ミッレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 04:11 UTC 版)
「イノチェンティ・ミニ」の記事における「ミッレ」の解説
1980年にフェイスリフトを施され装備を充実した「ミニ ミッレ」(Mini Mille )が登場した。プラスチック成形バンパー、後傾したヘッドライトとデザインし直されたテールライトを備えた「ミッレ」(1000の意)は、ほとんどの市場で排気量の大きな120と取って代わった。全長は2インチ(約5 cm)延長されていた。1981年モデルで"90 LS II"、1982年モデルで"90 SL"も市場に導入された。しかし1982年にはデ・トマソとBLの間の取引は終了した。これはヨーロッパ大陸内の多くの市場で競合車となる相手にエンジンを供給することにBLが嫌気をさしていたといったような産業政策上の理由が背景にあり、イノチェンティ・ミニを完全に再設計する決断に迫られた。数多くのテストの後で最終的にこの車にはダイハツ工業製の直列3気筒エンジンとその他様々な機械部品が取り付けられることになった。数年前のアルファロメオと日産自動車のアルナでの合弁事業により日本企業に対する政治的な抵抗は小さいものとなっており、デ・トマソは政治的に困難な状況に直面することはなかった。
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