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2019年12月2日月曜日

中国のWS-10ジェットエンジンのアフターバーナー部は、ロシアのD-30ジェットエンジン(D-30F6)に似ている, The afterburner section of the Chinese WS-10 jet engine is similar to the Russian D-30 jet engine (D-30F6)

中国のWS-10ジェットエンジンのアフターバーナー部は、ロシアのD-30ジェットエンジン(D-30F6)に似ている,
The afterburner section of the Chinese WS-10 jet engine is similar to the Russian D-30 jet engine (D-30F6)






Update:2020.09.03



MAKS2019にて、Su-47の後方写真が公開された。Su-47に搭載されているD-30エンジンには、アフターバーナー後方に特徴的な構造を持っている。これについて、ロシアのD-30ジェットエンジンと中国のWS-10ジェットエンジンの共通点について、本記事では述べる。



        



MAKS2019(ロシア語: Международный авиационно-космический салон, 国際航空宇宙サロン)において、伝説的なロシアの試作機 スホーイ Su-47 ベルクートの展示がなされた。Su-47は、1997年に初飛行した試作機である。搭載されたジェットエンジンは、Mig-31に搭載されている、Soloviev D-30(D-30F6)ターボファンエンジンが流用され、搭載された。

Su-47は、既に運用・稼働しておらず、展示機体のために、プラスチックの椅子がジェットエンジンのノズル内置かれている等、雑な状態で扱われている。しかし注目すべきはノズル上部であり、台形型と小型の突起物が交互に並んでいる。



Su-47を後方から撮影した画像(Soloviev D-30F6)



Soloviev D-30F6 ジェットエンジン



これと良く似た形状を採用しているエンジンがある。それは、中国のWS-10X(WS-10G or WS-10IPE)だ。





WS-10X(WS-10G or WS-10IPE)ジェットエンジン


通常、突起物をエンジンノズル内に配置するのは、推力損失を招くため、合理的な判断とは言いづらい。しかしながら、あえてこの様な構造を設けるということは、アフターバーナーの保炎等、必要に迫られたものと推測される。構造があまりにも似ており、これらは、中国オリジナルではなく、Soloviev D-30F6と同様の理由のために設置されたと考えるのが自然だろう。

WS-10Xは、J-20 ステルス戦闘機にも搭載されていると見られている。実際、2017年からJ-20 2021号機に搭載して試験が実施されていたが、現在はWS-10Xが量産され始められている可能性がある。




J-20戦闘機とWS-10X ジェットエンジン




        



References
[1] https://fotografersha.livejournal.com/1084871.html?page=2
[2] J-20戦闘機のエンジンにノコギリの刃のような構造,
      http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2017-09/07/content_50012493.htm
[3] Quand le J-20 utilise enfin des moteurs chinois
     http://www.eastpendulum.com/j-20-utilise-enfin-moteurs-chinois
[4] China's stealth fighter may be getting a new engine
     https://www.popsci.com/china-stealth-fighter-new-engine/










Rearward photos of the Su-47 were shown at MAKS 2019.The D-30 engine on the Su-47 has a distinctive structure behind the afterburner. This article discusses the similarities between the Russian D-30 jet engine and the Chinese WS-10 jet engine.


At MAKS 2019 (Russian: Международный авиационно-космический салон, International Aerospace Salon), the legendary Russian prototype Sukhoi Su-47 Berkut was on display; the Su-47 was a prototype that first flew in 1997. The Su-47's jet engine was a Soloviev D-30 (D-30F6) turbofan engine from the Mig-31, which was diverted and installed in the aircraft.

The Su-47 is no longer operational and has been treated in a cursory manner, with a plastic chair placed inside the jet engine nozzle for display purposes. However, what is noteworthy is the top of the nozzle, where trapezoidal and small protruding objects are alternately arranged.





A rear view of the Su-47 (Soloviev D-30F6)




Soloviev D-30F6 Jet Engine



There is an engine that adopts a similar shape to this one. The Chinese WS-10X (WS-10G or WS-10IPE).





WS-10X(WS-10G or WS-10IPE) jet engine



Normally, placing a protruding object in the engine nozzle would cause a loss of thrust, so it cannot be considered a rational decision. However, the fact that they dared to provide such a structure is presumed to be out of necessity, for example, to preserve the flame of the afterburner. The structure is so similar that it is natural to assume that these are not Chinese originals, but were installed for the same reason as Soloviev D-30F6.

The WS-10X is also believed to have been installed on the J-20 stealth fighter. In fact, it has been tested on the J-20 2021 since 2017, and the WS-10X may now be starting to go into production.






J-20 fighter and WS-10X jet engine





References
[1] https://fotografersha.livejournal.com/1084871.html?page=2
[2] J-20戦闘機のエンジンにノコギリの刃のような構造,
      http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2017-09/07/content_50012493.htm
[3] Quand le J-20 utilise enfin des moteurs chinois
     http://www.eastpendulum.com/j-20-utilise-enfin-moteurs-chinois
[4] China's stealth fighter may be getting a new engine
     https://www.popsci.com/china-stealth-fighter-new-engine/


2019年1月10日木曜日

ロッキードマーチン スカンクワークスの75周年記念コインには極秘軍用機が描かれている?, Lockheed Martin Skunk Works' memorial challenge coin has a secret black jet?

ロッキードマーチン スカンクワークスの75周年記念コイン(チャレンジコイン)には極秘軍用機が描かれている?,
Lockheed Martin Skunk Works' 75th anniversary memorial challenge coin has a secret black jet?






Update:2020.08.27




設立75周年を迎えた、ロッキードマーチン スカンクワークス。その75周年記念式典等を執り行われたが、関係者に配布された記念コイン(チャレンジコイン)に、描かれている謎のシルエットは、極秘機体なのだろうか?




      




1.スカンクワークス設立75周年


スカンクワークス(Skunk works)とは、アメリカ合衆国の航空機製造会社であるロッキード・マーチン社の一部門「ロッキード・マーチン先進開発計画(Lockheed Martin's Advanced Development Programs)」の通称である。

スカンクワークスは、ロッキード社内の選りすぐりを集めた少数精鋭開発集団であり、これまでにも、高高度偵察機U-2、超音速偵察機SR-71 ブラックバード、世界初の本格的ステルス戦闘機 F-117、F-22やF-35戦闘機等を開発したことでも有名である。

このスカンクワークスは、第2次大戦中の1943に設立されており、2018年に75周年を迎えた。これに伴い、75周年記念動画をロッキードマーチンは公開したり、75周年記念講演や式典を行った様である。


余談だが、これに関連して、日本国内でも、イカロス出版から「プロジェクトオブスカンクワークス:ロッキードマーチンADPの75年」という、素晴らしい日本語訳版が出版されている。(The Projects of Skunk Works: 75 Years of Lockheed Martin's Advanced Development Programsの翻訳)


また、絶版であるが、講談社から出版されている元スカンクワークスの主任設計者の訳書「ステルス戦闘機 スカンクワークスの秘密」も、大変オススメの一冊である。



  










スカンクワークス75周年記念動画、記念講演動画







2.チャレンジコインとは?


アメリカには、「チャレンジコイン」と呼ばれる文化がある。主にアメリカ軍において、帰属意識や士気を向上させるために隊員に与えられる直径4センチほどのメダル(コイン)である。部隊名、ロゴ、参加した作戦名などが刻印されている。



F-117 ステルス戦闘機が2008年に退役した際
米空軍が作成したチャレンジコインの一例

参考リンク:チャレンジコインって!? アメリカから学ぶ表彰文化


要するに、米軍発祥の記念コイン・記念メダルである。部隊関係者にのみ渡すコインを作成して、記念品にしたり、記念行事があったりした際に作成したり等といった記念品的価値のあるグッズである。アメリカ全体に、このような記念コインを作成する文化がある程度浸透している。実際に、アメリカの観光地に行くと、この様な記念コインが売られている事が多い。






3.スカンクワークス75周年記念 チャレンジコイン


当然、そんなアメリカの土壌の中で、スカンクワークス75周年記念においても、関係者に配布する記念品として、75周年記念のチャレンジコインが作成された。それが下記に写真を示す。



スカンクワークス75周年の記念チャレンジコイン


一見、何の変哲もないコインだが、あることに気づかないだろうか?それは、裏面の航空機のシルエットである。このチャレンジコインの裏面には、7機の航空機がかたどられている。

これらの航空機のシルエットは、スカンクワークスが開発を手がけた軍用航空機を示している。シルエットを一番左側から、具体的な機種を挙げて行くと、
  1. SR-71 ブラックバード 超音速偵察機
  2. RQ-170 センチネル 無人機
  3. U-2 高高度偵察機
  4. F-35 ライトニングII 戦闘機
  5. F-22 ラプター 戦闘機
  6. F-117 ナイトホーク ステルス戦闘機

そう、左側から6番目に「謎の機体」のシルエットが示されているのだ。

この中で、2011年にイラン軍に鹵獲されるまで極秘であった、RQ-170(武装は無いと推測されている)は、不本意とは言え、この左から6番目の機体を除いて、7機種中6機種は全て、世間一般に情報が公開されている機体だ。しかも6機は全て、実際に量産・実用化された機体であり、実験用航空機は1つも掲載されていない。

また、シルエットと白線の長さに着目してみよう。真ん中から左側の3機種(SR-71、RQ-170、U-2)は、どれも偵察機である。謎機体は、ここでは一先ず置いておくとして、真ん中から右側の3機種(F-35、F-22、F-117)は、戦闘機、戦闘爆撃機、戦術戦闘機レベルの機体である。

次に白線の長さに着目すると、偵察機側は、SR-71<U-2<RQ-170。
戦術戦闘機側は、F-117<F-22<F-35 となる。

どうやらこの白線は、供用年数を示している様である。偵察機側は、一番最初に退役したSR-71が一番線が短い。現在でも運用されているのは、RQ-170とU-2だが、U-2の方がその機体年齢からして先に退役するだろう。

戦術戦闘機側は、2008年に退役したF-117が一番線が短い。F-22とF-35はどちらが寿命が長いかという疑問はあるかもしれない。しかし先に開発されたのは、F-22であり順当に行くと、F-22が先に退役し、F-35が後に退役することになるだろう。


つまり、このチャレンジコインの裏面について、謎機体以外についてまとめると、次の様な法則性で、機体が描かれていることが分かる。

  1. 全て、ロッキードマーチン スカンクワークスが開発を手掛けた機体である。
  2. 全て、米軍やCIA等において、実用化・運用された機体である。
  3. 真ん中から左側の機体は、全て実用化された偵察機が示されている。
  4. 真ん中から右側の機体は、全て実用化された戦闘機、戦闘爆撃機、戦術戦闘機レベルの機体が示されている。
  5. 白線の長さは、それぞれ偵察機、戦術戦闘機に分けた場合の供用年数の長さを示している。






4.コインに描かれたのは、スカンクワークスが開発を手掛けた極秘の軍用機か?




チャレンジコインに記載された機体の種類と規則性のまとめ



この謎のシルエットの機体は、何なのだろうか?筆者が知る限り、この様なシルエットのロッキードマーチン製航空機は見たことが無い。

「スカンクワークスの将来コンセプト機のシルエットである」と主張するのは簡単だが、思考停止であろう。何故なら、他の機体は全て、「存在する機体」だからである。つまり、このコイン裏のデザインが先程に述べた規則性で描かれているとすれば、他の6機種と同様、以下の様に実在している可能性がある。

  1. ロッキードマーチン スカンクワークスが開発を手掛けた機体である。
  2. 米軍やCIA等において、既に実用化・運用されている機体である。
  3. 真ん中から右側の機体であり、戦術戦闘機レベルの機体である。
  4. マルチロールの戦闘機、戦闘爆撃機の可能性がある。
  5. 白線の長さからして、最も新しい機体であり、F-35よりも新しい。概念実証機のX-35初飛行が、2000年のため、2000~2018年の間に開発された機体?

この様に、極秘に開発され、既に実在、あるいは運用されている機体の可能性がある。
そもそも、コインの円周から出っ張る程、デザイン上、主張の激しい機体である。それに該当するのは、RQ-170とこの機体の2機種だが、このシルエットが、コンセプト機であれば、RQ-170側もコンセプト機でなければ、対称的なデザインではない。

そもそも、この謎機体のシルエットを省いたとしても、十分通用するデザインのチャレンジコインである。75周年の記念すべき記念品に対して、今まで開発を手掛け、実用化、成功してきた傑作実用機を描いているのに、妄想に近いコンセプトデザインを1機だけ描くことを心情として許すだろうか?そんなもの書かない方がマシである。

社内限定配付、ロッキードやスカンクワークス関係者のみに渡る記念品なので、全容が分かりそうにない範囲において、既に開発されているスカンクワークスが手がけた極秘機体をチャレンジコインにシルエットのみをかたどり、無言で開発の誇りを主張した可能性はあるのではないだろうか。






5.スカンクワークスが開発した、RQ-170とF-117の公開経緯


スカンクワークスが開発を手掛け、世界初のステルス戦闘機で有名なF-117は、マンハッタン計画に匹敵する極秘体制の中開発が行われた。1983年には、初期運用段階に達したが、1988年11月まで、公にその情報が公開されることは無かった。

1988年1月、アメリカ軍事月刊誌「アームド・フォーセズ・ジャーナル」が、F-117というステルス機が極秘で配備されているというスクープを行った事により、いつまでも秘匿としておく事が難しいと判断し、同年11月10日にF-117の存在を公的にはじめて発表したのである。なお、搭載兵装や部隊の任務などは当然ながら極秘とされた。公開時も1枚の写真のみであった。


次に、今回のチャレンジコインの先端にも描かれているRQ-170であるが、2007年でカンダハール空港で荒い写真が撮影されたり、2011年にイランが鹵獲するまでは、その存在については、ほとんど知られてなかった。



2011年にイランに鹵獲されたRQ-170



2007年にアフガニスタン カンダハール空港で
荒い写真が撮影されたRQ-170



RQ-170の概要図


現在でも謎が多く、性能、開発経緯、実戦配備がいつ行われたのかについては一切公開されていない。制式コードに使われている170という数字は、RQ-1 プレデターからRQ-21 ブラックジャックまで開発順に連番(12と13は欠番)で付けられている数字とかけ離れており、このような慣例に囚われない命名は、同じく極秘に開発されていた世界初のステルス機F-117 ナイトホークでも行われている。


この様に、一般に公開されず、極秘に運用を開始したスカンクワークス製軍用機は、過去に存在し、今後も存在する可能性がある。





5.謎の機体は、公開されてない極秘航空機か?




謎の機体の拡大図


以下、このシルエットから筆者が気づいた事をまとめる。

  1. エッジがきいていないため、ステルス機というよりも、空力形状優先で設計された機体に見える。
  2. デルタ翼、あるいはスペースシャトルの様なダブルデルタ翼。
  3. 機体後方に主翼が滑らかにつながっていない。2次元ノズル形状のエンジンが付属しているためか?高速度域に最適化された機体の可能性。


なお、現在スカンクワークスが開発中のプロジェクトの一つとして、SR-71の後継機となる、SR-72偵察機がある。しかしながら、2019年現在公開されているSR-72の想像図と突き合わせると、シルエット的には整合しない。

そもそも偵察機であれば、左側に描かれるべきであるが、機種別の規則性がそのまま適用されるのであれば、右側に描かれるこの機体は、戦闘機あるいは攻撃機の性質を持っている物と考えられ、それは偵察機ではないので、SR-72の可能性は低いかもしれない。(ただし、SR-72に爆撃機能を付与を検討している噂も存在する)




SR-72の想像図



スカンクワークスによる第6世代戦闘機コンセプト


スカンクワークスによる第6世代戦闘機コンセプトの形状と見比べてみても、想像図の機体特徴は、ステルス性能確保のために、エッジがよりシャープであり似付かない形状である。コインの製造公差的にシャープに出来ないという訳でもない。F-22やF-117は、シャープな形状で描かれているのだから。


筆者が知る中で、唯一似ているものがあるとすれば、その昔、M-21(A-12ブラックバードを改造して開発した機体)から発射して運用された、ラムジェット搭載型の超音速偵察無人機のD-21である。本機体は、マッハ3程度の高速度領域で運用する機体である。しかし、この機種の形状も似てはいるが、細部は異なる。




M-21に搭載されるD-21


D-21 偵察無人機


まさか、スカンクワークスが、D-21に類似した極超音速無人爆撃機、超音速無人戦術攻撃機の開発に、秘密裏に成功して米軍等で運用されている可能性が、微レ存・・・?

こちらも無人機だとすれば、無人偵察機のRQ-170と共に、文字通り、技術のライン(コインの枠)を超えていくということなのだろう。

1枚の記念コインから、掘り下げてみたが、もしもこの様な極秘の機体が開発されているなら、その姿が見れる日はいつになるのだろうか。

先日、エースコンバット7が発売されて筆者もプレイをしたが、無人戦闘機との格闘戦に非情に苦労させられた。もしかすると、既に現実はフィクションより先を先行している可能性があるかもしれない。




References
[1] Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/
[2] New Iran drone similar to captured American drone,
      http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/218582
[3] Iran: We Stole All Secrets From US Drone,
      https://abcnews.go.com/Blotter/iran-stole-secrets-us-rq-170-drone/story?id=17925395
[4] Air Force sets sights on 6th-generation fighter jet prototypes
     http://worldupdateus.info/2019/01/08/air-force-sets-sights-on-6th-generation-fighter-jet-prototypes/





      







English Version



Lockheed Martin Skunk Works celebrated its 75th anniversary. The 75th anniversary celebration was held, but is the mysterious silhouette on the commemorative coin (challenge coin) that was handed out to those who were involved in the ceremony a top secret aircraft?






1.75th anniversary of Skunk Works


Skunk works is the common name for Lockheed Martin's Advanced Development Programs, a division of Lockheed Martin Corporation, an American aircraft manufacturing company.

The Skunk Works is an elite small group of select individuals within Lockheed Martin and is famous for having developed the U-2 high-altitude reconnaissance aircraft, the SR-71 Blackbird supersonic reconnaissance aircraft, the F-117, the world's first full-scale stealth fighter, and the F-22 and F-35 fighter jets.

This skunkworks was founded in 1943 during World War II and celebrated its 75th anniversary in 2018. In conjunction with this, Lockheed Martin appears to have released a 75th anniversary video and held a 75th anniversary speech and ceremony.

As an aside, The Projects of Skunk Works: 75 Years of Lockheed Martin's Advanced Development Programs is a great book and I recommend it.













Skunk Works 75th Anniversary Video, Memorial Lecture Video







2.What are Challenge Coins?


There is a culture in the United States called the "challenge coin". Mainly in the U.S. military, they are medals (coins) about four centimeters in diameter that are given to members in order to improve their sense of belonging and morale. It is engraved with the name of the unit, logo, and the name of the operation in which the member participated.




When the F-117 stealth fighter was decommissioned in 2008
An example of a challenge coin created by the U.S. Air Force



Reference : What is the Challenge Coin? Awarding Culture from America



In short, they are commemorative coins and medals that originated in the U.S. military. Coins are commemorative items that can be given only to unit personnel and made into souvenirs, or made for commemorative events, etc. The culture of making such commemorative coins is somewhat widespread throughout the United States. In fact, such commemorative coins are often sold at tourist attractions in the United States.






3.Skunk Works 75th Anniversary Challenge Coin


Naturally, in such American soil, a 75th Anniversary Challenge Coin was created as a souvenir to be distributed to those involved in the Skunk Works 75th Anniversary. That is shown in the photo below.



Skunk Works 75th Anniversary Challenge Coin



A seemingly innocuous coin, but don't you notice that it's there? That's the silhouette of the aircraft on the reverse side of the coin. On the reverse side of the challenge coin, there are seven airplanes.

The silhouettes of these aircraft show the military aircraft that Skunk Works has developed. The silhouettes, starting from the leftmost side of the silhouette, and listing the specific models, are

  1. SR-71 Blackbird
  2. RQ-170 Sentinel drone
  3. U-2 high-altitude reconnaissance aircraft
  4. F-35 Lightning II Fighter
  5. F-22 Raptor fighter
  6. ? Unknown
  7. F-117 Nighthawk stealth fighter

The silhouette of the "mystery aircraft" is shown sixth from the left.

Among them, the RQ-170 (presumed to be unarmed), which was a top-secret aircraft until its capture by the Iranian military in 2011, is the one that has been released to the public, albeit reluctantly, with the exception of this sixth aircraft from the left, all six of the seven types of aircraft have been released to the public. Moreover, all six are actual mass-produced and commercialized aircraft, and none of the experimental aircraft are listed.

The silhouettes and the length of the white lines are also worth noting. The three models to the left of the middle (SR-71, RQ-170, and U-2) are all reconnaissance aircraft. The three models (F-35, F-22, and F-117) on the right side of the middle are fighter, fighter-bomber, and tactical fighter level aircraft.


Next, focusing on the length of the white line, 

the reconnaissance aircraft side is SR-71<U-2<RQ-170.

The tactical fighter is the F-117<F-22<F-35.


The white line seems to indicate the number of years in service. As for the reconnaissance aircraft, the SR-71 was the first to be decommissioned, with the shortest line. The RQ-170 and the U-2 are still in operation today, but the U-2 is likely to be retired before the SR-71 because of its age.

On the tactical fighter side, the F-117, which was retired in 2008, has the shortest line; one might ask which has a longer life span, the F-22 or the F-35. But the F-22 was developed first, and if things go in order, the F-22 will be retired first and the F-35 will be retired later.


In other words, if we summarize the reverse side of this challenge coin, we can see that the aircraft are drawn by the following rules.

  1. All were developed by Lockheed Martin Skunk Works.
  2. All of these aircraft were commercialized and operated by the U.S. military and CIA.
  3. All aircraft from the center to the left are shown as reconnaissance aircraft that have been put to practical use.
  4. All aircraft from the center to the right are shown as fighter, fighter-bomber, and tactical fighter level aircraft.
  5. The length of the white line indicates the length of years in service when divided into reconnaissance and tactical fighters, respectively.






4.Is that a top-secret military aircraft developed by Skunkworks on the coin?




Summary of aircraft types and regularities listed on the challenge coin



What is this mysterious silhouette of a plane? As far as I know, I've never seen a Lockheed Martin aircraft with such a silhouette.

It would be easy to claim that this is the silhouette of a future concept aircraft from Skunk Works, but it would be a stopgap. Because all of the other aircraft are "existing aircraft". In other words, if the design on the reverse side of this coin is drawn with the regularity I mentioned earlier, then it could be real, just like the other six aircraft, as follows.


  1. It is developed by Lockheed Martin Skunk Works.
  2. It is already in practical use and in operation by the U.S. military and the CIA.
  3. It is a tactical fighter level aircraft, and is located to the right of the center.
  4. It may be a multi-role fighter or fighter-bomber.
  5. Based on the length of the white line, it is the most recent aircraft and is newer than the F-35. The first flight of the X-35 proof-of-concept aircraft was in 2000, so the aircraft was developed between 2000 and 2018?

There is a possibility that this aircraft was developed in secret and is already in existence or in operation.
This aircraft is so assertive in design that it protrudes from the circumference of the coin. However, if this silhouette is a concept plane, RQ-170 side is not a concept plane.

Even if the silhouette of this mysterious aircraft is omitted, it is still a good enough design challenge coin, and for the 75th anniversary commemorative item, I would like to draw a concept design that is close to my imagination, when I am drawing a masterpiece of commercial aircraft that I have developed, commercialized, and succeeded. Will you forgive me? It would be better not to write such a thing.

Since it's a limited internal distribution, a souvenir given only to those involved with Lockheed and Skunk Works, to the extent that the full story is not likely to be known, it's possible that he silhouetted a top-secret aircraft already developed by Skunk Works on a challenge coin with only a silhouette, silently claiming pride in its development.






5.How the RQ-170 and F-117 were developed by Skunk Works and released to the public


Developed by Skunk Works, the famous F-117, the world's first stealth fighter jet, was developed in a top-secret system comparable to the Manhattan Project; it reached the initial operational stage in 1983, but this information was not made public until November 1988.

In January 1988, Armed Forces Journal, an American military monthly magazine, published a scoop on the secret deployment of the F-117 stealth aircraft, and judging that it would be difficult to keep it secret forever, the existence of the F-117 was publicly announced for the first time on November 10, 1988. There is. Naturally, the armament and mission of the unit were considered a top secret. Even at the time of disclosure, there was only one photograph.


Next, the RQ-170, which is also depicted on the tip of this challenge coin, was almost unknown until rough photographs were taken at Kandahar Airport in 2007, and until the Iranian capture in 2011.



The RQ-170 was captured by Iran in 2011



Kandahar Airport, Afghanistan, in 2007.
RQ-170, where the rough photos were taken



Diagram of RQ-170


It remains a mystery to this day, and no information has been made public about its performance, development history, or when it was deployed in the field. The number 170 used in the code is a far cry from the sequential numbering of the RQ-1 Predator to the RQ-21 Blackjack (12 and 13 are missing), and this unconventional naming convention is a direct reference to the world's first stealth aircraft, the F-117 Knight It has been done at Hawk.


Thus, there have been and may be more skunkworks military aircraft in the past that have not been released to the public and have been put into operation in secret.





5.Is the mystery aircraft a top-secret aircraft that has not been made public?




謎の機体の拡大図


Below is a summary of what the author noticed from this silhouette.

  1. The lack of an edge makes it look more like an aircraft designed to prioritize aerodynamic shape rather than a stealth aircraft.
  2. Delta wing, or double delta wing like the space shuttle.
  3. The wings do not connect smoothly to the rear of the fuselage, perhaps because of the two-dimensional nozzle-shaped engine. The possibility of an aircraft optimized for high speed ranges.


Note that one of the projects currently under development by Skunk Works is the SR-72 reconnaissance aircraft, the successor to the SR-71. However, when cross-checked with the imaginary drawing of the SR-72, which is currently available in 2019, it is not consistent silhouette-wise.

If it is a reconnaissance aircraft, it should be depicted on the left side to begin with, but if the model-specific conventions apply as they do, this aircraft depicted on the right side would be considered to be something in the nature of a fighter or attack aircraft, and since it is not a reconnaissance aircraft, it may be less likely to be an SR-72. (However, rumors exist that the SR-72 is being considered to be given bombing capabilities.




Artist's rendition of the SR-72



Sixth Generation Fighter Concept by Skunk Works


When compared to the shape of the 6th generation fighter concept by Skunk Works, the imaginary fuselage feature is a sharper and less similar shape with sharper edges to ensure stealth performance. That's not to say that the manufacturing tolerances of the coin can't make it sharper, as the F-22 and F-117 are drawn with sharper shapes.


The only similarity I know of is the D-21, a ramjet-powered supersonic reconnaissance drone launched from the M-21 (a modified version of the A-12 Blackbird) in the early days of its service. It was designed to operate in the high speed range of about Mach 3. The shape of this model is similar, but the details are different.



The D-21 on the M-21



D-21 reconnaissance drone



Could it be possible that Skunk Works has successfully developed a hypersonic unmanned bomber, a hypersonic unmanned tactical attack aircraft similar to the D-21, in secret and is being operated by the US military and others? If this one is also unmanned, it would mean that it, along with the RQ-170 unmanned reconnaissance aircraft, will literally cross the line of technology (on a coin).

From a single commemorative coin, we've dug in, but if such a top-secret aircraft is being developed, when will we see it?

Ace Combat 7 was recently released and I played it, and I had a ruthlessly difficult time fighting the unmanned fighters. Perhaps it's possible that reality already predates fiction.



      


References
[1] Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/
[2] New Iran drone similar to captured American drone,
      http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/218582
[3] Iran: We Stole All Secrets From US Drone,
      https://abcnews.go.com/Blotter/iran-stole-secrets-us-rq-170-drone/story?id=17925395
[4] Air Force sets sights on 6th-generation fighter jet prototypes
     http://worldupdateus.info/2019/01/08/air-force-sets-sights-on-6th-generation-fighter-jet-prototypes/