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2025年2月10日月曜日

◆ドルもみあい 円高つづく.151円前半 原油.▽拍子木反発.70ドル台 令和7.2.10.Mon

仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース ⇒
①.日米首脳会談の成果
石破茂首相はトランプ米大統領との初会談で、良好な関係を築き、緊密な同盟の確認と経済関係の深化に向けたロードマップ(工程表)の合意を取り付けたようだ。~ 日鉄については「USスチールを所有するのでなく、同社に大規模な投資を行うことで合意した」と述べたトランプ大統領と、認識を共有したと述べた。~ コンサルティング会社アジア・グループのワシントン在勤バイスプレジデント、ユカ・ハヤシ氏は石破氏のアプローチについて、交渉を通じ取引(ディール)をまとめるトランプ氏のやり方に対応する、ひな型を提供するものだと指摘。予想を上回る成果を上げたと評価した。

②.中国物価統計
中国の1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.5%上昇と、昨年12月の0.1%上昇から加速した。春節(旧正月)連休前後の個人消費拡大による一時的な勢いとみられる。~ エコノミストの予想中央値(0.4%上昇)には届かなかった。同月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.3%低下し、2年4カ月連続の前年割れ。昨年12月も2.3%低下だった。

③.エリオットがBP株保有
業績不振に苦しむ英石油会社BPの株式をアクティビスト(物言う株主)の米エリオット・インベストメント・マネジメントが相当規模保有している。~ 関係者が明らかにした。エリオットはBPに抜本的な対策を検討させることで株主価値の向上を目指しており、BPの株価が大幅に過小評価されていると考えているという。~エリオットの正確なBP株保有数はすぐに確認できなかった。

④.マスク氏はTikTokの米事業買収に関心なし
イーロン・マスク氏は先月、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業買収には関心がないと述べていた。~ ドイツでの会議でビデオを通じ、TikTokの米事業「入札に参加していない」と発言していた動画を、独紙ウェルトが8日公開した。トランプ大統領は先月、米政府との合弁事業の一環としてTikTokをマスク氏が買い取ることにオープンとの立場を示していた。~ マスク氏は「TikTokを買収したいと躍起になっているわけではない」とし、自身がツイッターを買収して社名をXに変更したことは、「言論の自由を守るため」の例外だったと説明。「私は通常、ゼロから企業を立ち上げる」と話した。

⑤. 米ロ首脳電話会談の有無
ロシア政府はプーチン大統領とトランプ米大統領が電話で話したとの一部報道について、否定も確認もしなかった。~ ニューヨーク・ポストは8日遅く、両首脳が電話でウクライナでの戦争について話したと報じていた。ただ、電話会談のタイミングについて具体的に言及していない。
10日 【日本株】
日経平均 38,801.17 +14.15 +0.04%
TOPIX 2,733.01 -4.22 -0.15%
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日経平均 ⇒▽nr.買戻し ⇒▲トリプル ⇒▽nr入首
TOPIX ⇒+▼nr.様子見 ⇒▲逆立.Sup200MA ⇒-△nr.様子見
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【日経平均VI】
日経平均VI 21.75 +0.06 +0.28% ⇒-▼陰上げ ( 21台 )
日経平均VI 21.69 +0.06 +0.28% ⇒▽nr上げ ( 21台 )
日経平均VI 21.63 -1.09 -4.80% ⇒▲下がる ( 21台 )
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10日、円が下落、米関税政策受け-長期金利は約14年ぶり高水準

10日、東京株式相場はTOPIXが下落し、日経平均株価はほぼ横ばい。
・米国でインフレ警戒が再燃し、利下げ期待が後退したことやトランプ大統領の関税政策への警戒感があった一方、日米首脳会談で日本に対する特別な要求がなかったことで安心感も出た。

・四半期利益が予想を上回ったディー・エヌ・エーは23%上昇。
・川崎重工業も通期の純利益予想を上方修正したことを受け、一時7.5%上昇。
・トランプ大統領が全ての鉄鋼とアルミニウム輸入への25%関税を10日に発表すると発言したことを受け、日本製鉄は軟調。

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インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト
「鉄、アルミへの関税が出たので、 不透明感が強まり市場にマイナスに効いている」と。
半面、「日米関係に対する楽観論が浮上したことで、関税による悪影響は限定的なものにとどまった」と。

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日経平均は小幅反発、売り買い交錯で方向感に乏しい展開

・前週末の米株式市場で主要指数がそろって下落する中、日経平均は前営業日比50.65円安の38736.37円と続落で開始。

・シカゴ先物にサヤ寄せする形から、本日の日経平均はやや売りが先行して始まった。
・その後、一時プラス圏に浮上する場面も見られたが、売り買いが交錯しており前週末終値付近でもみ合う展開となった。
・注目されていた日米首脳会談については、一定の成果があったと評価する声が多い一方、11日は建国記念の日の祝日で休場になる他、今週は決算ピークであることも様子見姿勢に繋がった。

・大引けの日経平均は前日比14.15円高(+0.04%)の38801.17円。

・パルプ・紙、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、海運などが上昇。
・卸売、繊維、不動産、銀行、医薬品などが下落。

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【個別銘柄】SUMCO、日本紙、円谷フィHD 、ディーエヌエー など 


▽SUMCO 1237 +80.5大幅続伸。
先週末に24年12月期決算を発表。10-12月期営業利益は70億円で前年同期比38.1%減となったが、会社計画50億円や57億円程度の市場予想は上回った。数量要因が上振れの背景とみられる。
25年12月期第1四半期は45億円を見込み、こちらはほぼコンセンサス並みの水準。株価低迷が続いていた中、安心感先行の動きになったようだ。なお、年間の償却費は従来見通しよりも減少の公算とされている。

▽日本紙 1002 +83大幅続伸。
先週末に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は90.4億円で前年同期比2.0倍となり、80億円程度の市場予想を上回っている。
海外の生活関連事業が想定以上に改善しているもよう。古紙を中心とした原料高などで紙・板紙事業は低迷しているが、苦戦が続いたOpalの構造改革進展などが確認できたことで、株価見直しのきっかけにつながっているようだ。

▲円谷フィHD 1649 -281急落。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は93.9億円で前年同期比23.8%減となり、据え置きの通期計画152億円に対して、やや低調な進捗と受けとめられる形に。10-12月期は53.2億円で23.5%減となった。
第4四半期にかけては、ウルトラマンカードゲームやパチンコ・パチスロ機の新規投入効果などが期待されるものの、業績成長期待の高い銘柄であり、減益決算にネガティブな反応が先行。

▽ディーエヌエー 3732 +700ストップ高。
先週末に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は155億円となり、前四半期の36億円から大幅に拡大している。前年同期は324億円の赤字であった。ポケモンとの協業スマホゲーム「ポケポケ」のヒットによって、ゲーム事業が大幅に収益を改善させた。
期待感は先行していたとみられるが、市場予想は100億円程度であったとみられ、収益水準は想定以上に膨らんだとの見方が優勢。

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2.10 動いた株・出来た株
◇ディー・エヌ・エー<2432> 3732 +700 ⇒ 10-12月期は期待以上の収益水準に。
◇太陽誘電<6976> 2638 +370 ⇒ 通期業績上方修正で過度な警戒感後退へ。
◇日本製紙<3863> 988 +69 ⇒ 10-12月期営業益はコンセンサスを上振れ。
◇関西ペイント<4613> 2179 +116.5 ⇒ 通期業績下方修正もコンセンサスは上振れ。
◇SUMCO<3436> 1218.5 +62 ⇒ 第1四半期大幅減益見通しだがコンセンサスは上回る。
◇日揮HD<1963> 1398 +66 ⇒ LNG関連株として思惑物色の動きも。
◆円谷フィHD<2767> 1626 -304 ⇒ 第3四半期累計2ケタ超の営業減益決算に。
◆セガサミーHD<6460> 3006 -185 ⇒ 10-12月期はコンセンサス大幅下振れへ。
◆SANKYO<6417> 2186 -122 ⇒ セガサミーや円谷フィールズの決算後の株価下落で。
◆大成建設<1801> 6259 -317 ⇒ 通期予想の据え置きをマイナス視も。
//◆◆◆▲▲//◆ ドル円 151円台( 金融政策意識 )
//▲▽◇▲▲//◆ ユーロ ( 金融政策に注目 )
//_▲◇▲▲//_ 原油 70ドル台 (社会システムの正常化待ち )
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外国為替 ⇒
WTI原油先物 ⇒
◆ドルもみあい 円高つづく.151円前半 原油.▽拍子木反発.70ドル台 
2.10
米ドル/円 151.30 - 151.32
ユーロ/円 155.69 - 155.77
ユーロ/米ドル 1.0318 - 1.0323
英ポンド/円 187.05 - 187.18
豪ドル/円 94.47 - 94.50
スイスフラン/円 166.14 - 166.18
原油(WTIC原油先物) 70.97 +0.49 +0.70% ⇒▲逆立 ⇒▲切下げ ⇒▽拍子木反発

◆ドルもみあい 円もみあい.151円半ば 原油.▽拍子木反発.70ドル台  
2.8
米ドル/円 151.40 - 151.44
ユーロ/円 156.35 - 156.41
ユーロ/米ドル 1.0327 - 1.0328
英ポンド/円 187.87 - 187.97
豪ドル/円 94.94 - 94.98
スイスフラン/円 166.36 - 166.53
原油(WTIC原油先物) 70.97 +0.49 +0.70% ⇒▲逆立 ⇒▲切下げ ⇒▽拍子木反発

▲ドルとユーロ弱い 円全面高.151円半ば 原油.▲切下げ.70ドル台  
2.7
米ドル/円 151.44 - 151.47
ユーロ/円 157.21 - 157.30
ユーロ/米ドル 1.0378 - 1.0387
英ポンド/円 188.30 - 188.38
豪ドル/円 95.15 - 95.18
スイスフラン/円 167.32 - 167.41
原油(WTIC原油先物) 70.48 -0.63 -0.89 ⇒◇nr入首 ⇒▲逆立 ⇒▲切下げ

StockCharts ⇒  

2.5
NYダウ   44,873.28 +317.24 +0.71%
S&P500   6,061.48 +23.60 +0.39%
NASDAQ 19,692.33 +38.31 +0.19%
--------------------------------------------------------------
2.6
NYダウ   44,747.63 -125.65 -0.28%
S&P500   6,083.57 +22.09 +0.36%
NASDAQ 19,791.99 +99.66 +0.51%
--------------------------------------------------------------
2.7
NYダウ   44,303.40 -444.23 -0.99%
S&P500   6,025.99 -57.58 -0.94%
NASDAQ 19,523.40 -268.58 -1.36%
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NYダウ(INDU) ⇒▽トリプル浮上.Sup10MA ⇒▼かぶせ.様子見 ⇒▲wr切下げ.調整へ 
S&P500(SPX) ⇒▽切り返し.test10MA ⇒▽nrトリプル.10MA突破 ⇒▲wr切落し.10MA割れ 
NASDAQ(COMPQ) ⇒▽切り返し.test10MA ⇒▽nrトリプル.10MA突破 ⇒▲wr切落し.10MA割れ
【 SOX指数 】
5009.34 -83.25(-1.63%) ⇒▽窓埋め突.test200MA ⇒▽nr切返し.+test200MA ⇒▲wr吞込み.Reg200MA

【 VIX恐怖指数 】
16.54 +1.04 (+6.71%) ⇒▲切下げ ⇒▲nr切下げ ⇒▽吞込み反発
⇒+6.71P (16台)
⇒-1.17P (15台)
⇒-8.37P (15台)

>20を超えると不安心理が高まった状態

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米国株、ダウ続落し444ドル安 米追加利下げ観測が後退 ナスダックは反落  
▲wr切下げ.調整へ
ダウ工業株30種平均は続落
・1月の米雇用統計は強弱入り交じる内容だったものの、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げが後にずれるとの見方につながり、株が売られた。トランプ米大統領が新たな関税を打ち出すとの観測も重荷となった。

▲wr切落し.10MA割れ
ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落
・1月の中国の電気自動車(EV)販売が前年同月比で減少したと伝わったテスラが3.3%安。
・アルファベットやブロードコムも売られた。
・半導体のエヌビディア(NVDA)は競合とされる中国の「DeepSeek禁止」する議会超党派法案が提出されたため、上昇。
NYダウは444ドル安、貿易摩擦の深刻化やインフレ再燃を警戒

・雇用統計の強弱まちまちの結果を受けて、寄り付き後、まちまち。

・その後、賃金の伸びが予想外に加速したこと、ミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレ率の上昇を受け、インフレ再燃が警戒されたほか、トランプ大統領が相互関税計画を来週に発表すると発言し、貿易摩擦の深刻化懸念に売りが加速した。

・相場は終日軟調に推移し、終盤にかけて下げ幅を拡大し、終了。
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1.
・個別では、アマゾン・ドット・コムが4%安で終えた。前日夕発表の24年10〜12月期決算で売上高が市場予想を上回った一方、25年1〜3月期の売上高見通しが市場予想に届かず、嫌気された。アップルやマイクロソフトも下げた。

・ダウ平均の構成銘柄ではないが、鉄鋼のUSスチールが5.8%安となった。7日にトランプ大統領が日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡り、石破茂首相との共同記者会見で「買収ではなく多額の投資で合意した」と述べ、売りが優勢となった。記者会見の前にはトランプ氏が買収容認を検討していると米CBSテレビが報じ、5%高となる場面があった。

・トランプ氏は同日、米国への輸入品に輸出国と同じ関税率を課す「相互関税」を来週発表すると話した。複数の国が対象になるといい、関税によるインフレ圧力への懸念も相場の重荷となった。市場では「トランプ大統領の関税に関する発言は勢いよく変化しており、相場の変動につながっている」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれた。


2.
・運輸が上昇。
・小売が下落。


・エヌビディアやシェブロン、ビザは上昇。
・エヌビディア(NVDA)は競合とされる中国の「DeepSeek禁止」する議会超党派法案が提出されたため、上昇。
・オンライン旅行サービス会社のエクスぺディア(EXPE)は第4四半期の予約状況が強く、調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇。
・配車サービスを提供するウーバー・テクノロジーズ(UBER)は著名投資家のアックマン氏が運営するヘッジファンド、パーシング・スクエアが同社株取得を明らかにし、上昇。


・アナリストが投資判断を引き下げたナイキが安かった。
・ボーイングやウォルマートも売られた。
・鉄鋼会社のUSスチール(X)は日鉄が同社を所有するのではなく同社に大規模な投資を行うことで合意したとトランプ大統領が発言し、下落。
・化粧品メーカーのe.l.f.ビューティー(ELF)は需要の低迷を警告し、下落。


3.
・月の中国の電気自動車(EV)販売が前年同月比で減少したと伝わったテスラが3.3%安。
・アルファベットやブロードコムも売られた。

SOX指数 銘柄 ⇒
--------------------------------------------------------------
◆ TSM 206.12 -2.08%
◇ エヌビディア 129.84 +0.90%
◆ ASML 727.7 -1.55%
◆ インテル 19.1 -1.44%
◆ QCOM クアルコム 167.96 -0.80%
◆ AMAT アプライドマテリアルズ 180 -1.53%
◆ AMD 107.56 -2.36%
◆ MU ミクロン・テクノロジー 92.3 -2.37%
◆ テラダイン 113.23 -0.74%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 210.5 +0.93%
☆ エヌビディア 128.68 +3.08%
◆ ASML 739.13 -0.47%
◆ インテル 19.38 -1.37%
★ QCOM クアルコム 169.32 -3.72%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 182.8 +1.18%
◆ AMD 110.16 -1.65%
◇ MU ミクロン・テクノロジー 94.54 +1.00%
◇ テラダイン 114.07 +1.30%
--------------------------------------------------------------
◇ TSM 208.57 +2.22%
☆ エヌビディア 124.83 +5.21%
◇ ASML 742.59 +1.53%
◇ インテル 19.65 +1.87%
◇ QCOM クアルコム 175.86 +1.63%
◇ AMAT アプライドマテリアルズ 180.67 +1.18%
★ AMD 112.01 -6.27%
☆ MU ミクロン・テクノロジー 93.6 +3.24%
◇ テラダイン 112.61 +0.84%
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【NY外為】
◆ドルもみあい ◇円もみあい.151円半ば
//◆◆▲▲◆// 
・ブルームバーグ・ドル指数はこの日の高値に上昇。--トランプ大統領が報復としての相互関税を来週発表すると。
・ドルは対円でほぼ変わらず。トランプ大統領は石破茂首相と初めて会談し、日本に対する関税も選択肢の一つだと発言。円は一時1ドル=150円93銭まで上昇した。

ドル円相場は *米東部時間 16時 51 分
⇒¥151.41 ¥0.00 0.00%
⇒¥151.47 -¥1.14 -0.75%
⇒¥152.64 -¥1.70 -1.10%

2.7
ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、アループ・チャタジー氏
「関税に関してはニュース出尽くしから程遠い。マーケットは覚悟した方が良い」と。

【米国株】
▲下落
//▼◇◇◇▲// 

・7日の米株式相場は下落。--株式相場は週間ベースでマイナスに転じた。
・トランプ米政権の関税政策をインフレ面で懸念するウォール街に、この日の経済統計は安心材料を提供しなかった。
・トランプ大統領は来週に同様の関税を課して報復する「相互関税」を発表すると述べ、主要な貿易相手国との貿易戦争をエスカレートさせる考えを明らかにした。

・午前に発表された消費者マインド指数を受けて、株価はすでに下落。同指標ではインフレ期待の上昇も示された。
・強弱混在の雇用統計は減速しつつも依然健全な労働市場を浮き彫りにし、賃金は大きく上昇。
・昨年3度にわたって政策金利を引き下げたFOMCは追加利下げを急がない姿勢を見せており、最新の経済統計はそのスタンスの正しさも裏付けている。次の政策行動は依然として利下げだと市場ではみられているが、9月までは100%の確率として織り込まれていない。

・前日のアマゾン・ドット・コムによる業績見通しが失望され、大型ハイテク株はこの日の市場で下げた。


2.7
プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏
「労働市場の底堅さと賃金上昇圧力の持続というのが大局的な見方だ」と。
「FOMCが直ちに利下げする理由はほとんどない」と述べた。

eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏
「強い賃金上昇は労働者にとって良いことであり、個人消費にとってポジティブな材料と捉えるべきだ」と。
その上で「しかしウォール街ではここ数年、賃金上昇率が高まり過ぎるとインフレ率が上昇する可能性があるとして、この指標を注意深く見てきた」と説明。
今回の雇用統計は主要項目以外の部分では特に警戒すべきものはないとしつつ、「一部の投資家はインフレや利下げを巡る影響を懸念しているかもしれないが、誤解するべきではない。経済や労働市場は悪化するよりも、好調である方が良いに決まっている。株式は穏やかなインフレ状況下で好調になる傾向がある」とケンウェル氏。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのリンゼイ・ロズナー氏
米金融当局はこの日の統計を過度に解釈することには慎重になるだろうと。

【米国債】
▲下落
//◆▽▽◆▲//
・米国債は、下落。( 利回り、上昇 )

・雇用統計を受けた軟調は、終盤まで続いた。
・雇用統計は強弱混在となり、政策金利はしばらく据え置かれるとの見方が市場では維持された。

・米10年債利回り
⇒4.49% 5.9 +1.32%
⇒4.43% 1.4 +0.32%
⇒4.42% -8.8 -1.96%
  
  
2.7
アムンディの債券・為替戦略ディレクター、パレシュ・ウパダヤ氏
「市場の見通しとしては、3月利下げの窓は完全に閉ざされた」と。
「今は一時停止の段階だ。政策不透明感という点を加味すれば、期限なしの一時停止かもしれない」と。

【原油】
▽反発
//◇◆▲▲▽// 
・週間ベースでは3週連続下落となった。トランプ氏による対中関税引き上げで需要が減退するとの懸念が強まった。

・中国の製油所の稼働率は新型コロナ禍が始まった当時以来の水準に低下し、弱気なセンチメントを助長した。米国によるこれまでの対ロシア制裁で、中国の主要な原油供給源が絶たれたほか、需要も低迷しつつあるようだ。

⇒WTI先物3月限は、前日比39セント(◇0.6%)高の1バレル=71ドル。
⇒WTI先物3月限は、前日比42セント(◆0.6%)安の1バレル=70.61ドル。
⇒WTI先物3月限は、前営業日比1.67ドル(▲2.3%)安の1バレル=71.03ドル。

⇒ロンドンICEの北海ブレント4月限は前日比◇0.5%高の74.66ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント4月限は◆0.4%安の74.29ドル。
⇒ロンドンICEの北海ブレント4月限は▲2.1%安の74.61ドル。


2.7
A/Sグローバル・リスク・マネジメントのチーフアナリスト、アルネ・ローマン・ラスムッセン氏
「原油価格は引き続き圧迫されているが、現行水準近辺で支えられている兆しも見られる」と。
「中国の財に対する米国の関税は景気減速をさらに悪化させる可能性があると市場は警戒している」と。

【NY金】
◇小幅反発
//◇◇◇◆◇//
・1月の米雇用統計は金利据え置きの論拠を後押しする内容となり、利息を生まない金にとって理論的に弱材料となった。ただし、金は根強い逃避需要に支えられている。
・トランプ氏が同盟国にも敵対国にも関税を課すという警告を実行に移すとの懸念から、金に投資資金が流入。トランプ氏はこの日、同様の関税を課して報復する相互関税の導入計画を来週公表する計画だと語った。同氏が仕掛ける貿易戦争を大きくエスカレートさせる形になる。

⇒金先物4月限は、同10.90ドル(◇0.4%)高の2887.60ドル。
⇒先物4月限は、前日比17.20ドル(◇0.6%)高の1オンス=2893.00ドル。
⇒金先物4月限は、18.70ドル(◇0.7%)高の2875.80ドル。

2.7
TDセキュリティーズの商品戦略世界責任者バート・メレク氏
中国の中央銀行といった「公的部門による力強い購入継続」も金がこの先上昇するのを大いに支えるはずだと指摘。
生命保険会社のポートフォリオに金を組み入れるという中国での提案も支援になると付け加えた。


【欧州株】

2.5
英FTSETM100指数 8,623.29 +52.52 +0.61%
独DAX指数 21,585.93 +80.23 +0.37%
仏CAC指数 7,891.68 -14.72 -0.19%
--------------------------------------------------------------
2.6
英FTSETM100指数 8,727.28 +103.99 +1.21%
独DAX指数 21,902.42 +316.49 +1.47%
仏CAC指数 8,007.62 +115.94 +1.47%
--------------------------------------------------------------
2.7
英FTSETM100指数 8,700.53 -26.75 -0.31%
独DAX指数 21,787.00 -115.42 -0.53%
仏CAC指数 7,973.03 -34.59 -0.43%
--------------------------------------------------------------

⇒∇反発.+2Gap ⇒∇wr.高値更新 ⇒▲nrはらみ.調整へ 
⇒∇吞込み ⇒∇窓破.高値更新 ⇒▲はらみ.調整へ
⇒-△はらみ.様子見 ⇒∇窓破.高値更新 ⇒▲nrはらみ.調整へ  

▲下落
//▼◇◇▽▲//
・欧州株は、米国のトランプ大統領が7日中にも報復関税を発表すると発言したことから懸念が広がり、6日までの3連騰を終えた。
・ストックス欧州600種指数は、ロンドン市場の終値時点で0.4%下落。
・仏化粧品大手ロレアルが2024年10ー12月期決算の売上高が市場予想を下回ったことなどから下落。
・ノルウェーの肥料大手ヤラ・インターナショナルも、配当が期待外れとなり下落。

【欧州債】
◇上昇
//◇◆◇◆◇// 
・米利下げ観測後退で欧州債買われる。--米雇用統計が減速はしているものの、堅調な雇用の伸びが確認され、米金融当局に対する利下げ観測が後退した。
・ドイツの10年債が週次ベースで2週連続上昇。
・ECBのエコノミストは7日、 景気を抑制も刺激もしない中立金利は恐らく1.75-2.25%の間にあるとの推測を発表した。これを受け、市場は年内に1.90%まで利下げが行われると織り込んでいる。


・独国債10年物
⇒2.37% -0.01
⇒2.38% +0.01
⇒2.37% -0.03
---------------------------
・英国債10年物
⇒4.48% -0.01
⇒4.49% +0.05
⇒4.44% -0.09
---------------------------

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