通信販売業のディノスは,日本オラクルの中堅企業向けERPソリューション「Oracle Neo」を使って会計システムを刷新したことを明らかにした。業務効率の向上や決算日程の短縮を図るのが狙い。

 同社は従来,独自開発した会計システムを運用してきた。業務効率を向上したり決算日程を短縮したりするには,会計システムと他のシステムとの連携が不可欠と判断。システム連携機能を備えたパッケージ・ベースのソリューションへの移行を決断した。

 新会計システムは,Oracle Neoの小売業向けテンプレートである「RMexpress」を活用することで,アドオン開発を最小限に抑えた。RMexpressは,取引先との買掛金/売掛金や各種手数料の相殺機能や予実算管理機能などを備える。システムの本格稼働時期は2006年11月。導入作業は東芝情報システムが手掛けた。