遮音
隔壁によって空気伝播音をさえぎることで音を遮音壁と呼ばれる隔壁で受け、隔壁の反対側への音の放射を弱めることである。遮音の性能は、入射と透過音エネルギーの比の常用対数を10倍したもので透過損失と呼ぶ。高周波音に対しては大きい遮音を得やすいが低周波音に対しては質量を必要とし容易でない。遮音壁は多重壁にすること、さらに壁間に吸音材を入れることで遮音を大きくすることができる。自動車の場合、大きい音源であるエンジン音をさえぎるためダッシュボードやフロアには大きい遮音が必要で遮音壁には工夫がなされるが、ステアリングシャフト、エアコンホース、ワイヤハーネスなどの貫通孔が遮音壁に隙間を生じ、遮音性能を阻害することがある。
参照 空気伝播音遮音
遮音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 04:50 UTC 版)
遮音とは、音を通しにくい物質でさえぎる技術である。基本的には、壁の質量を増やすことで遮音効果を上げるが、それには限界がある。そこで、壁・床・天井を二重にすることで大きな効果をもたらすようにしている。また、浮き床構造にすることで、振動を他に伝えにくくすることも行われる。なお、少しでも音を通しやすいところがあると、遮音効果は格段に低下する。
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