全権委員
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 05:19 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動全権委員(ぜんけんいいん)とは、一国の政府を代表して外交を行い、条約に署名・調印する権限を付与された者。
概要
日本においては、全権委員は、日本国政府を代表して、特定の目的をもって外国政府と交渉し、又は国際会議に参加し且つ条約に署名調印する権限を付与された者であり、特別職の国家公務員かつ外務公務員である。なお、特命全権大使や特命全権公使は、全権委員としての資格を有しており、条約に署名調印する権限を付与されている。
日本においては、外務大臣の申し出により、内閣が任命する。国会議員から任命することもできる。1958年4月17日までは国会議員から任命する場合においては、両議院一致の議決を得なければならないと規定されていた。
なお、類似の制度に政府代表があるが、政府代表は全権委員とは異なり条約に署名調印する権限は有していない。
全権委員の例
関連項目
「全権」の例文・使い方・用例・文例
- 大使は全権を与えられた
- 全権大使
- 特命全権大使
- 彼は、より大きな立法団体が会期に入っていないとき、その全権を握り、活動する社会主義国家の常設行政委員会のメンバーに選出された。
- 長官は彼に全権を委任した。
- 特命全権大使.
- 特命全権公使.
- 特命(全権)大使.
- 弁護士に代行の全権を委任した.
- …に全権を与える.
- 大統領は全権を与えられている.
- 彼は会社の全権を握っている.
- 彼は条約改正の全権を帯びて渡米した.
- 君に全権を委ねよう.
- 両国全権委員間に和親通商条約締結せられたり
- 特命全権公使
- 彼我の全権が相会した
- 英国駐剳大日本全権大使
- 全権を委任する
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