富寿神宝
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富寿神宝(ふじゅしんぽう、旧字体:富壽神󠄀寶)は、嵯峨天皇の弘仁9年(818年)11月から日本で鋳造発行された銭貨(『日本紀略』)[1]。皇朝十二銭の5番目に発行された貨種である。
始鋳と流通
独立行政法人造幣局の資料によると、富寿神宝の始鋳年は弘仁9年(818年)、材質は銅、量目2.96g、直径22.8-23.4mm、銅分76.67%である[2]。「富壽神󠄀寶」の銭文は、嵯峨天皇と空海が書いたものとされる。[要出典]ただ、皇朝十二銭のうち平安遷都後の9貨種は質の低下により文字が不鮮明になるなど安定していない[3]。
『日本紀略』によると富寿神宝は嵯峨天皇の時代の弘仁9年(818年)11月1日に発行された[3]。銅生産の減少と品質低下のため、発行後には「富寿神宝」の銭文が不鮮明でも受け入れるよう指示が出された[3]。
脚注
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