鳥取砂丘がPokemon GOプレイヤーの注目を集めている。砂丘内に大量のポケストップとジムがあり、ポケモンが多数現れる“ポケモンの巣”なのだ。これに気づいた鳥取県は、砂丘を「スナホ・ゲーム解放区」にすると宣言し、観光誘致に活用し始めている。
砂丘のポケストップの元になったのは、Pokemon GO開発元でもある米Nianticのゲーム「Ingress」の「ポータル」だ。現実世界の名所・旧跡などに設定されており、Ingressプレイヤー(エージェント)ならかつては誰でも申請できた。Ingressのアプリから旧跡などの写真を撮影し、位置情報とともに申請、Nianticが承認すれば、ポータルが設置される――という流れだ。
鳥取砂丘内では、砂の移動を調べるための「調査杭」が100メートルごとに置かれており、その多くがポータルになっている。総数は110。うち8割は、たった1人のエージェントが3日かけて砂丘を歩いて申請し、設定されたもので、「鳥取砂丘でポケモンGOをする者は彼に感謝すべき」――こんなツイートも話題になった。
そのエージェントとは、鳥取県に住む男性、katopsさんだ。katopsさんに、鳥取砂丘のポータル申請の苦労や、Pokemon GOフィーバーへの感想、Ingressの魅力を聞いた。
――鳥取砂丘のポータルのうち、katopsさんが申請されたものはいくつありますか?
鳥取砂丘の調査杭で、ポータルになっているものが110、そのうち私の申請分が87となります。私が申請を始めた時点では、砂丘の東側でJ列やK列といった比較的観光客の多い地点が申請されてポータルになっていたと思います。
――砂丘で大量のポータルを申請されたのはなぜですか?
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