米ドクターペッパーの1~3月、純利益4%増
【ニューヨーク=西邨紘子】米清涼飲料業界3位のドクターペッパー・スナップル・グループが24日発表した1~3月期決算は、純利益が前年同期比4%増の1億600万ドルだった。1株利益は0.51ドルで、前年同期の0.48ドルを上回った。特別損益を除いた実質的な1株利益は0.53ドルで、市場の予想(0.46ドル程度)を上回った。
売上高は1%増の13億8000万ドル。主力の北米で炭酸飲料の販売が振るわなかったが、製品の値上げで補った。生産効率を高めて増益を確保した。
13年通期の業績見通しは、売上高で前期比3%増とした前回の予想を据え置いた。同社は「セブンアップ」や「カナダ・ドライ」など傘下の主力製品からカロリーを低く抑えた新商品を近く発売する。試験的に販売している地域では「好調な滑り出し」(ラリー・ヤング最高経営責任者)といい、炭酸飲料のテコ入れ効果を見込んでいる。