11月21日、中国One-Netbook Technologyの国内販売代理店となるテックワンが発表会を開き、超小型PC「OneMix3 Pro」をお披露目した。価格は税別12万8000円で、国内での予約販売は11月21日から開始、発売は12月23日の予定だ。
実機の展示をヨドバシカメラやビックカメラの一部店頭で行う他、公式のOne-Netbookストアを始め、ヨドバシ・ドット・コムやビックカメラ.com、Amazon.co.jpといったWebサイトでも販売を行う。
東京都内で行われた発表会では、中国深センにあるOne-Netbook Technologyのジャック(Jack Wang)社長とジェイソン(Jason Zeng)副社長が来日し、新モデルへの意気込みを語った。
ジャック社長は第10世代Coreプロセッサ搭載のOneMix3 Proについて、「当社の強みは自社工場を持ち、独自の開発チームを持っているだけでなく、Intelとの強力なパートナーシップを続けていることにもある。第8世代Coreの採用から始まり、今回は第10世代Core i5を採用した世界最小のクアッドコアPCをいち早く発表できた」と自信を示した。
また、「中国では、イメージキャラクターにルイス・クー氏を採用したり、トップアイドルを使った販促活動も行ったり、実機に振れられる場所も増やしている」とアピールした。
続いてジェイソン副社長が新モデルの説明を行った。「新モデルは第10世代Coreプロセッサを搭載することで、小型ながら高い性能を備えているだけでなく、高い拡張性も維持している。4コア8スレッドのCPU(TDP 7W)の発熱問題には手こずったが、ヒンジの部分を最適化することで液晶ディスプレイの開閉を前モデルよりもスムーズにするなど細かな部分でも手を加えている」と説明。
「中国以外では、ここ日本が最大の市場になるので、私たちの最大限の誠意を示したく新たに日本語キーボードを独自に採用した。OneMix3 Proはブラックモデル以外にもカラーバリエーションとして、赤色のKoi Editionも発売する。赤は中国で幸せを祝う色であり、日本では縁起がいい色なので採用した。こちらは2020年にリリースする予定だ」と述べた。
OneMix3 Proの主なスペック | ||
---|---|---|
エディション | OneMix3 Pro(ブラック) | Koi Edition |
CPU | Core i5-10210Y(1.0GHz〜4.0GHz、TDP 7W) | |
コア数 | 4コア8スレッド | |
メモリ | 16GB(DDR3) | |
ストレージ | 512GB(PCIe) | |
GPU | Intel HD Graphics(CPU内蔵) | |
液晶ディスプレイ | マルチタッチ対応8.4型(ゴリラガラス4) | |
画面解像度 | 2560×1600ピクセル(358ppi) | |
拡張端子 | USB 3.1(Type-C、PD 2.0対応)×1、USB 3.0(Type-A)×1、Micro HDMI×1、MicroSDカードスロット(256GBまで、A2非対応)、3.5mmヘッドフォン兼マイク | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | |
ペン | 4096段階の筆圧検知(Surface互換) | |
OS | 64ビット版Windows 10 Home(1903) | |
バッテリー容量 | 8600mAh | |
バッテリー駆動時間 | 6〜8時間 | |
ボディーサイズ | 204(幅)×129(奥行き)×14.9(厚さ)mm | |
重量 | 約659g | |
付属品 | ACアダプター(12V 2.5A)、USBケーブル(Type-C→Type-C)、日本語マニュアル | |
価格(税別) | 12万8000円 | |
続いては、国内モデルの販売状況やターゲットなどを見ていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.