御開帳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 御開帳の意味・解説 

お‐かいちょう〔‐カイチヤウ〕【御開帳】

読み方:おかいちょう

ごかいちょう(御開帳)


ご‐かいちょう〔‐カイチヤウ〕【御開帳】

読み方:ごかいちょう

《「おかいちょう」とも》

開帳1」に同じ。「善光寺—」

ストリップショーで、女性陰部見せること。


御開帳

読み方:ごかいちょう

名詞開帳」に、接頭辞「御」がついたもの。
丁寧表現の辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

開帳

(御開帳 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 03:25 UTC 版)

開帳(かいちょう)とは、原義では、仏教寺院厨子等に収められている秘仏の扉を開いて拝観できるようにする宗教行事[1]。ただし、秘仏ではない本尊や宝物に関して行われる宗教行事を指す場合もある(後述)[2]

宗教上の意義

開帳と称する宗教行事には以下のものがある。

  1. 原義ではふだん厨子等に収められている秘仏の扉を一定期間開いて参拝できるようにする宗教行事[1]
  2. 転義ではふだん蔵などに収められている宝物を拝観できるようにする宗教行事[2]
  3. さらに転じてふだん参拝を許している御本尊であるが、大法会を開催して特別に結縁の機会を与える宗教行事(成田山新勝寺など)[2]

秘仏の開帳は、毎月1回、年に1回、7年に1回、33年に1回、60年に1回などと周期的に行うことが多い。『増鏡』に、「滝の本のは不動尊、此不動は伊豆国より生身の明王の簑笠うちてさしあゆみておはしたりき、此簑笠宝蔵にこめて三十三年に一度出さるるとぞ承る」とあるのは、33年に1度不動の開帳が行われたことを示し、『明月記嘉禎元年閏6月19日の条に、「禅尼数輩来車し、近日開くべき三尊像を礼す、近日京中道俗騒動礼拝云々、善光寺の仏を写し奉る」とあるのは善光寺三尊仏模像の開帳が行なわれることであり、『二水記』永正14年4月11日の条に、「法輪院虚空蔵開帳間為参詣」(は返り点)とあるのは、京都嵐山法輪院の本尊の開帳を述べる。江戸時代になると、開帳は興業的になり、さまざまな作り物を飾り、幟を立て、また境内には露店見世物がならび、きわめて繁華なものであったことは、『賤の緒手巻』、『嬉遊笑覧』巻7、『浄瑠璃外題年鑑』などに記されている。一方で、「下手談義」には、開帳について、「開帳場を仕廻ふと否や、本尊を質に入れて、入唐渡天の行がた知れず」などと叱責の言がある。

方式と目的の分類

居開帳・出開帳

仏像を祀っている自分の寺社で行う「居開帳」(いがいちょう)だけでなく、他所に出向いての「出開帳」(でかいちょう)もある[2]。出開帳はさらに一定の場所で行う出開帳と各所をまわる巡行開帳(回国開帳)がある[2]

江戸時代成田山新勝寺は本尊の不動明王像を江戸などほかの場所に出張して開帳していた。法隆寺勧進のため度々、江戸京都で出開帳を実施した。

出開帳からの帰路に経由地で依頼されて行われる開帳を逗留開帳という[2]

結縁開帳・助成開帳・記念開帳

結縁開帳は信者との結縁を目的とする開帳をいう[2]

助成開帳は信仰のほか本堂の修復などの費用を浄財として集めることを目的とする開帳をいう[2]。江戸時代の開帳はほとんどが寺社の維持のための助成開帳だったといわれている[2]

記念開帳は創建からの年数、遠忌、諸堂建立などを記念して行う開帳をいう[2]

このほか将軍参拝後に実施された御成後開帳や疫病消除のために実施された祈願開帳などがある[2]

出典

  1. ^ a b 『不動信仰事典(小倉博「成田山新勝寺の江戸出開帳」)』戎光祥出版、2006年、344-345頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『不動信仰事典(小倉博「成田山新勝寺の江戸出開帳」)』戎光祥出版、2006年、345頁。 

関連項目


御開帳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 06:05 UTC 版)

葛飾坂東観音霊場」の記事における「御開帳」の解説

正徳4年1714年)の開創以来12年一度の午歳に観音御開帳が行われている。最近では平成26年2014年)が26回目の御開帳にあたる。期間は3月18日から4月17日までの1ヶ月間。各札所観音像公開され拝顔できる。準備作業前年から始まり円満寺事務局置かれ運営される。各札所供養のための角塔婆立てられ、主尊と参拝者を結ぶ「縁の綱」が張られる参拝時にこの綱に触れると、観音様ご利益に与れる。参拝証しとして「納経貼」に御朱印押印され全ての札所を巡ると「結願証」を受領できる。

※この「御開帳」の解説は、「葛飾坂東観音霊場」の解説の一部です。
「御開帳」を含む「葛飾坂東観音霊場」の記事については、「葛飾坂東観音霊場」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「御開帳」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「御開帳」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「御開帳」の関連用語

御開帳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



御開帳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの開帳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの葛飾坂東観音霊場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS