カナダのトルドー首相、トランプ氏の25%関税表明に「関税で対抗」…米MSNBCインタビューで

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 【ニューヨーク=山本貴徳】カナダのジャスティン・トルドー首相は12日、米MSNBCのインタビューで、米国のトランプ次期大統領がカナダからの輸入品に25%の関税を課すと表明していることについて、「関税で対抗する準備はできている」と強調した。

6日、オタワで記者会見し、辞任の意向を表明するトルドー首相=ロイター
6日、オタワで記者会見し、辞任の意向を表明するトルドー首相=ロイター

 トルドー氏は「カナダは米国の約35州にとって最大の貿易相手国であり、両国の障壁を厚くすることは、米国の市民や雇用に悪影響を及ぼす」と述べ、トランプ氏をけん制した。AP通信によると、カナダはトランプ氏が高関税を実行した場合、米国のオレンジジュースやトイレ製品、一部の鉄鋼製品に関税をかけることを検討しているという。

 トランプ氏の第1次政権が2018年にカナダからの鉄鋼やアルミニウムに高関税をかけた際も、カナダは米国のハーレーダビッドソンの二輪車やバーボンウイスキーなどに関税をかけて対抗した。互いの関税措置は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定で合意した後の19年まで続いた。

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