記念碑とは? わかりやすく解説

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きねん‐ひ【記念碑】

読み方:きねんひ

ある出来事や人の功績など記念して建てる碑。モニュメント

記念碑の画像
記念碑を示す地図記号

記念碑

記念碑
記念碑の記号は、立像りつぞう)を含めた有名なものをあらわします良い目標となるものは有名でなくてもあらわしてます。特に有名なものにはその名前もいっしょに表示してます。
この記号は、石でできた記念碑を前から見た形とその影の形を記号しました
1:25,000地形図大谷
栃木県宇都宮市付近の地形図

大谷観音の画像

大谷観音栃木県宇都宮市
忠犬ハチ公像東京都渋谷区
東京都渋谷区付近の地形図

1:25,000地形図東京西南部」
忠犬ハチ公像の画像

(きねんひ





記念碑

作者堀田善衛

収載図書堀田善衛全集 3 記念碑・奇妙な青春鬼無鬼島
出版社筑摩書房
刊行年月1993.7


記念碑

作者トーン・テレヘン

収載図書だれも死なない
出版社メディアファクトリー
刊行年月2000.3


石碑

(記念碑 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 22:29 UTC 版)

ルーン石碑

石碑(せきひ、英語: stele, stela, Stone monument)とは、人類が何らかの目的をもって銘文碑文ともいう)を刻んで建立した石の総称。「(いしぶみ)」ともいう。墓石としてなど他の目的を持たず、銘文を刻むこと自体を目的とするものをいう(ただし、英語の stele の場合は、木製のものや墓碑も含む場合がある)。なお、何かの記念として建てられたものを記念碑(きねんひ)、和歌短歌歌謡曲唱歌などの歌詞を刻んだものを歌碑(かひ)、俳句を刻んだものを句碑(くひ)、を刻んだものを詩碑(しひ)という。

概要

石自体がひとつの彫刻になっている場合は、「石彫」と呼んで区別することが多い。また、岩絵が刻まれているものは、「石碑」とは呼ばず、文字が刻まれて、一時的にも建立された、または建立する意識がみられるものを指す。形状は、縦長で表面が平坦な石が用いられることが多いが自然石をそのまま用いる場合もある。

王朝の起源、伝説、王の業績などの歴史的事件を刻んで王室の権威を高めるプロパガンダに用いられることがあったため、石碑を建てた権力者が倒されると、石碑が倒されたり銘文が削られたり破壊されたりすることが多かった。マヤの諸都市に建てられた石碑もその好例である。新たな権力者は自分の権力の正統性を石碑に刻ませた。

石碑として残されるのは、輝かしい事績ばかりとは限らない。慰霊碑災害記念碑のように、悲劇的な事象が再び起こらないよう、後世への戒めとして建てられている碑も存在する。

中国

中国では、方形板状の物を「碑」、円形の物を「碣」といい、合わせて「碑碣」という[1]。起源としては、犠牲(いけにえ)を繋ぐための柱、棺を墓穴に降ろすための柱、などの説がある[1]。碑は後漢の中頃から始まり[2]、当初は、碑身の上部に「穿」という穴があり、碑首には「暈」という三筋ほどの虹形の溝があった[1]。後には、穿も暈もなくなり、「亀趺」という亀の形をした台座と、「螭首」という竜のような想像上の動物を碑の頭部に浮き彫りにする事が、定型となった[1][2]。中国の影響を受けた朝鮮でも同じような石碑が建てられた。

碑といえば「漢碑」と言われるほど、漢代には数多くの名碑が立てられた。漢代の石碑は、秦代の小篆体の刻石に倣い、隷書の形式を正書体化するべく、さらに姿を整えたものである。碑は、「趺」と呼ばれる土台の上に「碑身」が載せられ、碑身の上部には、現在の額の起源である「題額」がある[3]

インドネシア

クタイ王国、ムーラヴァルマン王の石碑

インドネシアの古代王国では、プラサスティ(prasasti)と呼ばれる記念碑が建てられた。これは王の詔勅を石に刻む古代インドネシアの習慣によるもので、しばしば、東南アジア史の研究書では、「刻文」と訳されるものである。プラサスティには、多様な形態があり、西ジャワタルマヌガラ王国のように楕円形の自然石が用いられる場合もあれば、犠牲として捧げる動物を結びつける杭として使われたユパ(yupa)と呼ばれるものもあった。ユパでは、5世紀に東カリマンタンで繁栄したクタイ王国の王、ムーラヴァルマンが犠牲として捧げる動物を結びつける杭として使われたものが有名である。

南北アメリカ

脚注

  1. ^ a b c d 碑碣 日本大百科全書 小学館 Yahoo!百科事典
  2. ^ a b 碑碣 世界大百科事典第2版 平凡社 コトバンク
  3. ^ 石川九楊『説き語り中国書史』(初版)新潮社、2012年、44頁。ISBN 9784106037085 

関連項目

外部リンク


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