シーマ
スペイン語で頂点を意味する単語をネーミングした。初代モデルが世に出たのは1988年1月。当時はセドリック・シーマ、グロリア・シーマと呼び、この2車のシリーズ最上級バージョンと位置づけていた。型式名はFPY31。4ドアハードトップボディだけで、エンジンはV6・3Lと同型のセラミックターボ付きの2種。全4グレード。東京店頭渡し価格は510万円だった。シーマ現象なる言葉まで生んだモデル。
91年8月にフルモデルチェンジ、2代目へ。ピラーレスハードトップから4ドアセダンタイプに変更。エンジンは4.1Lに拡大、モデル名がニッサン・シーマに変わった。
3代目シーマがひとまわり大きくなって誕生したのは、96年6月。ゾーンボディ・コンセプトにより設計したクルマで、エンジンはV8・4.1LとV6・3Lターボの2種。フロントエンジン・リヤドライブ、ミッションは4速ATだけ。油圧アクティブ・サスペンション仕様車もあった。
2001年1月、フルモデルチェンジ、4世代目となった。Dynamic&Modernを開発コンセプトとし、最先端の技術を多く盛り込んでいた。エンジンはV6・3Lターボと、新開発の直噴V8・4.5Lをそろえ、駆動方式はFRと4WD(4WDのエンジンは4.5L)をラインアップした。ATはマニュアルモード付きフルレンジ電子制御5速型を採用。このクルマは、フロント部分の7個の凸レンズをもつ、マルチプロジェクター・キセノンヘッドランプがユニークなルックスを演出して話題となった。ドアミラー(電動格納)にターンシグナル・ランプを内蔵したのが日本車としては初で、その下部には夜間に足元を照らすランプを設けた。側面衝突に備え、SRSカーテンエアバッグも導入。
新装備として、ETC(自動料金集受システム)、コンパスリンク(電話接続、交通、天候の情報などを提供)、ヘルプネット(緊急通報)、レーンキープ・サポート(直線路車線維持支援装置)、車間自動制御システムなどを取り入れた。
2001年12月、助手席パワーオットマン機構、エクリュ本革+前席ヒーター付きシートなど装備を拡充。また、本木目・本革巻きコンビステアリング、本木目フィニッシャー、電子キーを全車に標準設定した。2002年9月には、V6エンジン搭載の300Gグレードに、V8エンジン搭載車と同じマルチプロジェクター・キセノンヘッドランプやヘッドランプレベライザーを装備。また、スポーツチューンドサスペンションを組み込んだ300Gグランドツーリングを追加した。
CIMA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 22:50 UTC 版)
CIMA(シーマ)
- スペイン語・ポルトガル語で最高級、頂上などの意。
- CIMA (プロレスラー) - プロレスラー。
- 日産・シーマ - 日産自動車が製造・販売していた高級車。
- 勅許管理会計士協会 (Chartered Institute of Management Accountants)
Cima(チーマ)
- ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (Giovanni Paolo Cima) - イタリアの作曲家、オルガン奏者。
関連項目
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