韓国の前国防相がトイレで自殺未遂、その後に内乱容疑で逮捕…尹大統領は捜査秒読みで弁護士探す
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【ソウル=小池和樹】韓国の検察は10日夜、

聯合ニュースによると、検察は金氏の逮捕状請求の際、金氏を内乱の首謀者に次ぐ「重要な任務に従事した者」とし、尹氏を首謀者と位置づけた。捜査は今後、尹氏に向かう可能性があり、今回の金氏の逮捕で「(尹氏への捜査が)秒読みに入った」と伝えている。
金氏は検察が8日に緊急逮捕し、9日にソウル中央地裁に逮捕状を請求。同地裁が10日夜、証拠隠滅の恐れを認めて逮捕状を発付した。検察は金氏の逮捕に合わせ、「地位の上下を問わず厳正に捜査し、

法務省は11日、金氏が逮捕状発付直前の10日夜、拘置所内のトイレの中で服のひもを使って自殺を試みたと明らかにした。拘置所職員が発見して防いだといい、命に別条はないという。
一方、警察の捜査本部は11日午前、趙警察庁長官と、
戒厳令当日の尹氏の行動を巡っては、国会に投入された特殊部隊を指揮した特殊戦司令官が10日、尹氏から戒厳令の解除要求決議案の可決を防ぐために「ドアを壊して中にいる人(議員)を引っ張り出せ」と電話で指示されたと国会で証言した。韓国メディアによると、尹氏は自身への捜査が迫っているとみて弁護士を探しているという。法務省は尹氏を出国禁止としている。
韓国憲法で大統領は在職中に刑事訴追されないが「内乱と外患の罪は除く」と規定している。内乱の首謀者と認定されれば死刑または無期懲役か無期の禁錮刑となる。