聖地エルサレム(せいちえるされむ)
エルサレムには、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、と3つの宗教の聖地が重なっている。しかも、どの宗教もエルサレムをとりたいとねらっている。このため、どうしても紛争が生じやすい地域だ。
エルサレムは、現在のイスラエルの首都だ。地形的には、地中海沿岸の、ヨルダンとイスラエルのちょうど国境付近に位置する。
エルサレムは、かつてはアラブ人の領土だったが、第二次世界大戦後、イスラエルが占領した。ところが、アラブ人はこれに猛反発して、イスラエルとアラブ諸国との間で戦争になった。
イスラエルは、これに対し、エルサレムの東半分をパレスチナ自治区として、アラブ諸国と和解しようとした。
でもイスラム諸国は「西半分のエルサレムもかえせ」と言い続けている。このため、ユダヤ対アラブの間で、たびたび武力衝突がおこっている。
(2000.10.14更新)
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