ガロ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/19 21:42 UTC 版)
ガロ語
- ガロ語 (シナ・チベット語族) - インド東部にあるメーガーラヤ州やアッサム州、バングラデシュで話される言語。
- ガロ語 (ロマンス語) - フランスのブルターニュ地方で話されるロマンス語系の地域語で、オイル語のひとつ。
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ガロ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:43 UTC 版)
ガロ語はブルターニュの東半分で話されている。ロマンス語の系統であるオイル語に属し、特に語彙のなかにケルト語の影響がいくらか見られる。 ブルトン語とは異なり、ガロ語は奨励されてきた長い歴史を持たない。いまもって貧しい農村の言葉と認識されている。さらに、ガロ語との類似性から、フランス語が、ブルトン語地域よりもオート=ブルターニュにおいて、主要言語としてさらにたやすく地位を築いているのである。ガロ語は、方言か言語というよりも、話し言葉としてのフランス語が誤って話されているものだと考えられてきた。親から子へのガロ語の継承はさらに低い確率で、標準語化に向けた取り組みや、ガロ語の本の出版が進められているが、言語の衰退や威信の欠落が止められなかった。 ガロ語はブルトン語の言語復興運動にも脅かされている。なぜならばブルトン語はかつてブルトン語地域でなかった場所でも主要言語として地位を得ており、とりわけブルトン語はブルターニュの民族的言語として表されているから、ガロ語にとって同じ地位を獲得する余地がないのである。 20世紀より前は、ガロ語は書き言葉として存在していなかった。そして書き方がいくつか生み出された。しかしガロ語の書き方は住民にわずかしか知られておらず、ガロ語の標識は流暢に話す者ですら読むのが難しい。ロワール=アトランティック県では、ガロ語は地元当局によって全く奨励されてこなかった。多くの人々はガロという名称すら知らず、書き方があり出版物もあることすら思いもしなかった。 ガロ語話者のコミュニティーは概算で28,300人から20万人のあいだである。ガロ語は、特にイル=エ=ヴィレーヌ県で、一部の学校、高校、大学で任意単位として教えられている。
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