2005_VX3とは? わかりやすく解説

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2005 VX3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 23:29 UTC 版)

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2005 VX3
分類 太陽系外縁天体[1]
軌道の種類 逆行小惑星
ダモクレス族[2]
木星横断小惑星
土星横断小惑星
天王星横断小惑星
海王星横断小惑星
発見
発見日 2005年11月1日[3]
発見者 レモン山サーベイ[3]
発見方法 自動検出
軌道要素と性質
元期:TDB 2456600.5 (2013年11月4.0日)[1]
軌道長半径 (a) 1208 ± 223 AU[1]
近日点距離 (q) 4.1321 ± 0.0003 AU[1]
遠日点距離 (Q) 2413 ± 444 AU[1]
離心率 (e) 0.9966 ± 0.0006[1]
公転周期 (P) 15342952 ± 4236700 日
(42007 ± 11600 年)[1]
軌道傾斜角 (i) 112.503 ± 0.006 度[1]
近日点引数 (ω) 196.494 ± 0.008 度[1]
昇交点黄経 (Ω) 255.153 ± 0.001 度[1]
平均近点角 (M) 0.067 ± 0.02 度[1]
EMoid 3.17589 AU[1]
前回近日点通過 JED 2453745.02 ± 0.06
(2006年1月9日)[1]
次回近日点通過 31000年から55000年頃
物理的性質
直径 7 km[2]
絶対等級 (H) 14.1[1]
アルベド(反射能) 0.09(仮定)[2]
表面温度
最低 平均 最高
134 K[4] 8 K[4] 6 K[4]
別名称
別名称
K05V03X[3]
2005 VX3[1]
Template (ノート 解説) ■Project

2005 VX3 とは、ダモクレス族に属する[2]太陽系外縁天体の1つ[1]2005年11月1日レモン山サーベイによって発見された[3]軌道離心率が全ての小惑星の中で最大であり、 2013 BL76 と共に公転周期が4万年以上の小惑星であると推定されている[5]

軌道の性質

2005 VX3 は、非常に長大な楕円軌道を持つ小惑星である。近日点距離こそ6億1800km (4.13AU) と木星軌道より内側であるが、遠日点距離は3600億km (2400AU) にも達する長大なものである。軌道長半径も1800億km (1208AU) であるため、公転には4万2000年もかかる。軌道傾斜角は112.5度であるため、逆行小惑星に分類される。ただし、公転距離に関する軌道パラメーターは近日点距離以外は大雑把にしか判明していない。公転周期も、誤差の範囲内で4万年以下である可能性もあれば、5万年以上である可能性もある[1]。軌道の大きさと精度の問題ではいずれも 2013 BL76 の方がより正確な値が判明している[5]

軌道離心率は 0.9966 ± 0.0006 であり、これは全ての小惑星の中で最大の数値を持つ[1]。ただしこれも、2番目に大きな値を持つ 2002 RN109 の 0.9963 ± 0.0002 より精度が低いため、誤差の範囲内で 2002 RN109 が上回る可能性もある[6]

物理的性質

2005 VX3絶対等級は14.1とかなり暗く[1]、直径はわずか7kmと推定されている[2]アルベドを0.09と仮定すると[2]、近日点では-139℃になるが、遠日点では-267℃とほぼ絶対零度まで低下すると推定されている[4]

出典

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関連項目


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