ヴァリノール
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ヴァリノール(Valinor)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』に登場する架空の国である。
クウェンヤで「ヴァラールの国」と言う意味で、中つ国の世界の西の果て[1]アマンの地にあると言われている。
灯火の時代、ヴァラール達は、中つ国にあるアルマレンの島に住んでいた。しかし、メルコールによって、イルルインとオルマルの灯火が破壊され、アルダの地は大きく変動してしまう。その際、アルマレンの島のヴァラールの宮殿も破壊され、ヴァラール達は住まいを失った。
ヴァラールは、その後しばらくして、中つ国を去り、西方の世界の果てアマンの地に赴いた。そこでメルコールに対する防御を堅くし、宮殿を建て彼らの王国を建設した。これがヴァリノールである。
ヌーメノールが破壊された後、ヴァリノールとアマンはアルダから切り離され、人間には行くことが出来なくなった。しかしエルフだけはまっすぐの道[2]を通って行くことができた。
脚注
ヴァリノール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 22:16 UTC 版)
ヴァリノールでマンウェはヴァンヤールに詩と歌を授け、カラクウェンディのなかでもっとも愛した。ヴァンヤールもマンウェを愛し、かれの膝下に住んだ。かれらはメルコールの虚言に惑わされず、ノルドールの反乱に巻き込まれなかった。イングウェはヴァンヤールの王として、またすべてのエルフの上級王として、尊敬を受けて今もヴァリノールに住んでいる。
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