群馬県ゆかり11人エントリー 学生連合に上武大・辻本 箱根駅伝

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大会に向けて調整を続ける辻本選手(16日、伊勢崎市の上武大で)
大会に向けて調整を続ける辻本選手(16日、伊勢崎市の上武大で)

 来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)に参加する各チームのエントリー選手16人が発表された。県ゆかりの選手11人が登録され、大会に向けて準備を進めている。県内大学は出場を逃したが、関東学生連合チームに上武大の辻本 幸翼こうすけ 選手(4年)が入り、出走が期待されている。

 辻本選手は、4年生で初めて連合チームにエントリーされた。「やっとつかんだ箱根駅伝。最後まで出し切って終わりたい」と、チームの合宿に参加するなど調整を進めている。

 10月に行われた予選会では、ハーフマラソン(21・0975キロ)で1時間5分19秒を記録。季節外れの暑さで途中棄権も相次ぐ中、同大では外国人選手に続く2位となった。上武大は24位で本戦の出場はかなわず、「大学駅伝が終わった」と落ち込んでいたが、個人順位で全体64位となり、連合チームでの出場に望みをつないだ。

 上武大での4年間の陸上生活は、思い描いた通りではなかった。地元の北海道を離れ、箱根路を目指し、監督に誘われた上武大に進んだ。しかし1、2年生の間は膝や股関節などのけがに苦しんだ。「全く走れず、やめたいと思う時期もあった」が、筋力トレーニングや心肺機能を高めるための水泳に取り組んだ。3年生で初めて挑戦したハーフマラソンを足がかりに調子を上げた。「諦めずに続けてこられたのは、家族や友人のおかげ。そういう人たちのために走りたい」と力を込めた。

 10日に発表された各大学のエントリー選手には、健大高崎高出身で、前回大会では3区4位タイの好走を見せた国学院大の青木 瑠郁るい 選手(3年)や、樹徳高出身で、11月の上尾シティハーフマラソンで自己ベストを更新した駒沢大の帰山侑大選手(同)らも登録された。

 各チームは29日、16選手の中から10区の出走予定選手を発表する。往路復路ともに、当日朝に出走者が確定する。

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