台湾「流通王」、スーパーを変革 全聯実業の徐総裁
台湾の「流通王」がスーパー改革に挑む。台湾にコンビニエンスストアを持ち込んだ徐重仁氏。2014年にスーパー最大手の全聯実業総裁に就き、日本流を取り入れながら新たな店作りのすべを探る。手薄だった都市部で生鮮品や総菜の品ぞろえを強化した新型店を積極出店。17年には現在より2割多い1千店舗の体制を目指す。伝統的な市場が庶民の台所として親しまれる台湾で進む新たな流通革命を徐氏の発言から読み解く。
日本や米国はスーパーの後にコンビニが発展した。台湾はコンビニが先に広がった。今やコンビニの店舗数は1万店超。非常に成熟した市場となった。だが、スーパーはまだ伸びしろが大きい。第2の流通革命をスーパーでやりたい...
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