suggestion
「suggestion」とは、提案・気配・暗示のことを意味する英語表現である。
「suggestion」とは・「suggestion」の意味
「suggestion」は、提案や提言、提議といった意味を持つ名詞である。また、暗示や示唆、ほのめかしといった意味合いも持ち合わせている。気味、気配といった意味も持っており、この場合は「a suggestion」と単数形で用いられることが多い。また、「of」などの前置詞と共に「suggestion of~」とし、「~気味」「~の気配」といったニュアンスの表現にすることができる。疑問文や否定文になる場合は、「~のわずかな見込み」という意味合いになる。そして、心理学の分野においては、暗示や示唆という意味を持つ。その他には、連想、連想させるもの、思いつきという意味合いで使われることもある。「suggestion」は基本的に不加算名詞として使われるが、具体的な表現になる場合は、加算名詞として扱う。例えば、「suggestion that~(~という提案)」といった表現などが挙げられる。なお、類語としては、「proposal(提案)」や「recommendation(推奨)」「hint(ほのめかし)」などが当てはまる。また、関連語としては、「suggest」が挙げられる。提案する、勧める、示唆するなどの意味を持つ動詞である。
「suggestion」の複数形
「suggestion」の複数形は、「suggestions」である。「suggestion」の発音・読み方
「suggestion」の音節は、「sug・ges・tion」である。発音記号は「səgdʒéstʃən」で、「サァグヂェスチャン」と発音する。アクセントは「ヂェ」の部分にくる。また、「sədʒéstʃən(サァヂェスチャン)」と発音する場合もある。「suggestion」の語源・由来
「~の下から上に」という意味を持つラテン語「sub-」と、「持って行く、運ぶ」という意味の「gero」、そして「こと」という意味を持つ接尾辞「-tio」が、「suggestion」の語源だとされている。「sub-」と「gero」は、「suggero(下から上げる)」という意味のラテン語を経て、そこに「-tio」が加わった「suggestio(提案)」に変化した。そして、古期フランス語で提案を意味する「suggestion」になり、英語の「suggestion(提案)」へと変わっていったのである。「suggestion」の覚え方
「suggestion」は、「sub-(下から上に)」と「gero(持って行く、運ぶ)」を語源とする言葉で、相手のもとに運ぶことというコアイメージが挙げられる。そこから、提案などの意味につなげることができる。「suggestion」と「proposal」の違い
「proposal」は、受け入れてもらえる可能性が高く、承認されることを前提で行う提案を指している。計画や改善案など、ビジネスやフォーマルな場面で用いられることが多い。個人や公的な機関によって提案される、公式なものという特徴も持ち合わせている。一方、「suggestion」は「proposal」に比べると少し控えめな提案を表している。まだ議論する余地が残っており、アドバイスやアイデアなどといったニュアンスを含んでいる。また、相手が受け入れるかどうかわからない提案などに対して用いることも多い。公的なものというよりも、私的な提案、計画というイメージを持っている。
「suggestion」を含む英熟語・英語表現
「suggestion ban」とは
Twitter利用時に、一時的なペナルティとしてユーザーに課せられるものの一つ。ペナルティのことは、「Shadow Ban」と呼ばれており、全部で4種類ある。「suggestion ban」は、その中で最も軽いペナルティとして知られている。「search suggestion ban」とも言う。
「suggestion」の使い方・例文
「suggestion」を使った例文は、下記の通りである。・She accepted a friend's suggestion and decided to travel with him.(彼女は、友人からの提案を受け入れて、一緒に旅行することに決めた。)
・We agreed to her suggestion that we have a house party on the weekend.(週末にホームパーティーをしようという彼女の提案に、私たちは同意した。)
・I had a suggestion of rain, so I decided to bring an umbrella just in case.(雨の気配がしたので、念のため傘を持って行くことにした。)
・The art called up suggestions of the festival.(そのアートは、祭りを連想させた。)
・The suggestion was ultimately not accepted by him and never materialized.(その提言は、結局彼に受け入れられず、実現することはなかった。)
・Why do his suggestions always capture things so accurately?(彼の提案は、なぜいつも物事を的確にとらえているのだろうか。)
サジェスチョン【suggestion】
サゼスチョン【suggestion】
読み方:さぜすちょん
暗示
暗示(あんじ、英: suggestion)は、言葉や合図などにより、他者の思考、感覚、行動を操作・誘導する心理作用のことをいう。暗示にかけられた者は自然にそうなったと考え、それが他者による誘導によるものであることに気が付かない。特に催眠状態において暗示は最も効力を発揮する。
概説
暗示は睡眠不足や過労状態にあるとき特にかかりやすくなるほか、先天的気質によってもかかりやすい人とそうでない人がいるという。
自分で自分にかける暗示を「自己暗示」という。
心身症や神経症などの治療に暗示が利用されることもあり「暗示療法」という。催眠療法もその一種である。フランスのエミール・クーエはクエイズムという自己暗示法によって心理療法を行った[1]。
催眠術の暗示には大きく分けて運動支配、感覚・感情支配、記憶支配と分類されている[2]。
脚注
- ^ 『相手の心の中が怖いくらいわかる言葉の魔術』 樺旦純 2003年 三笠書房 ISBN 4837920047
- ^ “催眠暗示とは?代表的な暗示まとめ” (日本語). 催眠の学校ヒプノテイメント大阪. 2019年12月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
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