伊万里湾とは? わかりやすく解説

いまり‐わん【伊万里湾】

読み方:いまりわん

九州北西部東松浦半島北松浦半島挟まれ深く入り込んだ湾。佐賀県伊万里市長崎県松浦市にまたがる。湾奥伊万里市位置し伊万里川有田(ありた)川が注ぐ。湾内ではカキ・ノリ・真珠養殖が盛ん。


伊万里湾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/09 10:16 UTC 版)

伊万里湾
唐津市肥前町の大浦の棚田から見た伊万里湾といろは島
伊万里湾 (佐賀県)
伊万里湾 (長崎県)
伊万里湾 (日本)
親水域 東シナ海または日本海対馬海峡
日本
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楠久津公園の岸壁から望む湾奥

伊万里湾(いまりわん)は佐賀県長崎県に跨る内湾。沿岸は佐賀県伊万里市唐津市および長崎県松浦市に属する。

概要

東側の東松浦半島と西側の北松浦半島に挟まれた内湾[2]。湾口部には鷹島のほか、青島黒島向島がある[2]。湾口には西から、北松浦半島からの突出部である星鹿半島と青島の間の津崎水道、青島と鷹島の間の青島水道、高島と東松浦半島の間の日比水道の3つの開口部がある[2]

また、湾奥には福島飛島(大飛島)のほか小島や浅瀬がある[2]。これらはいろは島と呼ばれる景勝地で、唐津市肥前町に展望台がある。なお、上のうち有人島は青島、鷹島、福島、飛島(いずれも松浦市)である。

湾には志佐川・佐代川・有田川・伊万里川など多くの川が流入する。これらの河川によって湾内には土砂が堆積し、特に有田川と伊万里川が流入する湾奥部には干潟が発達する。干潟の生態系も残り、希少なカブトガニなども記録されている。

湾奥部にはかつて干潟だった埋立地干拓地が多く、港湾設備・工場・水田が広がる。湾に架けられている橋としては、東岸の伊万里市波多津町と福島の間に福島大橋が、湾奥の狭い部分を横切る伊万里湾大橋がある。さらに唐津市肥前町と鷹島を繋ぐ鷹島肥前大橋が建設され、2009年4月18日に開通した。

出典

  1. ^ 環境基準の水域類型を指定する佐賀県告示による
  2. ^ a b c d 鎌田泰彦, 近藤寛, 堤由美子「九州北西部伊万里湾・大村湾の底質とCHN組成」『長崎大学教育学部自然科学研究報告』第31巻、長崎大学教育学部、1980年、 63-82頁、 ISSN 0386-443XNAID 1200069723492022年8月17日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク

座標: 北緯33度23分0秒 東経129度45分0秒 / 北緯33.38333度 東経129.75000度 / 33.38333; 129.75000




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