蠕虫
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蠕虫(ぜんちゅう)は、体が細長く蠕動により移動する虫(小動物)の総称。ワーム (worm)。
脚は持たず[注釈 1]、骨格・外骨格・貝殻のような硬い構造も持たない。また左右相称動物ではあるがあまりはっきりとはそれらしさが現れない。
分類学
蠕虫は、古くは分類群として認められ、たとえばリンネは無脊椎動物の中の一群の名にこれを用いている。しかしその内容が検討されるにつれ、次第に用いられなくなった。たとえば18世紀の分類体系の代表であるキュビエのそれにはすでにこの名はない。しかし、分類のはっきりしない、あるいはあまり頓着しない場合、扱いやすい用語としてその後も用いられた。また、大まかにその動物の姿を現す言葉として蠕虫様という表現は今も生きている[注釈 2]。
現在では特定の分類群の呼び名ではない。以下のような動物門に属するものがこれにあたる。
脚注
注釈
出典
「ぜん虫」の例文・使い方・用例・文例
- フィラリアはぜん虫の一種です。
- 彼は穴居性で土壌を空気にさらすのに役立つ地上性ぜん虫を釣り針につけた。
- ぜん虫のような網目模様またはしるしで飾られた
- ぜん虫科
- 多くの鉤針で覆われた引っ込められる吻を持つ脊椎動物の腸内に寄生する様々なぜん虫類各種
- ヤムシ:活発で透明な小型海洋ぜん虫群
- ヤムシに似ているが、より幅広の体と一対だけの横鰭を持つ海洋性ぜん虫
- オタマジャクシ形の吸虫ぜん虫の寄生幼虫
- 無体節ぜん虫:回虫
- 両端が尖った細長くて丸い体の無体節ぜん虫
- 人間、特に子供の腸と直腸に寄生する小型で紐のようなぜん虫
- 多毛類の環形動物の幼虫に似た、外体節の無い小型原始海洋ぜん虫
- 穴居性で土壌を空気にさらすのに役立つ地上性ぜん虫
- 背中を覆う粗い毛が繁茂した幅広い平らな体を持つ大型ぜん虫類各種
- ヒルというぜん虫
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