Radiation, Science, and Health, Inc.(RSH)
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「近藤宗平」の記事における「Radiation, Science, and Health, Inc.(RSH)」の解説
1996年に設立された米国のNPO団体、放射線・科学・健康協会(Radiation, Science, and Health, Inc.:RSH)において、ミズーリ大学名誉教授のトーマス・ラッキー(Thomas D. Luckey)、ピッツバーグ大学名誉教授のバーナード・コーエン(Bernard Cohen)、電力中央研究所の服部禎男等とともに創設メンバーの1人として理事を務めるなど国際的にも活動している。RSHはLNTモデルが誤りであると主張し、そのデータを提供し、放射線防護にはコストが掛かり過ぎるとして放射線防護に関する公共政策の見直しを目指している。RSHは、政府機関が放射線ホルミシスを含むデータを抑圧し、放射線の恐怖を助長している主張している。RSHでは放射線ホルミシス効果を支持する科学的データの収集を行い、放射線防護規制に対する抗議運動を活発に行っている。 1999年4月21日、後援にRSHを筆頭に各原子力関連の学会や放射線関連学会、協賛に電気事業連合会のサポートを得て、「低線量放射線影響に関する公開シンポジウム―放射線と健康」が東京の京王プラザホテルで開催され、「少しの放射線にはびくともしない人体―生体の防御機能はすばらしいー」というタイトルで講演を行った。講演では、アポトーシス、チェルノブイリ、DNA修復を例に、自然の数十倍程度の放射線ではリスクの蓄積はないとし、原爆の影響に対する発言もあった模様である。
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