アールシー‐ばん【RC版】
リリース候補版
略称:RC版
【英】:Release Candidate
製品などの最終状態にきわめて近いテストバージョン。
ベータテストなどのあとに、評価やテスト(特に利用者側環境でのテスト)を目的に、製品とほぼ同等の状態のバージョンが配布されることがあり、そのときのバージョンをこのように呼ぶ。
ベータテストのあとに、RC版を複数回配布する場合は、リリースの回数に応じて「RC1」、「RC2」などの番号が振られることもある。
企業などでは、独自の環境設定や、独自のソフトウェアなどを利用しており、新しいバージョンのOSは導入前に十分なテストや評価を行う必要があるが、そのためには評価対象が製品とほぼ同等でなければならない。このため、多少のバグなどは許容して、仕様的に確定したRC版の試験導入が行われる。
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RC版
【英】Release Candidate version
RC版とは、ハードウエアやソフトウエアの開発段階のひとつで、製品候補としてのテスト工程に入ったもののことである。
評価段階として関係者などに提供されるベータ版の段階を終了し、より出荷段階に近づいた、出荷候補(release candidate)となるものがRC版であり、さらに改訂作業が進められることとなる。改訂の段階に応じてRC 1、RC 2、とバージョン分けされる場合も多い。RC版がテストを終了すれば、製品出荷(RTM)版として、製造の工程に移行されてゆく。
OSなどのように強い影響力をもつソフトウエアなどでは、最終的な評価テストとして、ユーザーの一部にRC版が配布される場合も少なくない。これによってユーザーが実際に用いる環境での性能を検証することもでき、あるいは、マーケティングの手法として有効な販促効果を期待できるからである。
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