愛嬌
あい‐きょう〔‐ケウ|‐キヤウ〕【愛×嬌/愛▽敬】
読み方:あいきょう
1 にこやかで、かわいらしいこと。「—のある娘」「口もとに—がある」
2 ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。「—たっぷりに話す」
4 (多く「御愛嬌」の形で)座に興を添えるもの。ちょっとしたサービス。座興。「ご—に一差し舞う」「これもご—。へたな歌でも一曲」
[補説] 「あいぎょう(愛敬)2」が清音化し、キャウ・キョウの区別が失われたのち、意味に対応して「嬌」の字が近世以降に当てられるようになった。
[用法] 愛嬌・愛想——「愛嬌」は、あるものに備わった、かわいらしさ、ひょうきんで憎めないようすを表しているのに対し、「愛想」は、「愛想がよい」「愛想笑い」などのように、人にいい感じを与えるために示す態度や動作である。◇「愛嬌」は「愛嬌のある顔」のように、その人にもともと身についたものをいうことが多いが、「愛想」は、「お愛想を言う」のように、意識的な動作や態度をいう。◇したがって「愛嬌(愛想)のない人」のように相通じて用いられることもあるが、「愛想が尽きる」とはいっても、「愛嬌が尽きる」とはいえない。
愛嬌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 06:58 UTC 版)
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愛嬌
「愛嬌」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は部屋に入ると愛嬌よく笑った。
- 彼女には愛嬌がない。
- 彼女には愛嬌が無いように見える。
- 彼女は来た人みんなに愛嬌をふりまいた。
- 彼女は来た人全部に愛嬌を振りまいた。
- 彼女は愛嬌がない。
- 今の負けは御愛嬌さ。
- 愛嬌たっぷりの笑み[小娘].
- 彼女は横顔はそれほどでもないが, 正面から見るとなかなか愛嬌(あいきょう)がある.
- 彼は無愛嬌だから子どもが懐かない
- 断ってはあまり無愛嬌過ぎる
- 愛嬌のある様子をしている
- 彼は満遍な愛嬌を振りまく
- あの女は愛嬌たっぷりだ
- あの女は目もとに愛嬌がある
- どっか愛嬌がある
- 愛嬌こぼれるよう
- 彼女は愛嬌溢るるばかりだ
愛嬌と同じ種類の言葉
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