新興企業成長へ講演 みずほ銀主催 創業者ら300人前に
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スタートアップ(SU、新興企業)の規模拡大などを狙ったみずほ銀行主催の交流イベント「エムズサロン フロンティアサミット」が10日、SU支援拠点のステーション
藻類を研究するちとせグループ(神奈川県)の藤田朋宏最高経営責任者(CEO)は、温暖化や食糧不足対策として藻類畑の面積拡大を目指しており、食品、素材など大手100社がマツリと呼ばれる協力企業のネットワークに参画していることを紹介した。ちとせグループに10億円出資している日本ガイシの大津武嗣執行役員は「地球規模の課題を藻類を使って日本連合で解決しようという取り組みに賛同した」と語った。
5社のSUが脱炭素に関連する事業を紹介した。元日本原子力研究開発機構研究員がCEOを務めるブロッサムエナジー(東京都)の事業は、新開発の原子炉から産業用プラントに熱エネルギーを供給し、化石燃料の消費を削減するという。
講演はイノベーション(革新)創出を狙ったもので、みずほ銀の加藤勝彦頭取は「SUの事業開発を支援したい」と話していた。