JR貨物、イオン専用列車を運行
日本貨物鉄道(JR貨物)は14日、イオンに納める荷物を運ぶ専用列車「イオン号」の運行を始めた。アサヒビールやネスレ日本などイオンと取引のある4社が、年末年始に販売が増える商品を運ぶ。1回の運行で12フィートコンテナ120本が運べ、東京と大阪の貨物駅を14日と21日にそれぞれ1往復する。
専用列車を使った複数の荷主による共同輸送はJR貨物では初めて。トラック輸送を鉄道などで代替する「モーダルシフト」を推進する。
出発式でJR貨物の石田忠正会長は「イオン号の汽笛はモーダルシフトの本格始動を告げる号砲になる」と話した。イオンの岡田元也社長は「お客様のエコへの関心は高く、鉄道貨物の活用は大きな可能性を秘めている」と述べた。