現代の山の巨人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/06 01:08 UTC 版)
『ヘイムスクリングラ』に収録された『オーラヴ・トリュッグヴァソンのサガ』では、デンマーク王ハラルド・ゴルムスソンがアイスランドを攻撃すべく、偵察のため魔法使いを送った顛末が語られている。魔法使いは鯨に変身し、アイスランドの東西南北を海沿いに回ったが、彼の行く先々に巨鳥、ドラゴン、雄牛、山の巨人が現れ、魔法使いの上陸を阻んだ。この報告を受けたデンマーク王はアイスランド侵攻を諦めたという。それらはアイスランドの守護者すなわちランドヴェーッティル (Landvættir) であるところのドラゴン (Dreki)、肉食鳥 (Gammur)、雄牛 (Griðungur)、そして山の巨人 (Bergrisi) であった。 この言い伝えに基づき、アイスランドの国章には、ランドヴェーッティルの4体、すなわち雄牛、肉食鳥、ドラゴンそして山の巨人が描かれている。(アイスランドの国章」を参照) また、アイスランド・クローナ硬貨の裏面にも巨人を含む4体の姿が刻まれている。(「アイスランド・クローナ」を参照)
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