【すーぱーまりおぎゃらくしー】
ジャンル | 3Dアクション | |
対応機種 | Wii | |
発売・開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 2007年11月1日 | |
定価 | 5,800円(税5%込) | |
配信 | 【WiiU】2015年5月31日/2,700円(税8%込) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
3Dマリオの正統進化にして初の本格一本道タイプ 球状ステージはやや慣れが必要 宇宙を舞台としたより壮大な世界観 ロゼッタ初登場作 |
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マリオシリーズ・関連作品リンク |
『スーパーマリオ64』『スーパーマリオサンシャイン』に続くマリオシリーズの正統派3Dアクション。
本作のメインテーマは「宇宙」と「重力」。様々な銀河を舞台に、無重力空間を飛び回ったり、球状のフィールドを走り回るなど、これまでのシリーズにないダイナミックなアクションと個性的なステージが楽しめる。
その年のキノコ王国の空には、空をおおうほどの大きな「ほうき星」がありました。
百年に一度訪れるその「ほうき星」からは、たくさんの星くずが降りそそぎました。
大地に落ちた星くずは、キノピオたちによって集められ、とても大きなパワースターに、生まれ変わったといいます。
それは、王国にとって幸せなことのはずでした。百年に一度、星くずの恵みをお祝いする「星くず祭」の夜のこと。
「マリオへ
星くず祭の夜にお城で待ってます
渡したいものがあるの……ピーチより」
ピーチ姫からの招待状をにぎりしめ、マリオがお城に到着するとそこは、きらびやかに輝く星くず祭の真っ最中でした。
楽しげに踊るキノピオたちに迎えられ、幸せなひとときを感じるマリオでしたが……
(公式サイトより)
+ | そのステージ構成について |
任天堂の看板シリーズ「スーパーマリオ」のメインとなる3Dアクションの最新作という重い看板に恥じない、システム、ステージ、演出といったすべての要素が非常に高いレベルで完成されている作品である。
当時の任天堂は『Wii Sports』や『Wii Fit』などの、いわゆるライトユーザー向けソフトの印象が強かった。しかし、そういったソフトでゲームを始めた人に親しみやすく、かつ昔からのゲームファンも満足する内容という、2つの相反する要求に見事に応えたのは流石と言う他無い。
『64』『サンシャイン』のような箱庭要素が薄れた点は従来の自由度の高さを求めるファンからの不満も存在するが、路線は違えど3Dアクションとしての質は前2作と比べても全く劣っていない。
従来からのゲームファンが求める「ゲームらしいゲーム」を高いレベルで体現した、まさに「任天堂の本気」というべき良作である。