http://apricot-tree.asablo.jp/blog/img/2013/06/17/29f71b.jpg
絵本紹介(73) たいせつなこと ― 2014年03月02日 17:50

題名 : たいせつなこと
文 : マーガレット ワイズ ブラウン
絵 : レナード ワイスガード
訳 : 内田 也哉子
出版社 : フレーベル館
今日ご紹介する絵本はアメリカで65年前に出版されて、日本語訳も出版から13年になる絵本ですので、どこかでご覧になったことのある本かもしれません。でも今でも衰えない人気で読み継がれている絵本です。
たとえば、「スプーンってどんなもの?」って聞いたら、
きっと、食べるときに使うもので、手でにぎれて、口の中にうまく収まって、たいらじゃなくて少しくぼんでいて、ちいさなシャベルみたいにいろいろなものをすくい取る。 と、いう答えが返ってくるかもしれません。
でもスプーンにとって大切なのは、それを使うと上手にたべられる、ということ。
たとえば、「ヒナギクはどんな花?」って聞いたら、
きっと、白い花で、真ん中が黄色くて、長くてしろい花びらには蜂がちょこんとすわり、なんだかくすぐったいかおりがして。。。 と、一生懸命説明してくれるかもしれません。
でもヒナギクにとって大切なのは、白であること。
では、「あなたのことを教えて?」と尋ねられたら。。。
あなたはフルネームを教えてくれるかもしれません。
ニンジンが嫌いでチョコレートの大好きな女の子と話してくれるかもしれません。
本当はもっと自信を持ちたいんだけど、いまはちょっとぉ と言いにくそうに答えてくれるかもしれません。
あなたのお母さんは、「本当はいい子なのに友達が、」と泣くかもしれません。
でもあなたにとって大切なのは、あなたがあなたであること なんです。
日頃頑張りすぎちゃう私たち、ついつい自分の本当の気持ちや本当の姿を隠して、かっこつけちゃったりしますよね。
あるいは自分の子供や後輩に期待をかけすぎて、あなたは本当はもっとできる子とか言っちゃったりもします。
「わたしはあなたのありのままが好きなの。こわがらずにあなたのまま私の前にいて。」と語り掛けてくれるような、とても優しい絵本です。
あーあ。最近言われてないなー、そんな優しい言葉。
文 : マーガレット ワイズ ブラウン
絵 : レナード ワイスガード
訳 : 内田 也哉子
出版社 : フレーベル館
今日ご紹介する絵本はアメリカで65年前に出版されて、日本語訳も出版から13年になる絵本ですので、どこかでご覧になったことのある本かもしれません。でも今でも衰えない人気で読み継がれている絵本です。
たとえば、「スプーンってどんなもの?」って聞いたら、
きっと、食べるときに使うもので、手でにぎれて、口の中にうまく収まって、たいらじゃなくて少しくぼんでいて、ちいさなシャベルみたいにいろいろなものをすくい取る。 と、いう答えが返ってくるかもしれません。

たとえば、「ヒナギクはどんな花?」って聞いたら、
きっと、白い花で、真ん中が黄色くて、長くてしろい花びらには蜂がちょこんとすわり、なんだかくすぐったいかおりがして。。。 と、一生懸命説明してくれるかもしれません。

では、「あなたのことを教えて?」と尋ねられたら。。。
あなたはフルネームを教えてくれるかもしれません。
ニンジンが嫌いでチョコレートの大好きな女の子と話してくれるかもしれません。
本当はもっと自信を持ちたいんだけど、いまはちょっとぉ と言いにくそうに答えてくれるかもしれません。
あなたのお母さんは、「本当はいい子なのに友達が、」と泣くかもしれません。
でもあなたにとって大切なのは、あなたがあなたであること なんです。
日頃頑張りすぎちゃう私たち、ついつい自分の本当の気持ちや本当の姿を隠して、かっこつけちゃったりしますよね。
あるいは自分の子供や後輩に期待をかけすぎて、あなたは本当はもっとできる子とか言っちゃったりもします。
「わたしはあなたのありのままが好きなの。こわがらずにあなたのまま私の前にいて。」と語り掛けてくれるような、とても優しい絵本です。
あーあ。最近言われてないなー、そんな優しい言葉。
最近のコメント