第97回選抜高校野球大会の出場校が発表された選考委員会総会=24日、大阪市

 大阪勢が選抜大会に出場できないのは第4回大会以来、98年ぶりとなった。甲子園大会で優勝実績のある履正社、大阪桐蔭が昨秋の近畿大会1回戦で敗退。大阪大会3位から近畿8強入りした大院大高に選出の可能性があったが、吉報は届かず補欠にとどまった。辻盛監督は「残念。大阪がゼロになったのは大変申し訳ない」と責任を背負い込むように口を開いた。

 2017年選抜大会では大阪桐蔭と履正社の決勝が実現。都道府県別で春夏とも甲子園大会最多優勝回数を誇る大阪の選手の勇姿は、今春の聖地で見られなくなった。日本高野連の宝会長は「大阪の方はショックを受けていると思うが、そういうこともある。それが選抜大会」と話した。