マルクとは？ わかりやすく解説

マルク

通貨

• マルク (通貨) - ヨーロッパ各地で用いられる（用いられた）通貨単位。
  • ドイツでユーロ導入まで使われていたマルクについては、ドイツマルクを参照。

地名

• インドネシアの地名 (Maluku) 。
  • マルク州 - インドネシアの州。
  • マルク諸島（モルッカ諸島） - インドネシアのマルク州と北マルク州からなる諸島。
  • マルク海（モルッカ海） - インドネシアの内海。
• マルク (パ＝ド＝カレー県)（フランス語版、英語版） - フランス・パ＝ド＝カレー県の基礎自治体
• マルク市 (Mark) - スウェーデンのヴェストラ・イェータランド県にある市。
• マルク川（March、モラヴァ川） - チェコの川。
• マルク伯領 (Grafschaft Mark) - 現在のドイツ、ノルトライン＝ヴェストファーレン州に存在した領邦国家。

人名

フランス語圏などの男性名、姓。マルコに由来する。

• フランツ・マルク (Franz Marc) - 20世紀初期のドイツの画家。
• マルク・オーフェルマルス (Marc Overmars) - オランダのサッカー選手。
• マルク・ゴンサレス (Mark González) - 南アフリカ共和国/チリのサッカー選手。
• マルク・シャガール（Marc Chagall） - フランスの画家。
• マルク・トレホン (Marc Torrejón) - スペインのサッカー選手。
• マルク・スレール（Marc Surer） - オランダのレーシングドライバー。
• マルク・バルトラ (Marc Bartra) - スペインのサッカー選手。
• マルク・ファン・ボメル (Mark van Bommel) - オランダのサッカー選手。
• マルク・プラニュス (Marc Planus) - フランスのサッカー選手。
• マルク・ベルナウス (Marc Bernaus) - アンドラのサッカー選手。
• マルク・ラヴリー (Marc Lavry) - イスラエルの作曲家。
• マルク・ルッテ (Mark Rutte) - オランダの政治家。
• マルク・ムニエッサ (Marc Muniesa) - スペインのサッカー選手。
• マルク・ククレジャ (Marc Cucurella) - スペインのサッカー選手。
• 石田健人マルク（Kento Marc Ishida） - スペイン生まれの日本の野球選手。2020年からの登録名は「マルク」。

フィンランド語の男性名 Markku 。マルックとも表記される。

• マルク・アレン - レーシングドライバー。

その他

• 金銀の質量を量る単位 (mark)。マルク (通貨)#質量の単位を参照。
• マルク (MARX) - 星のカービィ スーパーデラックスの登場キャラクター。星のカービィシリーズの登場キャラクター一覧#ラストボスを参照。
• 骨髄検査のこと。ドイツ語のKnochenmark（クノッヘンマルク：骨髄）から
• マルク (企業) - 愛媛県松山市に本社を置く企業。

関連項目

• マーク (曖昧さ回避)
• サンマルク
• 「マルク・」で始まるページの一覧

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マルク（ドイツ語: Mark）は、ドイツなどの通貨。ただし、ドイツでは2001年以降ユーロ導入により廃止されており、2021年現在で使われているのはボスニア・ヘルツェゴビナのみ。漢字では馬克。

ドイツ語で刻印を意味するMark（英語ではマーク mark）から。本来は金や銀の質量を量る単位で、ドイツに限らず広く西欧で使われていた。

国によってはマーク (mark)、マルカ (marka)、マルッカ (markka) など、別の呼びかたをするが、ドイツ語のマルクが有名なため、それらもマルクと呼ばれることがある。

各国・各時代のマルク

ドイツ

• ドイツ国の1873年-1914年の通貨。金マルク。
• ドイツ国の1914年-1923年の通貨。パピエルマルク。
• ドイツ国の1923年-1924年の通貨。レンテンマルク。
• ドイツ国の1924年-1948年の通貨。ライヒスマルク。
• ドイツ民主共和国（東ドイツ）の1948年-1990年の通貨。東ドイツマルク（オストマルク）。ドイツ統合により廃止。
• ドイツ連邦共和国（西ドイツ及び再統一後のドイツ）の1948年-2001年の通貨（1999年以降はユーロが公式通貨）。ドイツマルク。ユーロ導入により廃止。

その他

• イングランドとスコットランドの10世紀から17世紀ごろの通貨。古くは100ペンス、ノルマンコンクェスト以降は13シリング4ペンスに相当。マークとも。
• デンマークの19世紀初めの補助通貨。1クローネ = 4マルク。
• フィンランドの1860年-2001年の通貨（1999年以降はユーロが公式通貨）。マルッカ（マルカ、フィンランド・マルク）。ユーロ導入により廃止。
• ドイツ領ニューギニア（現在はパプアニューギニア領）の1884年-1914年の通貨。
• ポーランドの1917年-1924年の通貨。ポーランド・マルカ（ポーランド・マルク）。180万マルク = 1ズウォティのレートでズウォティに移行。
• エストニアの1919年-1928年の通貨。エストニア・マルク。100マルク = 1クローンのレートでクローンに移行。
• ボスニア・ヘルツェゴビナの1995年-現在の通貨。兌換マルク。

質量の単位

中世・近世の西欧では、金・銀の質量の単位としてマルク（マークとも）が使われた。その量は一定しないが、おおよそ8トロイオンス（249グラム）だった。

その後、ドイツでは1/2ポンド（6トロイオンス）とされた。

現在も、北欧諸国などで使われることがある。その量は以下のとおり。

• スウェーデン、ノルウェー 210.7グラム
• デンマーク 235.3グラム
• オーストリア（ウィーン） 280.7グラム