Fire Pro Wrestling S: 6 Men Scrambleとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Fire Pro Wrestling S: 6 Men Scrambleの意味・解説 

ファイヤープロレスリングS シックスメン・スクランブル

(Fire Pro Wrestling S: 6 Men Scramble から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/20 02:37 UTC 版)

ジャンル プロレスゲーム
対応機種 セガサターン
開発元 ヒューマン
人数 1人、6人(対戦)
メディア CD-ROM
発売日 1996年12月27日
テンプレートを表示

ファイヤープロレスリングS シックスメン・スクランブルヒューマン株式会社より発売されたセガサターン用ソフト。

概要

最大6人まで試合に参加可能になった。

スーパーファミコンスーパーファイヤープロレスリングXから追加されたファイトスタイルが更に細分化。投げられづらいファイトスタイル(返し技スタイル)「ジャイアント」が本作より追加された。

返し技システムを改良。一部の小技を除きほとんどの技に一定確率で返し技が発動するようになった[1]

必殺技の他に最大4種類の得意技が設定出来るようになった。

気力の名称を精神力に変更しシステムも改良。3段階評価で精神的打たれ強さが設定され、流血時に精神力が上がる選手も存在するようになった。

首、腕、脚の部分別耐久度パラメータに腰を加え耐久度評価も3段階に変更された。

呼吸の概念を導入。要所で深呼吸を行い呼吸を整えないと息切れを起こし一定時間行動不能に陥るようになった。呼吸が乱れると全体的に動きが鈍くなりフォールも奪われやすくなる。この呼吸システムに合わせてファイトスタイルと技の属性に相性が設定されるようになり、相性の良い組み合わせだと呼吸の消費量が少なく、相性の悪い組み合わせだと呼吸の消費量が多くなる。

クリティカルシステムに、丸め込み等でピンフォールを奪う「テクニカル」が追加された。

Zトリガー+十字キーの組み合わせで一定の間合いを保っての移動が可能になった。

正面からの組み付きからの派生技のフロントヘッドロックやダウン中の引きずり動作が追加され、リングの意中の場所に相手を移動させやすくなった。

リンクのエプロンに立ちある程度行動出来るようになった。エプロンからリング中の立っている選手への飛び技が使えるようになった。

所属団体による団体プレッシャー度の概念があり、所属団体の以外の他団体に乗り込んでの試合時、一定の範囲で体力・精神力を消耗した状態で試合スタートとなる[2]

デフォルトレスラーのリネームが本作から行えるようになった。

モード

  • ビクトリーロード
  • ワンナイトマッチ
  • ワンナイトトーナメント
  • オープンリーグ
  • イリミネーションマッチ
  • バトルロイヤル
負けた選手が最後まで試合に介入可能な「エンドレスモード」と、体力・精神力を削った上で相手を場外に送り出す「オーバーザトップロープルール」が設定可能
  • デスマッチ
特設のリングで行う「有針鉄線電流爆発マッチ」ロープワークの概念がない。体力・精神力を削ってからハンマースルーを行うと有針鉄線にぶつけられるようになる。時限爆破の有無を設定可能
  • グルーサムファイティング
金網に囲われた6角形のリングで行うロープワークの概念のない格闘技ルール戦
  • エディットモード

補足

発売当時の公式ガイドブック(以下「S攻略本」)[3]にも「ゲームモードの紹介」に試合形式一覧と基本操作紹介[4]、エディットモード用の簡略データが掲載[5]された程度で、技の威力、ダメージ計算式が公開されず、新システムの多くも最低限のシステム解説しか紹介されなかった。 これは事実上の前作にあたるスーパーファミコン版「X」の攻略本の開発者インタビュー[6]にて、「X」の総合ディレクターを担当した人物が、

「ファイプロで格闘ゲームのようなプレイをしてほしくない。格闘ゲームとなるとどうしても技1発あたりの威力を意識したりコンボ技の模索に集中してしまう傾向があります」
「ファイプロはあくまでもプロレスを題材にした作品なのでプロレス特有のイマジネーションを優先したプレイスタイルを重視してほしい」
「プログラム的な面からもダメージの計算式が複雑化しているので、紹介に適さない」

などと答えていて、本作においてもこのコンセプトを踏襲し多くの部分を意図的にブラックボックス化したと思われる[要出典]

なお、システム等のブラックボックス化は「X」と本作くらいで、後年プレイステーションでリリースされた「ファイヤープロレスリングG」の詳細攻略本「ディープファイル」(以下「Dファイル」)[7]においてはダメージ計算式[8]や技データ表[9]等が公開されている。

関連書籍

セガサターン必勝法スペシャル『ファイヤープロレスリングS 6MEN SCRAMBLE』1996年、ケイブンシャ ISBN 4-7669-2671-4

脚注

  1. ^ スーパーファミコン版「X」では、返し技が発動しない「立ち打撃+打撃系クリティカル」の組み合わせや、「関節技+サブミッション系クリティカル」などが猛威を奮った為対策が施された
  2. ^ 「S攻略本」 頁329, 掲載「コラム 所属団体による団体別プレッシャー度」
  3. ^ ケイブンシャ刊、セガサターン必勝法スペシャル『ファイヤープロレスリングS 6MEN SCRAMBLE』
  4. ^ 「S攻略本」 頁3 -12, 掲載
  5. ^ 「S攻略本」 頁338 - 351, 掲載「エディットレッスン」
  6. ^ スーパーファミコン必勝法スペシャル『スーパーファイヤープロレスリングX』1996年、ケイブンシャ ISBN 4-7669-2402-9 頁252 - 255, 掲載
  7. ^ プレイステーション必勝法スペシャル『ファイヤープロレスリングG ディープファイル』1999年、ケイブンシャ ISBN 4-7669-3264-1
  8. ^ 「Dファイル」頁17 - 19,掲載
  9. ^ 「Dファイル」頁185 - 207, 掲載

「Fire Pro Wrestling S: 6 Men Scramble」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Fire Pro Wrestling S: 6 Men Scrambleのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Fire Pro Wrestling S: 6 Men Scrambleのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのファイヤープロレスリングS シックスメン・スクランブル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS