきみよ いい夢みろよ |
もしもピアノが弾けたなら西田敏行 | 西田敏行 | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | もしも ピアノが弾けたなら 思いのすべてを歌にして きみに 伝えることだろう 雨が降る日は雨のように 風吹く夜には風のように 晴れた朝には晴れやかに だけど ぼくにはピアノがない きみに聴かせる腕もない 心はいつでも半開き 伝える言葉が残される アア アー アア… 残される もしも ピアノが弾けたなら 小さな灯りを一つつけ きみに 聴かせることだろう 人を愛したよろこびや 心が通わぬ悲しみや おさえきれない情熱や だけど ぼくにはピアノがない きみと夢みることもない 心はいつでも空(から)まわり 聴かせる夢さえ遠ざかる アア アー アア… 遠ざかる |
ルネッサンス西田敏行・桃井かおり | 西田敏行・桃井かおり | 阿久悠 | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 幻の鳥は あなたの胸で 飢えて 渇いて 身悶えている ある日 それに気づいた うつむかない詩人のように 勇気と道化(どうけ)は紙一重 誠意と愚かも紙一重 だけど僕ならば あなたがわかる 月の光があれば手紙が読める 雨のしずくがあればピアノが聴ける 愛はRENAISSANCE 男と女はRENAISSANCE 砂山の砂に 埋(うず)めた夢を いつか女は確かめに行く ある日 それを見つけた あきらめない子供のように 自由と孤独は紙一重 微笑(びしょう)と嘆きも紙一重 だけど私には あなたがわかる あなたがわかる わかる 部屋にマッチがあれば希望を照らす 紙の飛行機あれば未来へ翔(と)べる 愛はRENAISSANCE 男と女はRENAISSANCE |
帰省由紀さおり・安田祥子 | 由紀さおり・安田祥子 | 中島みゆき | 中島みゆき | 坂田晃一 | 遠い国の客には 笑われるけれど 押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れない まるで人のすべてが 敵というように 肩を張り肘を張り 押しのけ合ってゆく けれど年に2回 8月と1月 人ははにかんで道を譲る 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる 機械たちを相手に言葉は要らない 決まりきった身ぶりで街は流れてゆく 人は多くなるほど 物に見えてくる ころんだ人をよけて 交差点を渡る けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる けれど年に2回 8月と1月 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り 束の間 人を信じたら もう半年がんばれる |
夢のように花のように泉堅 | 泉堅 | 泉堅 | 泉堅 | 坂田晃一 | そこに咲く 野の花は 天使の愛のハーモニー 夢のように 花のように 千年の月日も 一日のように 嗚呼…悠久の時は流れて 嗚呼…繰り返し愛は生まれる 熱く祈る 許し合う夢 涙も微笑みも 花のように 手を取れば 人は皆 大地の愛の スィンフォニー 夢のように 花のように 幾多の戦いも 幻のように 嗚呼…悠久の愛は流れて 嗚呼…繰り返し平和は生まれる 永遠に祈る 愛し合う夢 涙も微笑みも 花のように 嗚呼…悠久の時は流れて 嗚呼…繰り返し愛は生まれる 熱く祈る 愛し合う夢 涙も微笑みも 花のように 涙も微笑みも 愛のように |
きっと倖せ市原悦子 | 市原悦子 | 渡辺なつみ | 坂田晃一 | 坂田晃一 | 黄昏ともる街の灯は 何処か貴方に似ているわ 懐かしいけど切なくて あったかいけど淋しくて 不思議なものね 人生なんて 偶然さえも 運命に変わる きっと倖せ 涙も倖せ 胸の芯まで 揺れて燃えて きっし倖せ めぐり逢えたの 恋心さらわれて いのちあなた色 (セリフ)「他人の心をのぞいてみれば 蜜の味… あなたホントに 悔やんでないの? そらそらやーだ まあすごい!笑顔の下に修羅がいた! …人生ってホント ドラマティックねえ あら私 とんだ失礼を!」 交す言葉の数よりも 語る瞳の多いひと 好きと100ぺん言うよりも みつめて欲しいやるせなく 離さないでね そばにおいてね 貴方のために 生まれた私 きっと倖せ 涙も倖せ 夢の中まで 抱いて抱かれ きっと倖せ 巡る季節に 恋心染められて 永遠に何処までも きっと倖せ 涙も倖せ 胸の芯まで 揺れて燃えて きっと倖せ めぐり逢えたの 恋心さらわれて いのちあなたの色 |