KA10
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 14:00 UTC 版)
KA10の最大メモリ容量は256Kワード(1152Kバイト)である。ページング機構は持たず、2本のプロテクション/リロケーションレジスタ(base and bounds レジスタとも呼ぶ)でメモリ管理を行っている。これによりユーザーのアドレス空間の半分をメインメモリの指定した領域に限定できる。従って、リードオンリーで共有可能なテキストセグメント(high segmentとも呼ばれた)とリード/ライト可能なデータセグメントおよびスタックセグメント(low segmentとも呼ばれた)という後のUNIXでも使われたプロセスモデルが可能であった。MITやBBNでは、KA10 に改造を加えて物理メモリ容量を増やし、ページング機構を追加してデマンドページング(英語版)方式の仮想記憶をサポートした。
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