妄想が止まりません…。
いよいよ発表間近のApple Watch。はやく手に入れたい!とワクワクしている人も多いですよね。でも一方で、米国の約8割のiPhoneユーザーが「買わない」という冷ややかなアンケート結果も。
というのも、MM総研の調査では、多くの人がスマートウォッチに期待している機能のトップは「天気予報がわかる」。天気を教えてくれる腕時計…ビミョー。たしかに、ものすごく欲しい!とはならないかも。
それでもApple Watchが欲しい理由は、妄想が先行しているからです。いつしかApple Watchで、こんなことやあんなことができるんじゃないか…と日々ワクワクしているわけです。例えば、ちょこっと出かけるときに、財布・鍵・iPhoneの「三種の神器」をポケットにぎゅうぎゅう詰めていること、ありませんか? 人によってはiPodも加わるかも。これだってApple Watchがあれば、もっと身軽になれると思うんです。
財布
ちょっとコンビニに行きたいとき、財布が要らなくなるかもしれません。2014年10月にアメリカ国内向けにローンチされたアップル版モバイル決済システム「Apple Pay」。ウォルマートなど小売業からの反発を受けながらも、モバイル決済が盛んではなかったアメリカの新しい財布となりつつあります。
そしてこのApple Payは、Apple Watchにも搭載される予定です。つまり、腕をかざすだけで買い物ができてしまうということ! さらに、Apple Payは全世界でのローンチが今年3月という噂もあります。日本はモバイル決済がすでに浸透してきているほうですが、アップルのブランド力で一気に加速しそうですね。
鍵
ジョギングに行くとき、ポケットに家の鍵を入れておくと邪魔だし、なんとなく落としそうで不安じゃないですか? あるいは、買い物で両手がいっぱいのとき、近づくだけで車の鍵が開いてくれたら便利ですよね。すでに、家や車、スーツケースの鍵をスマートフォンで開閉するスマートロックは使われ始めています。自分で外さない限り腕にしっかり着いていてくれるApple Watchがスマートロックに対応すれば、これまでの鍵のようにどこかで落とすこともないし、車の前でバッグをひっくり返して大捜索する必要もなくなりますね。
スマートフォン
iPhoneを片手に、ときどき立ち止まってマップをチェックして周囲の建物と見比べながら歩く…というのは結構めんどうなもの。Apple Watchなら曲がり角で振動してガイドしてくれるので、iPhoneとにらめっこすることなく、お散歩気分で目的地にたどり着けます。もし、この機能が電車の乗り換えにも対応してくれたら、都市生活者にはとっても快適ですよね。
ただ、このガイドを含め、今のところ多くのApple Watchの機能はiPhoneとの連携です。つまりバッグやポケットにiPhoneが入っていることが前提。でも、スマートフォンの大型化がトレンドの今、大きなiPhone 6 Plusなんかを事あるごとに取り出す必要がなくなるだけでも、かなりストレスフリーじゃないでしょうか? そしていつかはApple Watchだけですべてが完結するようになるのかも…。
あ、でも、音楽はBluetooth対応のイヤフォンがあればiPhoneを持っていなくても聴けるらしいですよ。ジョギング中、ポケットに大きなiPhoneを入れておくのが不安だった人には朗報ですね!
番外編
ELLEやVOGUEなどファッション誌でも特集されているApple Watch。「バーバリー的」とルックス評価も高く、ファッションアイコンにさえなりそうな予感です。そういえばこの秋冬はノームコア(ギズ読者にわかりやすく言うと、スティーブ・ジョブズみたいなファッションのこと)もトレンドになったし、ファッション界でもアップルらしいデザインはブームになりつつあるんでしょうか。もしかしてApple Watchは、女性にもヒットするんじゃ…?
でもそんなに女性は甘くないのかもしれません。やっぱりファッションアイテムとしてだけではなくて、これまでのガジェットにはなかったような、女性の心をくすぐる機能がついてないと。例えば、女性の悩みは「時間がない」でも「キレイになりたい」けど「食べ放題に行きたい!」。これをApple Watchが見事解決してくれるなら、大ヒット間違いなし、なんですけどね…。
ともあれ、わたしの妄想する、完全な三種の神器フリーになるまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、今回発表されるであろうApple Watchは、初代です。iPhoneやiPodなど、アップルの名立たる製品たちも、初代では苦戦を強いられてきました。でも彼らは着実にわたしたちの生活をよりよいものにしてきましたし、今ではなくてはならない相棒です。Apple Watchもいつかはそんなテクノロジーに成長することをワクワクしながら待ちたいですね!
image by aradaphotography / Shutterstock.com
(斎藤真琴)