CESでもPCパーツは忘れずに──最新チップセット搭載マザーとGF100にがぶり寄り2010 International CES(1/2 ページ)

» 2010年01月15日 20時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

Ibex Peakに隠れてAMD未発表チップセットマザーも

 International CESでは、「有力なノートPCベンダー」として大規模な展示ブースを設けていたASUSとMSIだが、PC USER的には「有力なPCパーツベンダー」という側面も忘れたくない。両社のブースは、Arrandale&CalpellaやPine Trail-Mを採用したノートPCで埋め尽くされていたが、最新チップセットを搭載したマザーボードも展示されていた。ここでは、それら[最新|未発表]チップセット搭載のマザーボードと、オリジナルデザインのグラフィックスカードシリーズを紹介しよう。

ASUS

Intel X58 Express搭載、USB 3.0、Serial ATA 3.0サポートの「P6X58D Premium」は、ASUSのマザーボードラインアップの最上位モデルの1つだ(写真=左)。Intel Q57 Expressを搭載したmicroATXフォームファクタの「P7Q57-M DO」の対応メモリはDDR3 1333までとなっている(写真=中央)。「P7H57D-V EVO」はIntel H57 Expressを搭載する。こちらもUSB 3.0とSerial ATA 3.0が利用できる(写真=右)

Intel H55 Expressを搭載する「P5H55D-M EVO」は、microATXフォームファクタを採用。メモリはASUS独自のオーバークロック機能でDDR3 2133まで対応する(写真=左)。さりげなく展示されていた「M4A89GTD PRO」は展示されていた唯一のAMDプラットフォームマザーボード。型番から推測するにAMDの「AMD 890番台」チップセットを搭載すると思われるが、詳細は不明(写真=中央)。デュアルコアの“Pine View-D”Atom D510を搭載したPine Trail-Dマザーボード「AT5NM10-I」(写真=右)

「Maximus III Extreme」にEAH5870を4枚差したCrossFireXを構築し、マザーボードと接続したノートPCでオーバークロックソフトウェア群で制御するデモも行われていた

ノートPCについては、CESの開幕に先立って行ったASUS PressConferenceでも紹介されていたが、それ以外でも、USB 3.0対応インタフェースを搭載した「N61Jv」が展示ブースで公開された(写真=左)。そのN61Jvでデバイスマネージャーを確認してみる。USB 3.0コントローラはNEC製のチップを実装していた(写真=右)

MSI

MSIのブースでもIbex Peakマザーボードが展示されていた。Intel H55 Expressを搭載する「H55-GD65」は、メモリスロットが4基、グラフィックスカードを差せるPCI Express x16スロットを2基搭載する(写真=左)。Intel H57 Expressを搭載した「H57M-ED65」は、microATXマザーボードながら、PCI Express x16スロットを2基搭載し、「OC Genie」対応、オンボードに「Easy Button」「Direct OC Button」を備えるなど、パワーユーザー向けの機能を用意する(写真=右)
「P55-GD85」はIntel P55 Expressチップセットを搭載していながら、USB 3.0とSerial ATA 3.0に対応したMSIマザーボードでは最上位のモデルになる(写真=左)。「890FX-GD70」は、型番からすると「AMD 890FX」というチップセットを搭載していそうな雰囲気だが、展示されていた資料にそれを裏付ける情報は記載されていなかった。AM3対応、USB 3.0とSerial ATA 3.0が利用可能といった仕様のほか、PCI Express x16スロットを6基備える強烈な構成であることは、展示されていたボードからうかがい知れる(写真=右)

MSIのブースでは、グラフィックスカードでも注目したい展示があった。Cycloneシリーズでは、Radeon HD 5850を搭載した「R5850 Cyclone」が披露されたほか、日本市場では、GeForceシリーズでのみ確認されているLightningシリーズにRadeon HD 5870を搭載する「R5870 Lightning」が展示されていた(写真=右)

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