6月30日、テックワンは都内の会場で発表会を開催し、中国のOne-Netbook Technologyが開発する超小型PC「OneGX1」を8月中旬に発売することを発表した。予約は既に同社の直販ストアで開始されている。本体価格は8万9800円〜(税別、以下同)で、LTEモデルも用意される。価格とスペックは以下の通りだ。本体カラーはライトグリーンのみとなる。
OneGX1シリーズの主なスペック | ||||
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型番 | ONEGX1J-G2 | ONEGX1J-G2L(LTEモデル) | NEGX1J-G5 | NEGX1J-G5L(LTEモデル) |
CPU | Core i5-10210Y(4コア8スレッド、1.0GHz〜4.0GHz) | |||
GPU | Intel UHD Graphics 615 | |||
メモリ | 8GB | 16GB | ||
SSD | 256GB | 512GB | ||
ディスプレイ | 7型IPS方式(10点マルチタッチ対応) | |||
画面解像度 | 1920×1200ピクセル(323PPI) | |||
無線LAN | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 | |||
LTE(nanoSIM) | − | ○ | − | ○ |
ボディーサイズ | 約173(幅)×136(奥行き)×21(厚さ)mm | |||
重量 | 約625g | 約645g | 約625g | 約645g |
OS | Windows 10 Home(64bit) | |||
直販価格(税別) | 8万9800円 | 9万9800円 | 10万8800円 | 11万6800円 |
OneGX1の最大の特徴は、ボディーの左右に装着可能なコントローラーが、Nintendo Switchのように分離して使えることにある。これにより、超小型PCとしてのコンパクトさを損なわず、ゲーミングノートPCとしても利用できるというわけだ。発表会でもテックワンの代表取締役である中林秀仁氏とタレントの十束おとはさん(フィロソフィーのダンス)が、「ファイナルファイト」をOneGX1で一緒にプレイするデモも行われた。
なお、コントローラーは別売(4800円)となるが、予約購入すると無料でプレゼントされる。この他、同社の直販ストアでの予約の場合、専用のキャリングケースと、microHDMI変換ケーブルもプレゼントされる。
ちなみに2048段階の筆圧検知に対応したペンはオプション(2500円)で、OneMix 1Sや2Sのペンと共通のものだ。
OneGX1の本体は、航空機にも使われるアルミニウム合金CNC削り出しボディーを使用しており、触った感触がとても心地よい。排熱構造も考えられており、2つのファンで排熱するので、膝の上に置いてゲームをしても熱くならないという。
ファンコントロールは静音、オート、最大の3つのモードが用意されており、キーで切り替えられる。12000mAhの容量を持つバッテリーを内蔵し、JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0で約12時間の駆動を実現している。気軽に持ち出して、カジュアルにゲームを楽しめるだろう。
OneGx1は、キーボードに日本語106/109配列のキーボードを採用する。ゲームプレイに使う「WASD」のキーは目立つようにデザインされているのに加え、キーはRGB LED対応で、ゲーミングノートPCらしく七色に光る。キーレイアウトは、Twitterを使った公募を踏まえて開発したものとのことだ。
ゲーミングノートPCとして気になるのは、グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel HUD Graphics 615だけであることだ。ただ、バリバリの3Dゲームを楽しめるのは厳しいが、「リーグ・オブ・レジェンド」程度の軽いゲームならばプレイすることは可能だろう。十束さんは「HALO 2」をプレイしたそうだが、「FPSがこんなに小さなPCでできるのはびっくりした」と語っていた。
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