黒川創とは? わかりやすく解説

黒川創

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/20 03:21 UTC 版)

黒川 創(くろかわ そう、1961年6月15日 - )は、日本の思想評論家小説家。本名、北澤 恒

評論家の北沢恒彦は父。編集グループSURE主催の北沢街子は妹。作家の秦恒平は叔父。劇作家・脚本家の秦建日子は従兄弟。 

来歴・人物

京都市出身。同志社大学文学部卒業後、幼少期から知り合いだった鶴見俊輔に誘われ、「思想の科学」編集委員として思想評論活動を開始。1999年、「若冲の目」で小説家デビュー。以来、思想評論と小説活動を行っている。

受賞・候補

作品リスト

評論

  • 『<竜童組>創世記』(1985年、亜紀書房/1988年、ちくま文庫)解説:津野海太郎
  • 『熱い夢・冷たい夢』(1988年、思想の科学社
  • 『先端・論』(1989年、筑摩書房
  • 『水の温度』 (1991年、講談社
  • 『リアリティ・カーブ-「戦無」と「戦後」のあいだに走る』(1994年、岩波書店
  • 『国境』(1998年、メタローグ)
  • 『きれいな風貌 西村伊作伝』(2011年、新潮社) 
  • 日高六郎・95歳のポルトレ 対話を通して』(2012年、新宿書房) 
  • 鴎外漱石のあいだで 日本語の文学が生まれる場所』(2015年、河出書房新社) 
  • 鶴見俊輔伝』(2018年、新潮社
  • 『旅する少年』(2021年、春陽堂書店
  • 『世界を文学でどう描けるか』(2023年、図書出版みぎわ)
  • 『「日本語」の文学が生まれた場所 極東20世紀の交差点』(2023年、図書出版みぎわ)

小説

  • 『若冲の目』(1999年、講談社
    • 伊藤若冲をモチーフにした中篇「鶏の目」「猫の目」2作で構成。
  • 『硫黄島 IWO JIMA』(2000年、朝日新聞社
  • 『もどろき』(2001年、新潮社
    • 初出:『新潮』2000年12月号
  • 『イカロスの森』(2002年、新潮社
    • 初出:『新潮』2002年6月号
  • 『明るい夜』(2005年、文藝春秋/2008年、文庫)解説:藤本和子
  • 『かもめの日』(2008年、新潮社 のち文庫)解説:清水真砂子
    • 初出:『新潮』2008年2月号
  • 『いつか、この世界で起こっていたこと』(2012、新潮社) 
  • 『暗殺者たち』(2013年、新潮社
  • 『京都』(2014年、新潮社
  • 『岩場の上から』(2017年、新潮社
  • 『暗い林を抜けて』(2020年、新潮社[1]
  • 『ウィーン近郊』(2021年、新潮社
  • 『彼女のことを知っている』(2022年、新潮社
  • 『この星のソウル』(2024年、新潮社

編著

共著

参考

脚注

  1. ^ 黒川創さん「暗い林を抜けて」インタビュー 「内面と世界のあわい」に生きる我ら”. 好書好日. 朝日新聞 (2020年4月17日). 2024年1月22日閲覧。




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「黒川創」の関連用語

黒川創のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



黒川創のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黒川創 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS