かな‐もの【金物】
金物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 00:24 UTC 版)
金物(かなもの)とは、金属製の器具・道具のこと。伝統的なものは特に金工品(きんこうひん)ともいう。
主なものとして鍋・包丁・さじ・鎖などがある。また、金具も含まれる。
主な特産地
- 岩手県盛岡市・奥州市 (南部鉄器)
- 新潟県三条市 (包丁・工具)
- 富山県高岡市 (高岡銅器)
- 福井県越前市 (越前打刃物)
- 岐阜県関市 (刃物、特に剃刀)
- 大阪府堺市 (堺打刃物)
- 兵庫県三木市・小野市 (播州三木打刃物、主に大工道具)
- 高知県香美市 (土佐打刃物)
- 熊本県人吉市・八代市 (刃物、肥後鐔など)
など多数。
金物を扱った資料館等
- 堺HAMONOミュージアム(堺刃物伝統産業会館)
- 三木市立金物資料館
- フェザーミュージアム
など多数。
関連項目
金物(鋸、鏝などの利器工匠具)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 12:29 UTC 版)
「三木市」の記事における「金物(鋸、鏝などの利器工匠具)」の解説
「金物の町」と呼ばれており、発祥は倭鍛冶の系統と韓鍛冶の系統が合流して誕生し、戦国時代は三木合戦により荒廃した三木城の焼けた城下町の復旧、江戸時代は工業都市として確立しており、かつ他地方への出稼ぎが、宝暦から天明にかけて盛んになった。明治時代からは第二次世界大戦前までは軍用部品の需要が増え、大正時代には学術研究の対象になったが、第二次世界大戦後は物資の不足とインフレにより低迷していた。しかし、三木貿易協会を設立し、海外進出や企業誘致をした結果、中国のめまぐるしい発展に大工道具の需要が伸びている。
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「金物」の例文・使い方・用例・文例
- 金物商
- 私はこのフライパンを金物屋で買った。
- 彼は金物を商っている。
- 金物店.
- 金物屋
- つまみ金物を回すことによって、(いくつかの機械装置)のスプリングを巻く
- 金物を売る店
- 英国では、以前『hardware store(金物屋)』を『ironmonger's shop』と呼んだ
- 金物店で販売される商品
- 台所で使用するための金物類
- エナメル塗装されたまたはラッカーを塗られた金物(通常、金めっきされて、精巧にペイントされる)
- 金物を売る人
- 足金物という,帯刀するための部品
- 筏金という,小具足の鎖につける金物
- 鍵穴隠しという,飾りの金物
- 擬宝珠という,欄干の柱頭などにかぶせる飾り金物
- 座金物という,鋲頭に打ちつけられる装飾的金物
- 裾金物という,甲冑の飾修品
金物と同じ種類の言葉
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