IDOMとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > IDOMの意味・解説 

IDOM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/01 14:44 UTC 版)

株式会社IDOM
IDOM Inc.
IDOM本社が入居するJPタワー(KITTE丸の内)
種類 株式会社
市場情報
略称 IDOM
本社所在地 日本
100-7026
東京都千代田区丸の内二丁目7-2 JPタワー26階
設立 1994年10月25日
業種 卸売業
法人番号 1010001069520
事業内容 自動車の買取事業
自動車の販売事業
その他自動車流通に関わる事業
代表者 羽鳥由宇介(代表取締役社長
羽鳥貴夫(代表取締役社長
資本金 41億5,702万円(2022年2月時点)
発行済株式総数 106,888,000株
売上高 単体3,067億円、連結4,595億円
(2022年2月期)
営業利益 単体119.0億円、連結184.8億円
(2022年2月期)
経常利益 単体115.7億円、連結175.6億円
(2022年2月期)
純利益 単体65.5億円、連結107.9億円
(2022年2月期)
純資産 単体468.1億、連結557.09億円
(2022年2月末現在)
総資産 単体1569.6億、連結1897.66億円
(2022年2月末現在)
従業員数 単体3,725名、連結4,464名
(2022年2月現在)
決算期 2月末
主要株主 フォワード(代表者・羽鳥貴夫) 26.20%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 10.18%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 5.16%
羽鳥裕介 5.05%
羽鳥貴夫 5.05%
(2016年2月末現在)
関係する人物 羽鳥兼市(創業者)
外部リンク https://idom-inc.com/
テンプレートを表示
Gulliverの店舗例(秋田御所野店)

株式会社IDOM(いどむ、: IDOM Inc.)は、東京都千代田区に本社を置く中古車をメインとした自動車の販売・買取会社。旧社名は株式会社ガリバーインターナショナル

中古車の販売と買取のGulliver(ガリバー)ブランドを軸に全国約500店舗(2020年10月現在)を出店。昨今では、車両のサブスクリプションサービスや個人間カーシェアサービスなどをリリースしている。

概要

1994年4月、創業者である羽鳥兼市福島県郡山市において「東京マイカー販売株式会社」を設立。1998年に上場、2003年に東証一部に指定替えする。2008年に代表取締役に羽鳥由宇介(北海道東海大学、現・東海大学卒業)と羽鳥貴夫(明海大学卒業)が就任。2016年7月、株式会社ガリバーインターナショナルから、現社名に変更した。

2018年11月15日に同業のビッグモーターが、IDOM株式を984万株(9.21%)保有したことが同社の大量保有報告書にてリリースされ、2023年9月時点でも443万株(4.15%)の株式がビッグモーターによって保有されている。なお、IDOMはビッグモーターとの間で資本提携や業務提携などの締結はしていない[1]

特徴

ユーザーから買い取った車を、中古車販売店向けのオークションに出品することで利益を上げる「買取専門」というビジネスモデルを作り上げた。中古車の査定価格は、店と客との駆け引きではなく、査定に明確な基準を定め、全国の店舗で同じように査定価格を出すためのマニュアルを作り、価格決定を透明化した。現物の車を見せずにパソコンの画面で写真や情報を見せて中古車を売る「画像販売システム」を実施。女性スタッフだけの店舗を実現。などなど、業界の常識をくつがえしてきた[2]

沿革

  • 1994年平成6年)
    • 4月 - 東京マイカー販売株式会社の車買取部門として、福島県郡山市にガリバー1号店「安積店」をオープン。
    • 9月 - ガリバーフランチャイズ1号店「弘前店」をオープン
    • 10月 - 福島県郡山市に株式会社ガリバーインターナショナル・コーポレーションを設立。
  • 1996年(平成8年)
    • 2月 - 千葉県浦安市に東京本社を開設し、フランチャイズ本部機能を移転。
    • 4月 - 商号株式会社ガリバーインターナショナルに変更。
  • 1998年(平成10年)- 日本証券業協会株式を登録。
  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)- ISO 9000(2000年度版)取得。
  • 2002年(平成14年)- IR優良企業奨励賞受賞。
  • 2003年(平成15年)- 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 2004年(平成16年)- 米国にてGulliver USA, Inc.を設立。
  • 2006年(平成18年)2月 - 東京ビルディングに丸の内本社を移転。
  • 2007年(平成19年)9月 - ダボス会議に参加。
  • 2008年(平成20年)
    • 1月 - コールセンターが「ISO/IEC 27001:2005」を取得。
    • 5月 - 羽鳥兼市が名誉会長に就任、代表取締役に羽鳥由宇介、羽鳥貴夫が就任。
  • 2009年(平成21年)4月 - アウトレット1号店「ガリバーアウトレット蘇我インター店」オープン。
  • 2012年(平成24年)
    • 7月 - 「WOW!TOWN(ワオタウン)」を開店
    • 12月 - BMW新車ディーラー事業に参入。北海道旭川市の正規ディーラーである光洋自動車のBMW部門「モトーレン光洋」を買収し、株式会社モトーレングローバルを設立。
  • 2013年(平成25年)- 高級車専門の中古車販売店「LIBERALA(リベラーラ)」を開店。
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 8月 - ガリバーのSUV専門店「Brat」を開店。
    • 9月 - BMWの千葉県正規ディーラー「ナカミツモータース」を、ナカミツインターナショナルとともに買収。 株式会社モトーレングランツに商号を変更。
    • 9月 - 「クルマジロ」(現・ガリバーフリマ)の提供を開始。
  • 2016年(平成28年)
    • 7月 - 商号を株式会社IDOMに変更。店舗ブランド「ガリバー」は引き続き使用。
    • 8月 - サブスクリプションサービス「NOREL(ノレル)」の提供を開始。
  • 2017年(平成19年)
    • 5月 - 経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「攻めのIT経営銘柄2017」に選定。
    • 6月 -「クルマジロ」が「ガリバーフリマ」に名称を変更。
  • 2018年(平成30年)2月 - タンザニアでライドシェア大手のUberと提携。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 4月 - 個人間カーシェアサービス「GO2GO(ゴーツーゴー)」の提供を開始。
    • 9月 -  AI査定アプリ「Gulliver AUTO(ガリバーオート )」アプリの提供を開始。
    • 9月 -  コーポレートアイデンティとなる「どこまでも、全力少年。」を発表。
  • 2020年(令和2年)
    • 8月 - 株式会社IDOM CaaS Technologyを設立。
    • 10月 - 株式会社FMGを設立。
  • 2021年(令和3年)9月 - BMWディーラー事業より撤退。モトーレングローバルとモトーレングランツを同業の「モトーレンレピオ」(ジーライオングループ)に譲渡。
  • 2022年(令和4年)
    • 2月 - 本社をJPタワーに移転。
    • 4月 - 豪州新車ディーラー事業より撤退。豪州連結子会社でIDOM Automotive Group Pty Ltd.およびGulliver Australia Pty Ltd.の全株式について、豪投資会社のSwift Holdings Investments Pty Ltd.と譲渡契約を締結。

連結子会社/関連会社

国内

  • 株式会社ガリバーインシュアランス
    • IDOMの保険募集代理店となる。幹事代理店は丸の内本社、浦安オフィス、大分保険事務センターが行っている。
  • 東京マイカー販売株式会社
    • 1994年設立。主に車種専門店を中心に取り扱う「Brat(ブラット)」というブランド名で中古車の販売、買取事業を全国で展開。
  • 株式会社IDOM CaaS Technology(ICT)
    • 2020年、IDOMから会社分割するかたちでCaaS事業を継承し、設立。
    • サブスクリプションサービス「NOREL」、個人間カーシェアサービス「GO2GO」などのCaaS(Car as a Service)事業を展開。
  • 株式会社FMG
    • IDOMで展開していたアフリカ事業をスピンオフし、新会社を設立

海外

  • アメリカ
    • Gulliver USA, Inc.
    • Gulliver East, Inc.
  • ニュージーランド
    • Gulliver International New Zealand Co.,Ltd

その他・賞罰

  • 1998年(平成10年)- 画像販売システム「ドルフィネット」が「第2回日本オンラインショッピング大賞」を受賞
  • 2006年(平成18年)11月 - ポーター賞を受賞。
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成30年)4月 - 「ハイ・サービス日本300選」受賞。
  • 2011年(平成23年)‐ Great Place to Work(R) Institute Japanが主催する「働きがいのある会社(従業員1000名以上部門)」ランキングに選出、以降7年間選出。
  • 2012年(平成24年)7月 - 日経コンピュータが主催する「IT Japan Award 2012」にて準グランプリを受賞。
  • 2017年(平成29年)12月8日 - 販売店で「10年保証対象車」「保証付き」などと記載した新聞の折り込みチラシを発行していたが、実際は保証は別料金(約10万から30万円)だったとして、景品表示法違反(有利誤認)で消費者庁から再発防止の措置命令を受けた[3]
  • 2019年(令和元年)8月 - ”車を並べて作った文字”で「ギネス世界記録」を達成。

テレビCM出演者

現在

過去

テレビ番組

書籍

関連書籍

  • 『非常識であれ! ユーラシア大陸走破で証明したガリバー流“挑む経営"の神髄』(著者:羽鳥兼市 大角理佳 ガリバー・ユーラシア・マラソン・チーム)(2013年1月25日、日経BP社)ISBN 9784822264468

脚注

  1. ^ 一部株主による当社株式の売却報道について”. 株式会社IDOM (2023年9月21日). 2023年11月21日閲覧。
  2. ^ a b 「"非常識"の発想で儲けろ」 - テレビ東京 2008年7月14日
  3. ^ ガリバー運営会社に措置命令=「10年保証」実は別料金-消費者庁”. 時事通信社 (2017年12月8日). 2018年2月11日閲覧。
先代
サンヨー
1988年-2006年
NPBオールスターゲーム
オフィシャル・スポンサー
2007年
次代
マツダ
2008年-2016年

idom

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 22:29 UTC 版)

idom
別名 idm
生誕 (1998-03-18) 1998年3月18日(26歳)
出身地 日本兵庫県
ジャンル J-POP
職業
担当楽器 ボーカル
活動期間 2020年 -
レーベル SME Records(2022年 - )
公式サイト idom OFFICIAL WEB SITE
idom
YouTube
チャンネル
ジャンル 音楽
登録者数 2.75万人
総再生回数 13,593,093 回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年3月13日時点。
テンプレートを表示

idom(イドム、1998年平成10年〉3月18日 - )は、日本シンガーソングライター兵庫県神戸市生まれ岡山県在住。所属レーベルはSME Records。身長184cm。元はidmであったが現在はidomの表記で活動している。

略歴

大学時代にデザインを専攻し、2020年4月にイタリアのデザイナー事務所に就職予定であったが、新型コロナウイルスの影響で渡伊を断念[1]。就職を諦めたコロナ禍をきっかけに、以前から興味があった楽曲制作に初めて挑戦。トラックメイクラップ・ボーカル等、音楽以外にも自身で映像制作・編集、イラスト制作などが出来るマルチクリエイター[1]

そんなクリエイティブセンスが認められ、僅か1年程で、2021年7月リリースの「Awake」が『ソニー Xperia 1 III CMタイアップソング』として[2]、2021年10月リリースの「Freedom」が『TikTok CMタイアップソング』に[3]、2021年11月リリースの「Moment」が『ソニー Xperia 5 III CMタイアップソング』に抜擢[4]

2022年2月には自身初となるEP「i's」をリリース。その中に収録されている楽曲「帰り路」のMVはidom自身が監修・編集を務めている[5]

また、TikTokで洋楽カバー等をアップしており、Gnash英語版の「imagine if」をカバーしたところ、200万再生を越え大きな話題となっている[6]

2022年8月、配信限定シングル「GLOW」でSME Recordsよりメジャー・デビュー

2022年12月24日〜2023年1月3日、横浜で開催されたアートイルミネーション「ヨルノヨ」のVRChatにて「GLOW」のパフォーマンスが公開。

ディスコグラフィー

楽曲

リリース日 タイトル レーベル
2020/04/24 neoki sambafree
2020/07/04 soap.
2020/09/09 Nige Rare Naiwa
2020/09/27 Secret(feat.yeong won)
2020/12/05 DOLL
2021/04/11 二人
2021/07/09 Awake 自主レーベル
2021/07/23 Awake(BACHLOGIC Remix)
2021/08/06 Awake(Seiho Remix)
2021/10/29 Freedom
2021/11/19 Moment
2022/5/27 帰り路(MONJO Remix)
2022/8/8 GLOW(先行配信) SME Records
2022/12/16 GLOW (English ver.)
2024/1/26 アングラ

EP

リリース日 タイトル 収録曲
1st 2022/02/25 i's
  1. Awake
  2. Moment
  3. Freedom
  4. 帰り路
  5. Freedom(PLANET ver.)
  6. Awake(BACHLOGIC Remix)
  7. Awake(Seiho Remix)
2022/9/7 GLOW

CD

  1. GLOW
    作詞:idom
    作曲:idom・Carlos K.
    編曲:板井直樹・Carlos K.
  2. i.d.m.
    作詞・作曲・編曲:idom
  3. Savior
    作詞:idom
    作曲:idom・TOMOKO IDA
    編曲:TOMOKO IDA
  4. HELLO
    作詞・作曲・編曲:idom
  5. GLOW -Instrumental-

初回生産限定盤BD

  1. GLOW (MUSIC VIDEO)
  2. GLOW (Behind The Scenes)
2nd 2023/4/12 EDEN
  1. EDEN
  2. Memories
  3. Control
  4. Loop
3rd 2023/10/6 Who?
  1. あなたを愛するように / idom, peko&鈴木真海子
  2. ミニマリスト / idom&Kvi Baba
  3. 堂々廻 / idom, SO-SO&NUU$HI
  4. Knock Knock

参加作品

発売日 タイトル
2024年3月13日 Kvi Baba『Ms. U (feat. idom & SALU)』

ミュージック・ビデオ

公開日 監督 曲名 備考
2021/07/09 YUANN / Kidzfrmnowhere. Awake 出演:ARIA POLKEY, TAIRA, MAMADOU
2022/08/08 YUANN GLOW
2022/02/25 idom 帰り路
2022/09/05 新保拓人 i.d.m. 出演:KUREHA / RINA / ZERIKA
2022/09/09 Kouta Tajima,indigö Savior リリックビデオ
2022/09/12 HELLO リリックビデオ

タイアップ

タイトル タイアップ
Awake ソニー Xperia 1 III CMタイアップソング[2]
Freedom TikTok CMタイアップソング[3]
Moment ソニー Xperia 5 III CMタイアップソング[4]
GLOW フジテレビ系月9」ドラマ『競争の番人』主題歌[7]
Knock Knock イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」テーマソング
アングラ テレビ東京系ドラマ24闇バイト家族』オープニングテーマ[8]

出演イベント

  • 2022年10月11日 - CLAPPERBOARD -Enjoy the weekend!- vol.10
  • 2022年11月02日 - THREE WAVES vol.2
  • 2022年12月31日 - CDTV ライブ!ライブ!年越しスペシャル!2022→2023(「GLOW」を演奏)
  • 2023年03月25日 - 奏鯉 − かなでり −

脚注

出典

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  IDOMのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「IDOM」の関連用語

IDOMのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



IDOMのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのIDOM (改訂履歴)、idom (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS